テストにも役立つような物語で、かつ、おもしろい本を読みたいなと思っている小学生に教えちゃいます。
2023年度私立中学校の中学入試(1冊だけ高校入試で出題)で出題された本から、明日からの朝読書タイムに読みたくなる本を選んでみました。
せっかく読むなら、おもしろくて、試験にも出ちゃうような本を読んでみませんか?
せっかく本を読むなら、入試に出た本を読んでみませんか?
このブログでは、中学入試・高校入試で出題された本のなかから選んでいます。
なぜなら……。

中学・高校受験出題本はとにかくおもしろい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。
『ひみつの犬』
【著者】岩瀬成子
【出版社】岩崎書店
これといった正解のない問題にぶつかり始める、と思ったことがある人におすすめ
児童書だからといって、みんながいい人で、ピュアな物語ではない!
なんだかイヤな大人、悩める大人もでてきます。
- 長編小説
- 主人公:小学5年生の羽美ちゃん お姉ちゃんがいる 毎日全身黒づくめの服を着ている
- 友達や先生、姉、母親、父親、近所の大人たちを通して、いろんなことを考えちゃう哲学的な内容を含む少女の成長物語
- 私の感想:親切や、優しさ、正しいこと、頑張ることって何だろう? 友達への親切や優しさって自己満足なのかな?
- 2023年、女子御三家といわれる桜蔭中学校の中学入試で出題された
『アンナの土星』
【著者】益田ミリ
【出版社】KADOKAWA
「自分ってなんのとりえもなく普通だよな」「自分ってちっぽけだな~」と思っている人におすすめ
もしかしたら隣の席の子も「自分ってちっぽけだな~」って思っているかもと、朝読書の時間が楽しめます。
- 連作短編小説
- 文庫本あり
- 主人公:両親と大学生のお兄ちゃん(天文オタク)と暮らす中学生、14歳のアンナちゃん
- 楽しい友達との時間、クラスでのいじめ、自信の無さ、学校生活の窮屈さなど、14歳のリアルな中学生活青春物語
- 天文オタクのお兄ちゃんのアドバイス、宇宙のウンチクがナイス!
- 私の感想:前向きになれる 何でもない普通の自分が愛おしくなる 特別じゃなくても、普通に生きていたって生きているんだ!
- 2023年、埼玉栄中学校(1回目)の中学入試で出題された
『太陽と月 サッカーという名の夢』
【著者】はらだみずき
【出版社】小学館
サッカー、スポーツが好きな人におすすめ
主人公と一緒にサッカーの強化選手の合宿に参加している気分になれる、ハラハラドキドキの朝読書タイムが過ごせます。
- 長編小説
- 主人公:サッカーのクラブチームに入っている月人くん、小学6年生。体が大きく身体的に恵まれている
- まったく自分に自信のない少年が、サッカー合宿を通して、ライバルがいるから負けたくないから頑張れるし、自分の力を信じてみようと前向きになる、仲間とともに成長していく青春物語であり、ライバルへの尊敬をも教えてくれる、爽やかなサッカー物語
- おじいちゃんのアドバイスがナイス!
- 私の感想:前向きになれる 自分の良いところを探して自分自身を見つめなおしたくなる ライバルっていいな
- 続編があります!
- 2023年、長崎県の県立高校の入試問題で出題された
『ココロノナカノノノ』
【著者】戸森しるこ
【出版社】光村図書出版
大人にならなくちゃなと思っている人におすすめ
小学生の君たちも、楽しいことくやしいこと、かなしいこと、今日もいろんなことがあるだろうけれど、朝の読書タイムだけでも、本の世界に没頭してみて。
- 母の妊娠経過とともに物語がすすむ長編小説
- 主人公:生まれる前に双子の妹・野乃(のの)を亡くした寧音(ねね)、 中学1年生
- 新しい命と、ずっと心の拠り所としてきた双子の片割れ野乃(イマジナリーフレンド)とともに、楽しいだけじゃない中学生活をサバイバルする少女の成長物語
- 私の感想:大事なものの順番が変わって人って大人になっていくんだな 中学生だって生きるのにたいへんなんだ 命について考えちゃうな
- 2023年、香蘭女学校中等科、洗足学園中学校の中学入試で出題された
『マイブラザー』
【著者】草野たき
【出版社】ポプラ社
自分はどう生きたいのか?どうしたいのか?モヤモヤしている人におすすめ
モヤモヤしているのは自分だけじゃないとわかるだけでも、ちょっと安心できると思いませんか?
