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【2024年版】友情・友達関係に関するおすすめ本 2020~2024年発行本より厳選した 小学高学年・中学生向け25冊

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友達との価値観の違い、友達へのライバル心、友達への嫉妬、いじめなどで心を痛める人

学生時代の悩みといえば「友達・友情」に関わるものが多いですよね

悩みが直に解決するわけじゃないけれど、本を読んで気分転換、考え方を変えてみることはできます

そこで友達・友情で悩む小学高学年・中学生向けに、2020年から2024年に発売された比較的新しい本から、友達や友情がテーマになっていて、かつ面白かった、感動した本を集めてみました

大人向けの本もありますが、小学高学年でも読書好きの子なら、どれでも読めると思います
<*小学生の子には、児童書以外の本は親が一度本を読んで内容を確認してから本を読むのをおすすめします>

面白そうな本、役立ちそうな本、自分と似た主人公の本を選んで読んでみてください

私立中学の中学入試、公立高校入試で出題された本が多くあります

読みやすさについては3段階で設定しています(あくまでも私の主観です)
(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

児童書、ヤングアダルト(YA)ブック、中学受験出題本のおもしろさにどっぷりにハマっている私が実際に読んで「いい!」と思った本を紹介しています

『この夏の星を見る』

【著者】辻村深月
【出版社】KADOKAWA
【出版年】2023年

近くに心を通わせる友達がいないと嘆く人におすすめ

  • 連作短編小説
  • 主人公
    茨城 亜紗は高校の2年生、天文部
    東京・渋谷 真宙(まひろ)は中学1年生 学校で唯一の男子
    長崎・五島列島 円華(まどか)は高校の3年生 吹奏楽部から訳あって天文部へ
  • あらすじ
    2020年の夏、コロナ禍での星空を巡る中高校生の青春物語
    顔も知らなかった中高生たちをつなぐのは、それぞれの夜空に広がる星とパソコンの画面だった!
    それまで信じ込んでいた日常の“当たり前”を徹底的に奪われていった学生たちは、「諦めること」や「我慢すること」、やりきれない思いを抱えている時だからこそ、自分たちのやれることを模索する
    そして巡り合うのは、リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たちの自作の望遠鏡で指定された星を探す〈スターキャッチコンテスト〉という名のかけがえのない大会と、その先のもう一つのイベントだ
    好きなことに夢中になる楽しさを感じ、人との繋がりに胸が熱くなる一冊
  • 友情・友達とは?
    顔すらみたことのなかった、全国各地に広がる中高校生たちの友情
  • 2024年、東京都、埼玉県、群馬県の高校入試で出題された
    2024年、中学入試でも出題されている
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『腹を空かせた勇者ども』

【著者】金原ひとみ
【出版社】河出書房新社
【出版年】2023年

友達との接し方って難しいと感じている人におすすめ

  • 長編小説 連作短編小説としても読める
  • 主人公
    明るいキャラクターの女の子(中学生から高校生になる)
  • あらすじ
    いろんな友達と関われば関わり、友達関係から学び成長する青春物語
    ごく普通の少女が、友達や家族との関りを通して成長していく
    青春、思春期って本当に一時だから貴重な時間なのに、いろんなことにモヤモヤ、親にふりまわされたり、親と考え方が違ってイライラしたり、友達と気持ちがすれ違って悲しんだり、自分のやりたいことに没頭しちゃったりする
    でも、友達が助けてくれる、友達から学ぶことがたくさんある
    友達がいてよかったと心から思える
  • 友情・友達とは?
    中学から高校時代のクラスメイトたち・留学生のコンビニ店員さんとの友情
    関われば関わるほど、知れば知るほど、相手の気持ちを考えれば考えるほど、わからないことも増えるが、友達から自分のことを理解してもらえるようになると、さらに友達が大切に想えるようになる
  • 2022年、国府台女子学院中等部の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『成瀬は天下を取りにいく』

