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2024年公立高校入試問題で出題された本(物語)出題箇所はココ!小学高学年・中学生におすすめ本19冊

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せっかく本を読むなら入試問題で取り上げられた本を読んでみませんか?

2024年公立高校入試問題で出題された本(物語)19冊を紹介します。

入試で出題された本は主人公が同年代だったり、学校が舞台になっていたり、小学高学年生や中学生が共感しやすい本ばかりです。

気になった本があったら手に取って読んでみてくださいね。

児童書、ヤングアダルト(YA)ブック、中学受験出題本のおもしろさにどっぷりにハマっている私が紹介します

  1. 東京都・埼玉県・群馬県・愛知県・広島県の高校入試で出題『この夏の星を見る』辻村深月
  2. 神奈川県・兵庫県・佐賀県の高校入試で出題『藍色ちくちく』髙森美由紀
  3. 栃木県・鹿児島県の高校入試で出題『勿忘草をさがして』真紀涼介
  4. 茨城県・大分県の高校入試で出題『シタマチ・レイクサイド・ロード』濱野京子
  5. 愛媛県の高校入試で出題『八月の御所グラウンド』「十二月の都大路上下ル」万城目学
  6. 福島県の高校入試で出題『きみの話を聞かせてくれよ』村上雅都
  7. 山形県の高校入試で出題『リラの花咲くけものみち』藤岡陽子
  8. 長野県の高校入試で出題『空とラッパと小倉トースト』オザワ部長
  9. 滋賀県の高校入試で出題『俳句部、はじめました』神野紗希
  10. 山口県の高校入試で出題『バスを降りたら』眞島めいり
  11. 長崎県の高校入試で出題『金色の羽でとべ』高田由紀子
  12. 千葉県の高校入試で出題『銀しゃり 新装版』山本一力
  13. 沖縄県の高校入試で出題『おまじない』短編「孫係」西加奈子
  14. 和歌山県の高校入試で出題 エッセイ『飽きっぽいから、愛っぽい』岸田奈美
  15. 北海道の高校入試で出題『本を売る日々』短編「初めての開板」 青山文平
  16. 東京都立西高校入試で出題『お菓子の船』上野歩
  17. 東京都立青山高校入試で出題『図書室のピーナッツ』竹内真
  18. 東京都立八王子東高校入試で出題『なんとかしなくちゃ。青雲編』恩田陸
  19. 東京都立立川高校入試で出題『風を彩る怪物』逸木裕
  20. 2024年公立高校入試問題で出題された本リスト まとめ

東京都・埼玉県・群馬県・愛知県・広島県の高校入試で出題『この夏の星を見る』辻村深月


【著者】辻村深月
【出版社】KADOKAWA
【出版年】2023年

  • 章ごとに主人公がかわっていく連作短編小説
  • 主人公
    3人の中高校生
    茨城 亜紗は高校の2年生、天文部
    東京・渋谷 真宙(まひろ)は中学1年生 学校で唯一の男子
    長崎・五島列島 円華(まどか)は高校の3年生 吹奏楽部から訳あって天文部へ
  • テーマ:成長・青春・友情
  • 2024年の中学入試でも多数の中学で出題された

前評判通りに、2024年の受験で多く出題された本です

この本は中学高校生の必読本といっても過言ではありません!

コロナ禍で、思い通り、例年通りにいかない生活に葛藤する中学生・高校生が全国の「天文部」の仲間たちとパソコンを通して交流し、顔すらみたことのなかった彼らは、星・宇宙を通じて友情を築いていきます

人生は自分の思い通りに、計画通りに歩むことは難しいのですが、そんな人生をいかに楽しむのかを教えてくれます

今、自分たちのできることを懸命に、前向きに楽しむ中高校生の青春物語

2024年群馬県立高校入試の問題箇所
茨城に住む亜紗(高校の2年生)の物語

神奈川県・兵庫県・佐賀県の高校入試で出題『藍色ちくちく』髙森美由紀

【著者】髙森美由紀
【出版社】中央公論社
【出版年】2023年

  • 連作短編小説
  • 主人公
    「ひし形屋」でより子先生に南部菱刺しを教わっている人たち
    高校生の綾ちゃん、婚約中の結菜さん、認知症の母と暮らす香織さん、恋人を亡くして引きこもりの亮平くん
  • テーマ:親子・成長・日本伝統工芸

