2021年筑波大学付属中学校の中学入試で出題された本『スイマー』は、小中学生が時間が限られた朝読書の本として読むのにぴったりの本か?おすすめ本か?を検証してみます。
また実際の中学入試ではどのシーンが出題されたのかも調べていますよ。
『スイマー』は、小学6年生の男の子4人が水泳のメドレーリレーに挑戦する青春物語です。
せっかく読むなら中学入試に出題された本を読んでみよう!
『スイマー』朝読書におすすめか?
『スイマー』は、小学高学年・中学生の朝読書におすすめかを検証してみるわよ
『スイマー』は、小中学生の朝読書におすすめかを検証してみます。
<Q1>小学高学年・中学生でも1冊丸ごと読める?
<A>読めます
【理由】ルビがあり、読みやすいです。小学高学年生から楽しんで読めます。
<Q2>読んだ後どんな気分になる本?
<A>元気になれる おもしろい ワクワクドキドキ
<Q3>どんな小学高学年・中学生おすすめしたい?
●家族に悩みがある子ども
●スポーツが好きな子ども
●読書に慣れていない子ども
<Q4>朝読書におすすめ度数は?
3段階【1.難しい 2.挑戦してみて 3.ピッタリ】のうち
「2.挑戦してみて」
【理由】かなり長めの長編小説なので短時間で区切り良く読むのが難しいけれど、水泳に夢中になる男の子たちのワクワクさが伝わってきて一気に読めちゃうはずです。
『スイマー』は、小学高学年・中学生で十分に読めます。
長編小説なので細かく区切りながら読むことになりますが、ぜひ朝読書を利用して読んでみてほしい本です。
『スイマー』のあらすじ
『スイマー』はどんな本なのかを詳しく紹介するわよ
ポイント①著者
高田 由紀子さん
日本のライトノベル作家、児童文学作家。2016年、『まんぷく寺でまってます』でデビュー、2019年、『君だけのシネマ』で第5回児童ペン賞少年小説賞を受賞している。
ポイント②物語の形式
長編物語(359ページ)
ポイント③主人公
小学6年生向井航くん
小さなころから水泳にうちこんでいたが、ある事件をきっかけに泳ぐことをやめてしまっている
ポイント④物語のテーマ
友情・祖父母・親子
ポイント⑤出版年
単行本:2020年7月
【出版社のあらすじより】
向井航、小学六年生。東京の強豪スイミングクラブで、速くなることだけを目指して打ち込んできたが、ある日を境に挫折し水泳から遠ざかっていた。そんなとき、引っ越した佐渡で出会った同級生の海人・信司・龍之介の三人は、地元のプール存続のため、航を水泳に誘ってくるが……。
荒ぶる十代の熱が水の中を疾走する、佐渡が舞台のガチ青春競泳小説!
タイプの違う4人がお互いを認め合って無謀ともいえる試合に挑戦する姿は青春そのもの!
お互いがお互いを刺激し合って、よい方向へむかっていくチームならではの楽しさが全開でした。
人生はいいことばかりじゃないし、どうにもならないことも多い。
けれど、チームで挑戦したことや協力しあったこと、喧嘩をしたことは人生に光るなにかを残してくれるんだと4人の男子は教えてくれます。
あ~!青春っていいな。
『スイマー』中学入試での出題箇所は?
2021年に筑波大学付属中学校の入試で出題された箇所を調べてみました。
オレ様系男子の龍之介が失敗するシーンが出題されていたわ
①2021年 筑波大学付属中学校
出題箇所「水泳大会で龍之介がフライングをして落ち込むシーン」
くやしいわよね
でも、努力してきたことが実を結ぶとは限らない
人生ってそんなものなのよ
『スイマー』まとめ
『スイマー』は、友情が一番大事と思える年代の小学高学年・中学生が朝読書の時間に挑戦して読んでほしい本です。
長編物語なので、短い時間で読むと日数はかかってしまいますが、内容がおもしろいので飽きることなく読みきれます。
ふだん読書をしない子どもや、読書が苦手の子どもでも、ドラマのように試合までいろんなことが起きてハラハラドキドキしながら読めます。
毎日が退屈だな~と思っている子どもたちにこそ、ぜひ読んでほしいな。
決して恵まれた環境にいるわけではない子どもたちが、懸命にがんばるの
応援したくなっちゃうわよ
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