【著者】宮島未奈
【出版社】新潮社
【出版年】2023年

自分を理解してくれる友達に感謝したい人におすすめ本

  • 連作短編小説集
  • 主人公
    成瀬あかり(中学2年生から高校3年生) 滋賀県大津市生まれ、同市在住している 他人の目を気にすることなくマイペースに生きている女の子
  • あらすじ
    不思議な魅力をもつ成瀬あかりの、ちょっと変わった(笑)青春物語
    時代は2020年
    成瀬は中2の夏休みの始まりに、コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映ることを目標とする
    さらに、M-1に挑戦し、高校入学と同時に髪を坊主頭にして卒業まで伸ばし続ける長期実験に取り組み、カルタ部で実力を高める成瀬あかり!
    彼女の目標は200歳まで生きること!
  • 友情・友達は?
    幼なじみの島崎みゆきとの友情
    成瀬と比べて凡人だと自分を評価している島崎だが、成瀬に頼まれたことは断らず楽しみながら実行する彼女も愛おしい!
  • 続編あり『成瀬は信じた道をいく』
    成瀬あかりは高校3年生から大学生になる
  • 読みやすさ
    ★(3★が本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『おいしくて泣くとき』*文庫本あり

【著者】森沢明夫
【出版社】角川春樹事務所
【出版年】2020年

どうにもならない悩みを抱えている人におすすめの本

  • 長編小説
  • 主人公
    中学3年生の心也くん
  • あらすじ
    子どもにはどうにもならない現実を知りながらも、懸命にもがく中学生の青春物語
    心也の父親は、貧困家庭の子どもたちに無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』のオーナー
    その食堂には心也の同級生たちもやってくるのだ
    貧困、暴力など、中学3年生の子どもにはどうにもならない現実を知りながらも、懸命にもがき生きている
    やさしい心がぶつかりあうストーリーに感動!
  • 友情・友達の形
    どうにもならない現実に立ち向かう中学生の友情
  • 2022年、開成中学校の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『サードキッチン』*文庫本あり

【著者】白尾悠
【出版社】河出書房新社
【出版年】2020年

自分とは違う価値観を持っている友達との付き合い方に悩む人におすすめの本

  • 長編小説
  • 主人公
    高校卒業後、アメリカに留学する尚美
  • あらすじ
    世界の人たちとふれあい、自分のアイデンティティを考えるきっかけになる青春物語
    時代は1998年
    幼い頃父が亡くなり母親と二人暮らしの尚美は、遠縁の老婦人からの支援によってアメリカに留学をする
    支援してくれた老婦人や母への手紙のなかでは、楽しい留学生活を満喫している尚美だが、実は英語でコミュニケーションがとれず、日本人であることに悩み、なにもかもネガティブ志向になっていた
    だれにも苦しみを打ち明けられず、ただただ必死に留学生活をこなしているのだったが、ある日そんな尚美に、苦しい留学生活から抜け出すきっかけが訪れる
    それはさまざまなマイノリティが集まる、ある学生食堂だった
  • 友情・友達の形
    海外で出会った、違う価値観や意識の違いを理解しあう大学生の友情
  • 読みやすさ
    ★★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『跳べ、暁!』*文庫本あり

【著者】藤岡陽子
【出版社】ポプラ社
【出版年】2020年

どうにもならない悩みを抱えている人におすすめの本

  • 長編小説
  • 主人公
    父親と二人暮らしの14歳の少女、暁(あかつき)
  • あらすじ
    バスケにかける情熱とバスケを通じた友情がキラキラ光る青春物語
    母親亡くし父親と田舎へ越してきた暁(あかつき)は、転校先で女子バスケット部を立ち上げる
    秀才だが運動神経ゼロの欣子、不法滞在の身でほとんど学校に来られないタンザニア人のリア、陸上部から転部してきた薫など、バスケ部に加入した面々は家族問題、イジメ、不法滞在、受験失敗など、それぞれの家庭の事情を抱えていた
  • 友情・友達の形
    バスケを通じ、お互いを理解し合い助け合う友情
  • 2020年、聖ドミニコ学園中学校の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『パラ・スター 〈Side 宝良〉』*文庫本あり