人生には春夏秋冬がある!
元気いっぱいになるときもあれば、じっと辛さ忍ぶときもある


苦しい時、嬉しい時、そして誰かを想う時に、チクチクと手を動かし縫い目を進めると、気分はスッキリ、新しい考え方も浮かんでくる

チクチク仲間がいるのも心強い
仲間から受ける刺激で、価値観が変わることもある

青森の南部菱刺しをテーマに描く、手芸によって家族のほころびをふせぎ、縁をつなぎ、生き方を再生していく物語

2024年兵庫県立高校入試の問題箇所
将来に悩む高校2年生の綾ちゃんの物語

栃木県・鹿児島県の高校入試で出題『勿忘草をさがして』真紀涼介

【著者】真紀涼介
【出版社】東京創元社
【出版年】2023年

  • 5編の連作短編小説
  • 主人公
    訳あってサッカー部を辞めてしまった高校生2年生の航大
  • テーマ:成長・友情・植物・日常ミステリー
  • 鮎川哲也賞優秀賞受賞作

熱中していたサッカー部を不本意なかたちでやめてしまった航大が、おしゃべりなお婆さんと、その孫の無愛想な植物好きの大学生拓海と知り合い、彼らや植物とふれあいながら今までの人間関係を見直し、自分と向き合い、前向きになっていく

植物のもつ生きる力に励まされ、植物を通じて感じる人の優しさで、少年が成長していく青春物語

植物が絡んだ日常の謎を解決するミステリー仕立てになってます

2024年栃木県・鹿児島県の高校入試の問題箇所
2県ともほぼ同じ箇所からの出題でした
航大が同級生で演劇部部長の凛から相談を受けるシーン

茨城県・大分県の高校入試で出題『シタマチ・レイクサイド・ロード』濱野京子

【著者】濱野京子
【出版社】ポプラ社
【出版年】2023年

  • 長編小説
  • 主人公
    高校2年生の湯浅希和子
    文芸部員
  • テーマ:自分らしさ・ほのかな恋・成長

舞台は東京の下町エリア上野・根津・千駄、レイクとは上野にある不忍池です
この周辺は明治時代の文豪たちが住んでいたことで有名です

高校で文芸部に所属しているが、創作の意欲をもたない、もっぱら読む専門の希和子は、創作意欲が高い部員たちのなかで肩身がせまい
そんななかで希和子は文芸とどう向き合うべきか悩みはじめ、また文芸部の面々も「書きたいのに書けない」ジレンマに陥る

高校生たちの悩める青春とともに、希和子の可愛らしい恋模様も楽しめる物語

2024年茨城県立高校入試の問題箇所
希和子が、文芸部の後輩から「なぜ文芸部にいるのかわからない」と言われているのを立ち聞きしてしまったシーン

愛媛県の高校入試で出題『八月の御所グラウンド』「十二月の都大路上下ル」万城目学

【著者】万城目学
【出版社】文藝春秋社
【出版年】2023年

  • 2つの中編小説
    ①女子高校駅伝物語「十二月の都大路上下ル」
    ②野球物語「八月の御所グラウンド」
  • 主人公①
    「十二月の都大路上下ル」
    高校生1年生の少女、坂東 通称サカトゥー
  • 主人公②
    「八月の御所グラウンド」
    大学生の巧
  • テーマ:自分らしさ・ユニークな人々・京都・青春
  • 2024年1月、第170回直木賞を受賞した作品

①駅伝物語「十二月の都大路上下ル」
毎年12月に京都市で開催される全国高等学校駅伝競走大会
坂東ことサカトゥーはホケツから急遽駅伝メンバー、しかもアンカーに任命された!
超絶方向音痴方向音痴のサカトゥーが、碁盤の目のように区画された京都の町を走り抜ける

②野球物語「八月の御所グラウンド」
彼女にフラれ、猛暑の京都で8月を過ごすしかなくなった大学生の朽木は、1日おきに早朝野球大会への出場(5戦)することなってしまう
そこで不思議な現象が起きる!