朝読書タイムにキョロキョロしながら、モヤモヤ仲間を探したくなる本です。
- 長編小説
- 主人公:家庭の事情で中学の受験を諦めた(親のせいにして中学受験から逃げてしまった?)中学2年生・海斗 暇になった時間で弟の世話をしている
- 親との関係がこじれ、友達とも距離を置いてしまいがちだし、自分の生き方もこじれている、とにかくモヤモヤしている少年の成長物語
- 私の感想:親だって人間 話してみないと分からないこともある 自分の生き方は自分で決めよう
- 2023年、佐久長聖中学校、成城中学校の中学入試で出題
『車夫』
【著者】いとうみく
【出版社】小峰書店
すごい困難にぶつかった!
でも、負けない強い気持ちになりたい人におすすめ
人それぞれの人生を疑似体験しながら、朝読書の時間から、メラメラとやる気がでてくるはずです。
- 連作短編小説
- 文庫本あり
- 主人公:浅草で人力車をひく17歳の少年
- 車夫という人力車をこぐ少年と、人力車を利用するお客さんの人生いろいろが見えてくる、人生物語
- 私の感想:人生いろいろ 自分の人生は自分で切り開くほかないと前向きになれる 感動
- 2023年、城西大学付属城西中学校(2回目)の中学入試で出題
『すこしずつの親友』
【著者】森埜こみち
【出版社】講談社
親友がいないと悩んでいる人におすすめの本
「あの子と親友になりたいな」と思いながら、朝読書をしているあなたの考え方をガツンと変えてくれます。
世界は学校のなかよりも、もっともっと広いんです!
- 長編小説(連作短編集としても読める)
- 主人公:中学生の少女
- 「自分が困った時こそ親友はみえてくる」親友の概念を覆す!成長物語であり、世界の旅行物語
- 親友をつくる方法(笑顔であいさつしましょう、お揃いのモノを持ってみようとか)が書かれているわけではありません。
- 私の感想:世界って広い 親友ってなんぞや 一瞬一瞬の心に触れ合いってステキだな 「今」を大切に生きたい
- 2023年、栄東中学校の中学入試で出題された
『晴れた日は図書館へいこう』
【著者】緑川 聖司
【出版社】ポプラ社
【文庫本発売】2013年
本好きの人におすすめの本
本にかくされたミステリーに挑戦しながら、楽しくて心温まる朝読書タイムが過ごせます。
- 連作短編小説
- 文庫本あり
- 主人公:小学5年生の茅野しおり 雲峰市立図書館へ通うことが日課
- 図書館を舞台にしたちょっとしたミステリーを解決することで、なぜか心が温かくなる物語
- 私の感想:本にもいろんな人生、いや本生があるんだな~
- 2023年、青山学院中等部の中学入試で出題
『ブレーメン通りのふたご』
【著者】蓼内明子
【出版社】フレーベル館
【発売年】2022年
つらい出来事にぶつかっている人におすすめの本
双子って不思議なんですよね。
クラスに双子ちゃんがいたら、もしあなたが双子ちゃんだったら、ぜひぜひおすすめの本です。
- 長編小説
- 主人公:小学5年生の双子の姉妹、槇と桂
- 偶然出会ったおばあちゃん二人に教わる双子の生き方は、辛いことも楽しいことも分かち合えること!前向きになれる成長物語
