2024年度の私立中学校入試で出題された物語のなかから、驚きの10冊を厳選してみました。
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『天下を取りにいく』
【著者】宮島未奈
【出版社】新潮社
連作短編集
閉店を控える西武大津店に毎日通い、テレビの中継に映ると言い始めた中2の女子、成瀬。
不思議ちゃん女子、成瀬の中学・高校時代の伝説とは!?
全力で我が道を突き進む成瀬あかりの青春物語。
豊島岡女子学園中学校で出題
出題短編:「ときめき広州音頭」「線がつながる」
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『おとぎのかけら新釈西洋童話集』
【著者】千早茜
【出版社】集英社
7つの短編小説集
「ヘンゼルとグレーテル」などの有名な童話を、現代の日本風にアレンジした物語。
どの作品も本来の童話をイメージどおり、どこか「毒」「闇」があり、心がひんやりする。
開成中学校で出題
出題短編:「鵺の森」
(「みにくいアヒルの子」をテーマにした物語)
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『ショートケーキ。』
【著者】坂木司
【出版社】文藝春秋社
連作短編集
同じお店の、同じ見た目、同じ味の「ショートケーキ」だけど、性別も年齢も違う彼らにとっての「ショートケーキ」。
ケーキ店で繋がる人たちには、それぞれの人生におけるショートケーキ物語がある!
高輪中学校で出題
出題短編:「ホール」
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『すきだらけのビストロ うつくしき一皿』
【著者】冬森灯
【出版社】ポプラ社
連作短編集
「芸術」のある場所に期間限定で現れるビストロが舞台になった、おいしい料理と素敵な芸術のコラボ物語。
料理と芸術は、最強の組み合わせです!
聖光学院中学校で出題
出題短編:「マエストロのプレジール」
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『リカバリー・カバヒコ』
【著者】青山美智子
【出版社】光文社
連作短編集
悩みをカバのアニマルライド「カバヒコ」に打ち明けると……。
弱った人たちが、カバヒコの力を借りながら?リカバリーしていく様子に涙したり、励まされる。
心が優しくなり、元気になれる物語。
甲陽学院中学校で出題
出題短編:「勇哉の足」
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『墨のゆらめき』
【著者】三浦しおん
【出版社】新潮社
老舗ホテルに勤める続力(ツヅキ チカラ)と、自由な書道家の遠田薫。
考え方や生き方が正反対の男ふたりが繰り広げる、笑いあり、涙ありの友情&お仕事物語。
海城中学校で出題
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『ぎょらん』
【著者】町田そのこ
【出版社】新潮社
連作短編集
人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。
それを嚙み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだというのだが……。
不気味で不思議な「ぎょらん」なのに、なぜか心が救われ、やわらぐ物語です。
成蹊中学校で出題
出題短編:「赤はこれからも」(文庫かきおろし)
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『月の立つ林で』
【著者】青山美智子
【出版社】ポプラ社
連作短編集
タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』があなたの心を癒します!
人生にちょっとお悩み中の人たちが、『ツキない話』で語られる「月」の話に心を揺さぶられ、新しい生き方に一歩踏み出していく日々の物語です
洗足学園中学校で出題
出題短編:「針金の先」
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『水車小屋のネネ』
【著者】津村 記久子
【出版社】毎日新聞出版社
1981年、理佐18歳、律8歳のふたりの姉妹は身勝手な母親から独立して、新しい土地で新しい生活を始めます。
そこで姉妹が知るのは、人のあたたかさ、やさしい人たちとの交流、人の良心。
そんな彼女たち&ネネという鳥の40年にわたる「人生って捨てたもんじゃない」と思える人生物語です。
豊島岡女子中学校で出題
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『この夏の星を見る』
【著者】辻村深月
【出版社】KADOKAWA
連作短編小説
コロナ禍で不便な生活を強いられている中学生・高校生が、全国の「天文部」の仲間たちとパソコンを通して交流する!
顔すらみたことのない彼らは、星・宇宙を通じて友情を築いていくのです。
ままならない人生のなかで、自分たちのできることを懸命に、前向きに楽しむ中高校生の青春物語です。
学習院女子中等科で出題