歴史ある都市、京都を舞台にユニークな人々たちが教えてくれる「見えないけれど大事なモノ」に気づかされる、永遠の青春物語

2024年愛媛県立高校入試の問題箇所
「十二月の都大路上下ル」
急遽アンカーに抜擢された、坂東ことサカトゥーが中継所に向かうシーンから

福島県の高校入試で出題『きみの話を聞かせてくれよ』村上雅都

【著者】村上雅郁
【出版社】フレーベル館
【出版年】2023年

  • 7つの連作短編小説
  • 主人公
    悩める中学生
  • テーマ:モヤモヤ感・青春・成長
  • 2024年、駒場東邦中学校・栄東中学校・専修大学松戸中学校ほか多数の中学入試で出題された

親友とけんかしてひとりぼっちの六花
お菓子作りが趣味の虎之助
元気のない後輩を気にかける夏帆
悪友ふたりといたずらの計画を立てる葵生
不登校気味の妹を心配する正樹
トラウマを抱える「ウサギ王子」こと祇園寺羽紗
養護教諭の三澄先生に心のうちを語る良輔

中学生といえども、だれもが繊細な心に傷や痛みを抱えている

学校で、友人関係で、家族関係で傷ついたこと、悩んだこと、モヤモヤしたことに共感・心に響く思春期物語

2024年福島県立高校入試の問題箇所
親友の早緑とけんかしてひとりぼっちの中学2年生、六花の物語
仲直りシーン

山形県の高校入試で出題『リラの花咲くけものみち』藤岡陽子

【著者】藤岡陽子
【出版社】光文社
【出版年】2023年

  • 長編小説
  • 主人公
    聡里(さとり)
  • テーマ:ネグレクト・自分探し・成長・青春
  • 第45回吉川英治文学新人賞受賞作品

家庭環境に悩み心に傷を負った聡里(さとり)は、祖母とペットに支えられて獣医師を目指し、北海道の獣医学大学へ進学する

出会いがあれば、別れもある

過酷なシーンもありますが、周囲の人物に支えられ成長する聡里を応援し、一緒に悲しみ、一緒に幸せを感じながら読める本です

命との向き合い、動物たちが、仲間が「生きること」を教えてくれる
自らの人生を変えてゆく少女の姿を描いた感動物語

2024年山形県立高校入試の問題箇所
大学2年の聡里が、先輩の加瀬一馬と会話をするシーン

長野県の高校入試で出題『空とラッパと小倉トースト』オザワ部長

【著者】オザワ部長
【出版社】学研プラス 音楽事業室
【出版年】2023年

  • 長編小説
  • 主人公
    高校生の天真爛漫な少女・天川美森(てんかわみもり)
  • テーマ:青春・ライバル

福岡南部の山奥から名古屋にやってきた美森は、トランペットを吹く天才少年・安曇響(あずみきょう)と出会い、まったくの未経験で名門・愛知名晋高等学校吹奏楽部へ飛び込む

そこで驚くべきトランペットの才能に目覚めた美森は、それぞれ悩みを抱えた吹奏楽部の仲間達や、周りの人々たちとともに成長をしていく

少女の奏でるトランペットの音が、人々の心と心を結ぶ感動の青春物語

2024年長野県立高校入試の問題箇所
吹奏楽部の仲間、アリスのソロ演奏、アリスのソロに美幸が加わるあたり

滋賀県の高校入試で出題『俳句部、はじめました』神野紗希

【著者】神野紗希
【出版社】岩波書店
【出版年】2021年

  • 俳句の魅力と作り方を学ぶ本
  • 著者
    神野紗希さんは1983年愛媛県松山市生まれの若い俳人
    高校時代、俳句甲子園をきっかけに俳句をはじめ、俳人として大活躍中
  • テーマ:俳句

俳句が密かなるブーム!

俳句に魅せられた著者が、俳句を作る楽しさを語り、俳句を実際に作ってみるまでを教えてくれる俳句入門本

2024年滋賀県立高校入試の問題箇所
歳時記、季語について語る部分

山口県の高校入試で出題『バスを降りたら』眞島めいり

【著者】眞島めいり
【出版社】PHP研究所
【出版年】2023年

  • 長編小説
    奈鶴と律、交互にふたりの視点で書かれる物語
  • 主人公
    中学生の奈鶴(なつる)
    中学生の律(りつ)
  • テーマ:思春期・青春・成長・ほのかな恋

通学のバスの中で、交差する中学生男子と女子の想い
奈鶴(なつる)はバスで席を譲る律(りつ)の姿を見て、律のことが気になりはじめるのだが……
一方で、律は自分が落ちた中学の制服を着た奈鶴のことを少し目障りに感じている