【著者】阿部 暁子
【出版社】集英社
【出版年】2020年

親友がほしいと思った人におすすめの本

  • 連作短編集
  • 主人公
    交通事故で足を負傷 車いすテニス選手の宝良
  • あらすじ
    親友ふたりの関係の強さ、爽やかさ、キラキラさがまぶしく思える青春友情物語
    親友が突然事故にあい、車いすでしか動けなくなったら?
    美人でずけずけモノを言う、負けずキライの宝良が思いがけない障害を負うことになったときに、心の支えになったのは泣き虫の百花だった
    人間ピンチになったときに、周りの人がどんな人なのか、本当の姿が見える
    親友の宝良を思う百花の気持ちはひろく、大きく、優しさにあふれています
  • 友情・友達とは?
    互いを必要とし、互いを認め合って、互いのために成長していく友情
    同じ高校に通っていた気の強い宝良と心やさしい百花、性格はまったく違うが親友同志
    「ただ助けてあげたい」難しく考えなくても、素直な気持ちで成り立つ友情
  • 親友の百花ちゃん目線で書かれた『パラ・スター 〈Side 百花〉』あり
    文庫本あり
    合わせて読むと、宝良と百花の互いの気持ちがわかり、面白さ倍増です
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『イコ トラベリング 1948-』

【著者】 角野栄子
【出版社】KADOKAWA
【出版年】2022年

出会う友達との縁を大切にしたい人におすすめの本

  • 連作短編小説
  • 主人公
    角野栄子さん(イコちゃん)
  • あらすじ
    角野栄子さん、戦後の自叙伝
    イコちゃんの女学校時代(13歳)から大学、就職、海外へ行くまでのおはなし
    新しいモノに興味津々
    新しい世界への憧れ
    英語を学んでや海外に行きたい
    そんなイコちゃんだけど、じつは新しい世界はちょっと怖くてびびっちゃう
    でもでも一歩踏み出すと、やっぱり”おもしろい”イコちゃんは周りの人たちにも恵まれ、イコちゃんの興味に刺激をあたえてくれる
    何かに興味をもつ大切さや、人との繋がりをありがたさを知る一冊
  • 友情・友達の形
    女学校時代、大学時代、社会人時代に出会う人たちとの友情
    人生のそれぞれのステージで出会う友達が、イコちゃんの生き方に刺激をあたえてくれる
  • 前作『トンネルの森 1945』(イコちゃんの戦争時代の自叙伝)あり
    文庫本あり
    2016年筑波大学附属駒場中学校・聖ヨゼフ学園中学校の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『金木犀とメテオラ』*文庫本あり

【著者】安壇美緒
【出版社】集英社
【出版年】2022年

新学期だけど、友達をうらやましく思っている人におすすめの本

  • 連作短編集 中学生編2つ、高校生編1つ
  • 主人公
    東京出身の成績優秀で経済的に恵まれた家庭の宮田佳乃と、北海道に住む美人で性格もいい優等生の奥沢叶
  • あらすじ
    北海道の中高一貫女子校を舞台にした女子たちの成長・青春物語
    思春期女子のナイーブな気持ち、プライドの高さ、こじれた親子関係、どんな人生でも生き抜こうとする女子の力強さなどなど、読みごたえたっぷり
    ライバルでありながら友達・仲間でもある、すがすがしいライバル関係は圧巻です
  • 友情・友達とは?
    お互いに相手を「恵まれている」と思いながら、勉強では負けたくないとライバルになる少女二人の友情
    仲良く話して、ランチを食べて、一緒に帰るのが友達ではない
  • 2023年、東京都市大学等々力中学校(S特選1回)の中学入試で出題
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『笑うマトリョーシカ』

【著者】早見和真
【出版社】文藝春秋社
【出版年】2021年

友達を信じ切っている人におすすめの本

  • 長編小説
  • 主人公
    四国・松山の名門高校に通う二人の青年、清家一郎と鈴木俊哉
  • あらすじ
    「友情」を信じていたのに!の物語
    四国の名門高校に通う鈴木俊哉は、仲間のひとりカリスマ性のある清家一郎に絶大な信頼を寄せ、一郎の政治家への夢を応援することを決める
    周囲を魅了する輝きを放っていた清家一郎は27歳の若さで代議士となり、秘書となった鈴木俊哉は、清家一郎を若き官房長官へと押し上げた
    清家一郎は総理への階段を駆け上がるカリスマ政治家となったのだが……
    人には見えない裏側がある!
  • 友情・友達の形
    カリスマ的な友人を学生時代から信頼し応援しつづける男の友情
  • 読みやすさ
    ★★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『レンタルフレンド』