- 私の感想:前向きになれる 悲しさを乗り越える 心が温まり優しい気持ちになる 双子だからいいこともイヤなこともあるんだな~と、双子ちゃんの気持ちがわかる
- 2023年、共立女子第二中学校の中学入試で出題
『小さな宇宙の扉の前で』
【著者】いとうみく
【出版社】童心社
【発売年】2022年
クラスメイトや友達と比べて「自分ってダメだな~」と自信がない人におすすめの本
朝読書タイムを一緒に過ごしているクラスメイトたちも自分と同じようかも。
クラスメイトたちは、今何を考えているんだろうか?何か悩んでいるんだろうか?と気になってしまいます。
- 連作短編集
- 主人公:小学6年生の細川糸子と、クラスメイトの町田良子、坂巻まみ、滝島径介、日野恵
- クラスメイトたちにはそれぞれ悩みがある。ひょうきんな人、できる人だって、それぞれ悩みを抱え、自信が無かったりする、人生いろいろ&成長物語
- 『糸子の体重計』の続編
- 私の感想:元気になれる 自分が好きになれるかも 悩んでいる自分も含めてもっと自分を認めてあげたくなる
- 2023年、山脇中学校の中学入試で出題
『わたしのあのこ あのこのわたし』
【著者】岩瀬成子
【出版社】PHP出版社
【本発売年】2021年
「友達関係ってたいへん」と思っている人におすすめの本
完璧な人なんていないし、自分だって完璧じゃない!
友達を愛おしく思いながら、同時に自分自身にやさしくなれる本です。
- 連作短編小説(二人が交互に主人公になる)
- 主人公:小学5年生の秋ちゃんと香衣ちゃん
- 思春期の友達同士って難しい!繊細で壊れやすいけれど、絆が深まれば固く強くなる、友情&成長小説
- 私の感想:やっぱり友達って難しい 思春期ってナイーブ 自分のほんとうの気持ちって何だろう? 「自分に甘く、人に厳しい」自分がイヤになっちゃうのは自分だけじゃない
- 2023年、大妻多摩中学校の中学入試で出題
『向かい風で飛べ!』
【著者】乾ルカ
【出版社】中央公論新社
【文庫本発売】2016年
スポーツが好きな人におすすめの本
スポーツがおしえてくれる友情、ライバル、家族の愛情、感動などなどが一気に味わえる本です。
机の前にすわっているだけで、心も体も運動しているような朝読書タイムを過ごせます。
- 長編小説
- 主人公:小学校から中学生になる、さつきちゃん
- スキージャンプを通して成長する少女の青春、それを見守る親や大人たちの愛情、そして仲間との友情がおりまじった感動スポーツ物語
- 私の感想:おもしろい 感動 順風満帆なことばかりじゃないし、理不尽なこともあるけれど、それでもおもしろくて、楽しくて、夢中になっちゃうスポーツの魔力がすごい
- 2023年、大宮開成中学校の中学入試で出題
『おにのまつり』
【著者】天川栄人
【出版社】講談社
【本発売年】2022年7月
モヤモヤした気持ちを発散できない人におすすめの本
地元の行事に参加するなんてめんどくさいと思いながらも、仲間と過ごす時間の楽しさに気づくことってありませんか?