挫折感を抱きつづけるやるせない思い、学ぶ意味、将来のこと、気になる人のことなどなど

思春期にひとりでモンモンと考えてしまっていたふたりのが、周りの人たちとふれあい、話しながら、今の自分を見つめなおし、一歩前に踏み出す青春成長物語

2024年山口県立高校入試の問題箇所
奈鶴が家庭教師に英語を学ぶ意味について相談するシーン

長崎県の高校入試で出題『金色の羽でとべ』高田由紀子

【著者】高田由紀子
【出版社】小学館
【出版年】2023年

  • 長編小説
  • 主人公
    小学5年生の少年、新田空良(そら)
  • テーマ:友情・スポーツ・成長


日本を代表するアタッカーに憧れて、バレーボールに熱中が、島のバレーボールチームはメンバーも少なく練習試合さえできない

そんなとき、最強な転校生がやってきた!

バレーボールにかける佐渡島の少年たちの友情物語

2024年長崎県立高校入試の問題箇所
小学6年生になった空良 県大会決勝の翌日のシーン

千葉県の高校入試で出題『銀しゃり 新装版』山本一力

【著者】山本一力
【出版社】小学館
【出版年】新装版は2020年

  • 長編小説
    時代小説
  • 主人公
    鮨職人の新吉
  • テーマ:友情・江戸時代・生き方

寛政の江戸深川に「三ツ木鮨」を構えた鮨職人・新吉と、旗本勘定方祐筆・小西秋之助の、住む世界が違えども、互いの生き様を尊敬しあい、互いを信頼しあい生まれた男同士友情に感動

長屋の暮らしなど、江戸の庶民の生活が書かれているので、江戸時代にタイムスリップした気分になれます

心温まる笑いあり涙ありの人情と、熱い友情が書かれた時代小説

2024年千葉県立高校入試の問題箇所
新吉の店に、柿を買いに女性がやってくるシーン

沖縄県の高校入試で出題『おまじない』短編「孫係」西加奈子

【著者】西加奈子
【出版社】2018年
【出版年】筑摩書房

  • 8編の短編集
  • 主人公
    がんばる大人たち
  • テーマ:生き方

大丈夫なふりをしながらも、悩んだり傷ついたり、生きづらさを抱えながら、今日一日を生きていく

文庫本の帯に書かれた作者の西加奈子さんの一言が胸にズシっときます
「みんな頑張ってる。
みんな本当に、充分、頑張ってる。 ――西加奈子」

生きるお手伝いをそっとしてくれる、魔法のような言葉を紡いだ物語集

2024年沖縄県立高校入試の問題箇所
短編「孫係」
妻を亡くした祖父が、12歳の孫に亡き妻(祖母)について語るシーン

和歌山県の高校入試で出題 エッセイ『飽きっぽいから、愛っぽい』岸田奈美

【著者】岸田奈美
【出版社】講談社
【出版年】2023年

  • エッセイ
  • 著者
    岸田 奈美
    1991年生まれ
    Forbes 「30 UNDER 30 JAPAN 2020」選出。
    代表作『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった(小学館)』
  • テーマ:自分との対話・父親との関係・家族

いま、各世代から共感を集め、人気のある作家岸田奈美さんのエッセイです

わたし自身をみつめなおす
著者(岸田奈美さん)が、突然亡くなった父への想いを自分自身のなかで整理していく
子の父へ対する思い、娘を持つ父の思いがつまっています


イヤな感情をもった自分も愛そう!「愛」を感じる、泣けるエッセイ

2024年和歌山県立高校入試の問題箇所
宮城県気仙沼市を訪れたときのはなし

北海道の高校入試で出題『本を売る日々』短編「初めての開板」 青山文平

【著者】青山文平
【出版社】文藝春秋社
【出版年】2023年

  • 連作中編小説3編
    時代小説
  • 主人公
    江戸時代後期 本屋「松月堂」を営む30歳半ばの平助
  • テーマ:江戸時代・本

時代、江戸時代の後期
本屋の“私”(主人公の平助)が月に1回、城下の店から在へ行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回り出会った客がらみの不思議な事件が物語になった