【著者】青木祐子
【出版社】集英社
【出版年】2021年

友達がいない(少ない)、深い友達(親友)ができない、友達運がないと嘆く人におすすめ本

  • 連作短編小説
  • 主人公
    お金をもらいプロのレンタルフレンドとして、レンタルフレンド会社に勤める七実
  • あらすじ
    友達を無理につくらなくてもいいんじゃないかと肩の荷が軽くなる物語
    「必要な場面だけでも、友達がいてくれたらいいのに」
    そんなときに役立つのがレンタルフレンド
    必要にかられてレンタルフレンドを依頼した4人の女性
    大学生、38歳のヘアーメイクアーティスト、46歳翻訳家、26歳婚約中の女性
    中高生にとってみるとちょっと大人の彼女たちは性格が悪いわけでもなく、個性が強烈なわけでもなく、人の気持ちがわからないような空気をよめないわけでもなく、ごくごく普通の女性たちなのだ
  • 友情・友達の形
    お金で買える友達
  • 読みやすさ
    ★★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『教室に並んだ背表紙』*文庫本あり

【著者】相沢沙呼
【出版社】集英社
【出版年】2020年

学校生活(集団生活)が息苦しい人におすすめ本

  • 6つの短編集
  • 主人公
    だれにも言えないコンプレックス、妙な自意識の高さが自分という殻をつくってしまう女子中学生たち
  • あらすじ
    息苦しい中学校生活のオアシス、図書室が舞台になった物語
    図書館にいろんな本があるように、学校にもいろんな生徒がいる
    だれにも言えないコンプレックス、妙な自意識の高さで自分という殻をつくってしまう、みんなに見せている表の姿とは違う本当の自分がいるのだ
    他人から見える自分が気になったり、自分らしさってなんだろうって悩んだり、素直になれなかったりする自分に嫌気がしたり、自分にそっくりな少女に出会えるかも!
  • 友情・友達の形
    学校やクラスになじめない女の子たちの友情
  • 2022年、慶應義塾普通部、駒場東邦中学校、大妻嵐山中学校の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『世界は「」で沈んでいく』

【著者】櫻いいよ
【出版社】PHP研究所
【出版年】2022年

ひとりが好きな人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公:
    ひとりが好きな凛子ちゃん(中学2年生)
  • あらすじ
    「友だちは本当に必要か?」胸が締めつけられる、ほんのり恋愛ありの青春物語
    好んでひとりで過ごしていたのに「いじめられている」と両親に誤解され、都会から海辺の町に引っ越すことになってしまった、中学2年生の転校生の凛子
    心配してくれている両親のためにも、新しいこの土地でうまくやっていかなくちゃいけないと新しい友達とおしゃべりして笑い合って頑張ってみるのだが……
    凛子の気持ちを理解してくれる和久井くんとの関係にドキドキ!
  • 友情・友達の形
    ひとりが好きな人が選ぶ友達とは?
  • 2024年、浦和明の星中学校の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『苺飴には毒がある』

【著者】砂村かいり
【出版社】ポプラ社
【出版年】2023年

腐れ縁のような友達関係に悩んでいる人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公:ミッション系女子校に通う寿美子(高校2年から3年)
  • あらすじ
    女子高校生の、女友達との悩ましい関係をリアルに描いた物語
    寿美子には、れいちゃんという幼なじみの友人がいる
    小学校から高校まで、友達関係を続けているのだが、れいちゃんは、他人の容姿を貶めたり、陰口を撒き散らすことでコミュニケーションをとる、イヤな少女だった
    (もちろん寿美子も悪口の対象!)
    そんな態度に違和感を覚え始める寿美子だが、孤立をおそれ、彼女と友達を辞めることができない
    どうする寿美子!!
  • 友情・友達の形
    小さなころからなんとなく友達を続けている微妙な関係のふたりの友情
  • 読みやすさ:★★
    (★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『クレイジー・フォー・ラビット』