そんな経験が味わえる本です。
思いっきり踊りたい!という気持ちを抑えながら、朝読書の時間を過ごしましょう。
- 連作短編小説(主人公が変わっていく)
- 主人公:中学3年生の由良あさひ(踊り連のコーチ役)と、踊り連に参加する同級生の4人
- 悩みを抱えていても生きていかなくちゃ、ナイーブな思春期の子どもたちが”踊り”を通して成長していく友情、青春物語。
- 私の感想:青春だな~ 仲間っていいな なにかに打ち込む楽しさを味わえる
- 2023年、学習院中等部(第2回)の中学入試で出題された
『Q-A』
【著者】草野タキ
【出版社】講談社
【本発売年】2016年
悩ましい毎日にモンモンとしている人におすすめ
自分だけじゃない!となりの席の子も、前の席の子も、同じようにモンモンとしているんだろうな~と思いながら、朝読書タイムが過ごせます。
- 長編小説 Q質問、A回答の方式になっている
- 主人公:中学3年生の野崎朝子、朝子のクラスメイト
- 質問に回答することで、悩みの本質が見えてくるという物語設定が面白い、悩ましい思春期の真っ只中にいる中学3年生たちの成長・青春物語
- 私の感想:切ないこともばからしいこともある悩みって人それぞれだけど、共感できるものも多いな 思春期ってめんどくさいけれど、それが青春なんだな
- 2023年、日本女子大学付属中学校の中学入試で出題された
『サードプレイス』
【著者】ささきあり
【出版社】フレーベル館
【出版年】2020年
身近な人には言えない悩みや、自分の弱さを抱えている人におすすめ
サードプレイスってどんな場所なんでしょうか?
自分にもサードプレイスないかな?と思いながら朝読書の時間が過ごせます。
➡公的な機関じゃなくても、祖父母とか伯父や叔母など信頼できる人はいないかな?
- 連作短編小説
- 主人公:中学生の男女4人
- 友達、親子関係、成績など、思春期にありがちな悩みをもった中学生が、家でも学校でもないサードプレイスでの出会いや経験を通して成長していく物語
- 私の感想:親や先生や学校の友達に言えないことが打ち明けられる場所があり、人がいるって、ありがたいな サードプレイスに興味がわく
- 2023年、目黒日本大学中学校の中学入試で出題された
『ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館』
【著者】樫崎茜
【出版社】理論社
【本発売年】2018年
自分自身を見失っている人におすすめ
自分のことばかり考えていて、クラスメイトや周りのことを見るのを忘れていませんか?
私はクラスメイト全員の名前(フルネーム)をきちんと覚えているかな?と確認しなくちゃと思ってしまう本です。
- 連作短編小説
- 主人公:中学2年生のクラスメイト 男女4人
- 自分にしかわからない悩みを抱えた中学生が、県立博物館での一日職場体験を通して、新しい自分や、クラスメイトの今まで気づかなかった姿を知る成長物語
- 私の感想:意外な友達っていいな 博物館の仕事が楽しそう 「名前」の大切さに気づく
- 2023年、佼成学園女子中学校の中学入試で出題された
『ソノリティ』
【著者】佐藤いつ子
【出版社】KADIOKAWA
【出版年月】2022年4月
クラスに好きな人がいる人、音楽が好きな人におすすめ
クラスで目立つ人って、なんの悩みもないんだろうな~とうらやましく思っている人におすすめ本です。
クラスで人気者の人だって、成績優秀の人だって、同じ人間ですからそりゃ~いろいろあるんですよ。
歌を歌いたくなる、恋がしたくなる、朝読書の時間があっという間に過ぎていきます。
- 5つの連作短編小説(クラスメイトが順番に主人公になっていく)
- 主人公:中学1年生の早紀、涼万、キンタ、岳
- 恋も合唱も、いくら頑張っても結果がでないこともあるけれど、がんばったこそたどり着ける世界があると教えてくれる、成長・青春物語
- 私の感想:人と自分を比べてしまう自分の弱さも自分なんだと思える 恋って難しいな
- 2023年、多数の私立中学の中学入試で出題された
2023年度入試出題本 小学高学年におすすめ児童書リスト
2023年の中学入試(1冊だけ高校入試で出題)で出題された本のなかから、小学生高学年が読みやすくて、ストーリーが面白い本を厳選してみました。
せっかく読むなら、おもしろくて、試験にも出ちゃうような本を読んで朝読書タイムを充実させてくださいね。

気になる本があったら読んでみてね
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