本屋の行商人を通して語られる、江戸時代後期を生きる人たちの生活、人生が、生き生きとよみがえる時代小説

2024年北海道立高校入試の問題箇所
短編「初めての開板」
医者の西島から預かった本を、同じく医者の佐野へ返しにいくシーン

東京都立西高校入試で出題『お菓子の船』上野歩

【著者】上野歩
【出版社】講談社
【出版年】2023年

  • 長編小説
  • 主人公
    菓子職人の樋口和子(わこ)
  • テーマ:仕事・祖父・和菓子・戦争

小さなころに食べた祖父のつくったどら焼きの味を求め、菓子つくりに奮闘する職人の和子

祖父の味を追求するなかで、戦時中に給糧艦「お菓子の船」と呼ばれていたその船にいた祖父の知らなかった一面を知ることになる

幼いころの懐かし味のどら焼きから、その味の秘密が明らかになる和菓子感動物語

東京都立青山高校入試で出題『図書室のピーナッツ』竹内真

【著者】竹内真
【出版社】双葉社
【出版年】2017年

  • 長編小説
  • 主人公
    高校の図書室で働く、資格を持っていない”なんちゃって司書”の詩織
  • テーマ:成長・仕事

なんちゃって司書の詩織が、司書の資格を目指す!

2年目の更新を間近に控え、生徒たちと相談しながら新しい企画を実施したり、自分で調べる知識を教えたり、高校生とともに本を巡る難問珍問に体当たりで挑みます

そんななかで、市立図書館に勤める男性、山村さんと出会いが詩織の気持ちに変化をおこします

高校の図書室を舞台に広げられる、本をめぐる成長物語

シリーズ化しています
①『図書室のキリギリス』
②『図書室のピーナッツ』
③『図書室のバシラドール』

☟シリーズを詳しく知りたい人におすすめ記事

東京都立八王子東高校入試で出題『なんとかしなくちゃ。青雲編』恩田陸

【著者】 恩田陸
【出版社】文藝春秋社
【出版年】2022年

  • 長編小説
  • 主人公
    梯 結子(かけはし ゆいこ)
    1970年生まれ
    四人兄妹の末っ子
    大阪で代々続く海産物問屋の息子を父に、東京の老舗和菓子屋の娘を母に持つ
  • テーマ:生き方・青春・成長

「これは、梯結子の問題解決及びその調達人生の記録である。」

生きているなかで「キモリワルイ」こと、日常生活や学校で起こる課題や疑問、ささいな出来事を改善しながら生きている結子

彼女の理路整然とした思考と調整力にビックリ!

ひとりの女性の幼少期から大学卒業迄の「女の一生」の半世記(1970~1993)の生きざまをを描いた青春物語

東京都立立川高校入試で出題『風を彩る怪物』逸木裕

【著者】逸木裕
【出版社】祥伝社
【出版年】2022年

  • 2つの連作中編小説
  • 主人公:音大浪人生の陽菜と、父とオルガン制作をしている芦原朋子
  • テーマ:家族・自分探し・音楽
  • 昨年2023年の公立高校入試で注目された作品

最初の章は、コンクールで自分より格上の奏者たちに出会い自信を無くしてしまったことで音大に落ち、このままフルートを続けるかどうか悩んでいる陽菜が、姉の住む奥瀬見でオルガン制作をしている芦原さんと娘の芦原朋子にであう物語

次の章では朋子が主人公になり、オルガン制作を続けていくか悩む彼女の物語

音楽を通じて、人生の壁にぶち当たった少女たちの青春成長物語

2024年公立高校入試問題で出題された本リスト まとめ

2024年公立高校入試問題で出題された小説を紹介しました

一覧になった本リストを作りましたので、もう一度確認してみてくださいね

朝読書の時間などを利用して、気になる本があったら読んでみてくださいね

東京都・埼玉県・群馬県・愛知県・広島県の高校入試で出題

神奈川県・兵庫県の高校入試で出題

栃木県・鹿児島県の高校入試で出題

茨城県・大分県の高校入試で出題

愛媛県の高校入試で出題

福島県の高校入試で出題

山形県の高校入試で出題

長野県の高校入試で出題

滋賀県の高校入試で出題

山口県の高校入試で出題

長崎県の高校入試で出題

千葉県の高校入試で出題

沖縄県の高校入試で出題

和歌山県の高校入試で出題 エッセイ

北海道の高校入試で出題

東京都立西高校入試で出題

東京都立青山高校入試で出題

東京都立八王子東高校入試で出題

東京都立立川高校入試で出題

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