【著者】奥田亜希子
【出版社】朝日新聞出版
【出版年】2021年

友達関係に息苦しさを感じている人におすすめ本

  • 連作短編小説
  • 主人公
    愛衣ちゃん(小学生から30歳まで)
  • あらすじ
    小中高大、そして30歳を過ぎてからの五つの年代を切りとり、その時々の友情の変化を感じながら成長していくひとりの女性の物語
    愛衣は小さなころから隠しごとの「匂い」を敏感に感じてしまうため、人間関係が築きにくいと自分では思っている女の子
    小中高校時代の愛衣ちゃんは、友達をつくらなくちゃと思ったり、友達との距離の取り方に悩んだり、ちょっとしたことで仲間外れになったかもと思ったりと、つねに友達問題に悩んでいるのだ
  • 友情・友達の形
    微妙であやうい、クラスメイトたちとの学生時代の友人関係
  • 2022年、学習院女子中等科の中学入試で出題された
  • 読みやすさ★★★
    (★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『階段ランナー』

【著者】吉野万理子
【出版社】徳間書店
【出版年】2022年

自分ではどうにもならない悩みを抱えている人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公:高校生の奥貫広夢くん
  • 高校2年生の男女ふたりの助け合いが明るい希望をもたらしてくれる物語
    母親が麻薬で逮捕されたため、入部を楽しみにしていた高校の水泳部を辞めてしまっている奥貫広夢くん
    そして、全国的に有名なほど活躍しているが、イップスになり卓球を辞めなくてはならないかもしれない三上瑠衣ちゃん
    家庭の事情(母親の骨折)で学校を辞めてしまった高校の先生が書く「階段ブログ」を通じて仲良くなったふたりは、京都駅の大階段で開かれる階段競争にチームとして出場することになる
  • 友達・友情の形
    どうにもならないお互いの苦しみを理解し助け合う高校生の男子と女子の友情
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『ナカスイ!海なし県の水産高校』

【著者】村崎なぎこ
【出版社】祥伝社
【出版年】2023年

新しい環境でがんばろうと思っている人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公
    栃木県にある水産高校に入学した鈴木さくら
  • あらすじ
    水産高校で奮闘する女子高校生の笑いあり、涙ありの青春物語
    夢ふくらませた高校生活は大誤算!?
    “脱普通”をもくろむ鈴木さくらは、淡水魚専門の水産高校で青春を謳歌するはずが、マニアックすぎる授業や、キャラ爆発の同級生の存在に大打撃を受ける
    水産実習では溺れかけるし、おまけに少子化で学校は存続の危機に……
    水没寸前のさくらは「ご当地おいしい!甲子園」に挑むことになる
  • 友達・友情の形
    キャラの濃い仲間達との友情
  • 続編あり『ナカスイ!海なし県の海洋実習』
    さくらちゃんが高校2年生になっています!
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『ひこぼしをみあげて』

【著者】瀧羽麻子
【出版社】偕成社
【出版年】2022年

友情・友達の関係が不安な人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公
    自分に自信がない中学1年生の千春
  • あらすじ
    普通の中学生女子のリアルな学校ライフ物語
    学校生活は普通に楽しいし、友達もいるし、部活もイヤじゃない、お家も不満はない
    でも、どこにいてもなんだか居心地がわるいような、自分にちょっと自信がない中学1年生の千春ちゃん
    友達は自分といて楽しいのか?とまで考えてしまう千春ちゃんのリアルな中学生活とは?
  • 友達・友情の形
    新しい友達と打ち解けていく少女二人の友情
  • 前編『たまねぎとはちみつ』あり
    小学生だった千春ちゃんの物語
  • 2023年、大分県立高校の入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『風を彩る怪物』

【著者】逸木裕
【出版社】祥伝社
【出版年】2022年

なんだか気にくわない友達がいる人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公
    音大浪人中で、自信を失っている陽菜
    父とともにオルガン制作をしている朋子(陽菜と同じ年齢)
  • あらすじ
    ふたりの少女が自分を見つめなおし、将来に向かって成長していく物語
    始めの章は、コンクールで自分より格上の奏者たちに出会い自信を無くしてしまったことで音大に落ち、このままフルートを続けるかどうか悩んでいる陽菜が、姉の住む奥瀬見でオルガン制作をしている芦原さんと娘の芦原朋子にであう物語
    次の章では朋子が主人公になり、オルガン制作を続けていくか悩む朋子の物語になる
  • 友達・友情の形
    音楽・オルガンを通じて理解しあい、心を通わせていくふたりの少女の友情
  • 2023年、千葉県・埼玉県・山形県立高校入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『墨のゆらめき』

