※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

『笹森くんのスカート』神戸遥真 小学高学年・中学生の朝読書・感想文用におすすめ本

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

中学入試(2021年女子美術大学付属中学校)で出題された本『ぼくのまつり縫い』を書いている、神戸遥真さんの本『笹森くんのスカート』を紹介します。

クラスの人気者男子笹森くんが突然スカートをはいて登校してきた!
笹森くんの行動に驚く笹森くんのクラスメイトたちの物語です。

笹森くんには驚くし、何があったか気になるけれど、それよりなにより、自分の悩みの方が大きくて精一杯の彼、彼女たち。

人には言いにくい、外からはわかりにくい、本人以外にはうらやましいとも思われるような悩みを抱えたら、どうしますか?

感想文の読書や、朝読書の時間にぜひ読んでほしい本です。

『笹森くんのスカート』は朝読書におすすめ

『笹森くんのスカート』は小学高学年・中学生の朝読書におすすめかを検証してみるわよ

<Q1>小学高学年・中学生でも1冊丸ごと読める?

<A>読めます
【理由】連作短編になっているので読みやすく、小学高学年生から読めます。

<Q2>読んだ後どんな気分になる本?

<A>さわやか 元気になれる おもしろい

<Q3>どんな小学高学年・中学生おすすめしたい?

●学校生活・行事が好きな小学高学年・中学生
●多様性に興味がある小学高学年・中学生
●自分自身に悩みのある小学高学年・中学生

<Q4>朝読書におすすめ度数は?

3段階【1.難しい 2.挑戦してみて 3.ピッタリ】のうち「3.ピッタリ」

【理由】
クラスメイトたちが順番に主人公になる連作短編集なので、読みやすい内容の本です。
短編物語の内容、登場人物が絡み合い、それぞれの考え方や想いが交差するのがおもしろいです。

『笹森くんのスカート』は、小学高学年・中学生の朝読書におすすめの本よ

『笹森くんのスカート』読書感想文のテーマ

『笹森くんのスカート』は読書感想文が書きやすい本よ

読書感想文を書くときにテーマになりそうなものを選んでみました。

  • 自分に似たクラスメイトはいた?
  • 好きな登場人物は?苦手な登場人物は?
  • 異性ぽいファッション・髪型についてどう思う?
  • スカートをはいてきた笹森くんが自分の友達だったら?

自分なりに感想文が書きやすいテーマを選んでみてね

『笹森くんのスカート』はこんな本

【著者】神戸遥真
【出版社】講談社
*難しい漢字ルビあり

  • 主人公:高校1年生のクラスメイトたち
  • 連作短編集
  • 本の長さ:168ページ
  • テーマ:友情・多様性・成長
  • 作者は神戸遥真さん(2021年女子美術大学付属中学校の中学入試で出題された本『ぼくのまつり縫い』を書いている)

短編1「ぼくもわかるよ」篠原智也
汗かきが悩みの大人しい男子

短編2「きみなら話せる」西原文乃
アニメ声と普通じゃない家族が悩み女子

「制服が変わったからって、笹森くん本人が変わるってわけでもないしね」 
文乃ちゃんの言葉

短編3「胸の内リスト」細野未羽
太り気味が悩み、面食い恋愛体質の女子

「学校じゃ、綺麗ごとしか教えてくれない。人はみな平等。人は見た目じゃない。そんなの、現実じゃ大噓だっていうのに。」
細野さんの言葉

短編4「偽装したいもの」遠山一花
世間的に美人顔が悩み女子

短編5「理由は要らない」笹森宏
高身長で爽やかなイケメン 2学期からスカートをはいて登校している男子

「ありのままでよしとしてくれる誰かがいてくれるのって、ありがたい」
笹森くんの言葉

笹森くんがスカートをはいてきたのは、だれかの気持ちを理解するため。でも理由がわからないクラスメイトたちは、なんだか笹森くんに気を遣ってしまう。

まあ、当たり前よね。ここで、「なんでスカートなの?」と直接ズバリ聞くのはけっこう勇気がいるし、難しい気がするし。

クラスメイトたちは笹森くんが気になるし心配だけど、彼ら自身もそれぞれの悩みを抱えていて、そちらの方がずっと大変なの。

他の人や大人からすると「うらやましい」「そんなこと」と思うような悩みを抱えるのは、青春にはつきもの。

そんな悩みをその人の「良さ」としてを認めてくれる人が登場するのがこの本の魅力。

「イヤだった自分」が、だれかに認められることで「愛しい自分」になれるはず!

自分らしさを大事にできる人、だれかの自分らしさを認められる人でありたいと思う本だったわ。

【出版社のあらすじより】

ーーー我が校では、今年度からジェンダーフリー制服を導入しまして……。

笹森くんは制服にスカートを選んだ、ということ?
笹森くんのすらりとした引きしまった長い脚が、今日はまた一段と際立っていた。
笹森くんが、ひだの均等なスカートを穿いていたから。
教室の入り口でそれに気が付いたぼくは、ゆっくりと二度瞬きした。・・・篠原智也
夏休みあけ、いきなりスカートで登校をはじめた笹森くんをめぐる4人の物語。

『笹森くんのスカート』まとめ

【中学入試出題本『ぼくのまつり縫い』の作家】神戸遥真さんの本『笹森くんのスカート』を紹介しました。

『笹森くんのスカート』は、小学高学年・中学生の朝読書で読む本としても、読書感想文を書く本としてもおすすめです。

クラスメイトたちが順番に主人公になるタイプの連作短編集は、いろんな人たちが絡み合い登場するおもしろさがあります。
本を読みなれていない子どもでも読みやすい本なので、ぜひ読んでみてくださいね。

今回紹介した本『笹森くんのスカート』はこちら

神戸遥真さんの著作、2021年女子美術大学付属中学校の中学入試で出題された本『ぼくのまつり縫い』はこちら

コメント