【著者】三浦しをん
【出版社】新潮社
【出版年】2023年

自分とまったく異なる友達との付き合いに悩んでいる人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公
    老舗ホテルで働く実直な男、続(つづき)
    自由奔放な書道家(イケメン)遠田
  • あらすじ
    正反対の性格で、まったく違う仕事をする男性ふたりの友情物語
    ひょんなことから、老舗ホテルに勤める続力(ツヅキ チカラ)と、新しくホテルの筆耕士を依頼するため書家の遠田薫(秘密をもつ男)二人で代筆業を請け負うことになる
    続(ツヅキ)は、あらゆる筆跡を自在に書き分けられる遠田に接する内に、書の奥深さ文字とともに、遠田の人柄に興味をもつようになる
  • 友達・友情の形
    大人の男性二人のお互いを認め合った友情
  • 2024年海城中学校の入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『スイマー』児童書

【著者】高田由紀子
【出版社】ポプラ社
【出版年】2020年

新しい友達がほしい人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公
    両親とともに東京から佐渡へ引っ越してきた小学六年生の向井航
  • あらすじ
    水泳をとおして友情を育む、佐渡が舞台のガチ青春競泳小説
    航は、東京の強豪スイミングクラブで、水泳に打ち込んできたが、挫折し水泳から遠ざかっていた
    しかし、親とともに引っ越した佐渡でプール存続のため水泳大会に一緒に出よう!と同級生の海人・信司・龍之介の三人に誘われる
    泳ぎ方を教える航は、東京での泳ぎと違い、水泳を楽しむことを友達3人から教わるのだ
  • 友達・友情の形
    新しい環境でできた新しい男子小学生4人の友情
    水泳を通して、お互いの弱い面も見せあいながら、お互いを理解し合っていく4人の男子たち
  • 2021年、筑波大学付属中学校の中学入試で出題された
    2022年、京華中学校(1回目)の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『そらの言葉がふってくる』児童書

【著者】高柳克弘
【出版社】ポプラ社
【出版年】2021年

学校に行くのがイヤだなと思っている人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公
    保健室登校をしている中学1年生のソラ(男の子)
  • あらすじ
    わずか17文字!俳句をとおして自分の気持ちを表現し成長していく中学生の友情・青春物語
    いじめにあい教室に行けなくなってしまったソラは保健室登校になり、そこで風変わりな俳句好きの同級生ハセオに出会い友達になる
    ハセオとソラは養護の先生とともに俳句会を結成し、そこに不快な手紙を受け取り悩んでいる弓道部のエース、ユミも加わる
    ハセオやユミ一緒に俳句に触れるうちソラはどんどん、俳句の表現世界に魅せられていき、傷ついた自分の心と向き合った俳句を作るようになっていくのだが……
  • 友達・友情とは?
    風変わりな友達との友情
  • 2022年、桜蔭中学校の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『小さな宇宙の扉の前で』児童書

【著者】いとうみく
【出版社】童心社
【発売年】2022年

友達と自分を比べてしまう人におすすめ本

  • 連作短編小説
  • 主人公
    小学6年生の細川糸子と、クラスメイトの町田良子、坂巻まみ、滝島径介、日野恵愛衣
  • あらすじ
    小学生の人生いろいろ&成長物語
    小学生は悩みでいっぱい!
    クラスメイトたちにはそれぞれ悩みがある
    ひょうきんな人、できる人だって、それぞれ悩みを抱え、自信が無かったりするのだ
  • 友情・友達の形
    クラスのなかで、友達とともに自分らしく生きていくための友情
  • 前編『糸子の体重計』あり
    糸子ちゃんが小学5年生の物語 町田良子、坂巻まみちゃんが登場している
  • 2023年、山脇中学校の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『りぼんちゃん』児童書

【著者】村上雅郁
【出版社】フレーベル館 
【出版年】2021年

自分でどうにもならない悩みがある人におすすめ本

  • 長編小説
  • 主人公
    小学校六年生の朱里ちゃん クラスでお子ちゃまあつかいされている
  • あらすじ
    子どもたちのナイーブな心に号泣する物語
    朱里ちゃんと美緒ちゃんは友達同士
    朱里ちゃんは転校生の美緒ちゃんに親切にいろんなことを教えて、自分のことをたくさん話すのですが、美緒ちゃんは自分の話をあまりしてくれない
    実は美緒ちゃん、おうちの環境のことでとっても悩んでいた
    「あれ?なにかおかしい」と朱里ちゃんは気づいても、どうしてあげればいいのか、わからないのだが、美緒ちゃんが心配で心配でたまらない
  • 友情・友達の形
    友達の言いにくい辛さや悩みを一緒に解決しようと決心する小学生女子の友情
  • 2022年、跡見学園中学校の中学入試で出題された
  • 読みやすさ
    ★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

『さみしい夜にはペンを持て』

【著者】古賀史健
【出版社】ポプラ社
【出版年】2023年

友達関係に悩んでいる人におすすめ本
自分がよくわからない人におすすめ本

  • 物語になったエッセイ
  • 主人公
    うみのなか中学校に通う生徒、タコジロー
  • あらすじ
    自分の本当の気持ちを知るための方法を教えてくれるエッセイ物語
    クラスでバカにされて落ち込むタコジローの成長物語
    学校に行けなくなったタコジローは、見知らぬおじさん、ヤドカリおじさんに出会い「日記を書く」ことで、自分を見つめることをすすめられる
  • 友情・友達の形
    友達との関係を悩む前に自分自身を知ることで生まれる新しい友情
  • 読みやすさ
    ★★(★3本好き中学生向け・★2本好き小学生・中学生向け・★1読みやすい)

<まとめ>紹介した【2024年版】友達・友情の本25冊リスト

【2024年版】2020年から2024年に発売された比較的新しい本から、友達や友情がテーマになっていて、かつ面白かった、感動した本を集めてみました

気になる本があったら読んでみてね

2020年の夏、コロナ禍での星空を巡る中高校生の青春物語

いろんな友達と関わり、友達関係から学び成長する青春物語

不思議な魅力をもつ成瀬あかりの、ちょっと変わった(笑)青春物語

子どもにはどうにもならない現実を知りながらも、懸命にもがく中学生の青春物語

世界の人たちとふれあい、自分のアイデンティティを考えるきっかけになる青春物語

バスケにかける情熱とバスケを通じた友情がキラキラ光る青春物語

親友ふたりの関係の強さ、爽やかさ、キラキラさがまぶしく思える青春友情物語

角野栄子さん、戦後の自叙伝

北海道の中高一貫女子校を舞台にした女子たちの成長・青春物語

「友情」を信じていたのに!物語

友達を無理につくらなくてもいいんじゃないかと肩の荷が軽くなる物語

息苦しい中学校生活のオアシス、図書室が舞台になった物語

「友だちは本当に必要か?」胸が締めつけられる、ほんのり恋愛ありの青春物語

女子高校生の、女友達との悩ましい関係をリアルに描いた物語

小中高大、そして30歳を過ぎてからの五つの年代を切りとり、その時々の友情の変化を感じながら成長していくひとりの女性の物語

高校2年生の男女ふたりの助け合いが明るい希望をもたらしてくれる物語

水産高校で奮闘する女子高校生の笑いあり、涙ありの青春物語

普通の中学生女子のリアルな学校ライフ物語

ふたりの少女が自分を見つめなおし、将来に向かって成長していく物語

正反対の性格で、まったく違う仕事をする男性ふたりの友情物語

水泳をとおして友情を育む、佐渡が舞台のガチ青春競泳小説

わずか17文字!俳句をとおして自分の気持ちを表現し成長していく中学生の友情・青春物語

小学生の人生いろいろ&成長物語

子どもたちのナイーブな心に号泣する物語

自分の本当の気持ちを知るための方法を教えてくれるエッセイ物語

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