「秋」がやってきました!
秋だからこそ読みたい!けれど、おもしろい本ないかな?と思っている中学生・高校生におすすめ本を教えちゃいます。
芸術の秋、スポーツの秋、音楽の秋、食欲の秋といったテーマに分けて【中学・高校入試で出題された本を中心に】秋を楽しめる文庫本を選んでみました。
せっかく本を読むなら、入試に出た本を読んでみませんか?
このブログでは、中学入試・高校入試で出題された本を中心に選んでいます。なぜなら……。

中学・高校受験出題本はとにかくおもしろい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。
食欲の秋
『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。』

癒しのカフェで一息つく
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【著者】標野凪
【出版社】双葉社
●あらすじ
頑張屋さんのあなたに、おすすめの喫茶店を紹介します。
おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」です。
何気ない言葉に傷ついた日、気づいたらすごく疲れていた日、自分に自信がなくなった日。
〝心が雨の日は喫茶ドードーで雨宿りしていきませんか?〟
背が高くてもじゃもじゃ頭の店主が、あなただけにとっておきの料理を作ってくれます。
●その他情報
シリーズ化している
第1弾『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
第2弾『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。』
第3弾『いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。』
2024年度、東京都立三鷹中等教育学校の中学入試で出題された
出題短編:第4話「自信が持てるあんバタートースト」

おすすめポイント
お客さまの心と体をやさしいお料理と言葉で癒してくれる、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」に行きたくなります。
実は、著者の標野凪さんは実際に「お茶とお酒 茜夜」(今は不定期営業)というお店をもっています。
このお店が小説の参考になっているのかもと思うと、さらに小説がおもしろくなりました。
☟標野凪さんのインスタグラムはこちら
『たそがれ大食堂』

昭和レトロ感あるデパート
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【著者】坂井希久子
【出版社】双葉社
●あらすじ
連作短編集
地方都市にある地域密着型のデパート、マルヨシ百貨店に勤める美由起。
そんなデパートにある、昭和レトロ感ただよう大食堂のマネージャになった美由紀におそいかかったのは、大食堂の存続の危機!
さらに、若社長のつれてきた新しい料理人の智子が、今までの大食堂の味を大きく変えようとして、料理人たちはバトルになるし……。
美由紀は、大食堂を守れるのでしょうか?
レトロ感たっぷりの食堂メニュー、オムライス、クリームソーダ―、エビフライ、ナポリタン、プリン、お子様ランチが出てくる、おいしいお仕事小説。
2023年度、聖光学院中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
広いフロアにたくさんのテーブル。相席があたりまえで、洋食も和食も中華もそろっていて――
子どもも大人もワクワクしちゃう、夢のようなデパートの大食堂。
「懐かしい!」と感じる人も、「はじめて知った!」という人も、きっと心がほっこりするはずです。
『月曜日の抹茶カフェ』

抹茶でつながる人たち
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【著者】青山美智子
【出版社】共同通信社
●あらすじ
12か月ごとの東京と京都を結ぶショート・ストーリー集
訪れる人たちをやさしく迎えてくれる月曜日だけオープンする「抹茶カフェ」を舞台に。
人と人との繋がりの温かさを、素直に感じられるすてきな物語。
●その他情報
前作『木曜日にはココアを』
2022年度、栄東中学校の中学入試で出題された
出題短編「拍子木を鳴らして」(皐月・京都)

おすすめポイント
自分の体や気持ちが、すーとキレイになっていくのを感じ、心がポカポカと温かくなり、自然と涙がこぼれたり、微笑んでしまったりする。
苦みと甘みが一体になった「抹茶」は、人生と似ているのかもしれません。
『語らいサンドイッチ』

サンドイッチがあなたを救う!
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【著者】谷瑞恵
【出版社】角川書店
●あらすじ
サンドイッチ店で繋がる連作短編集
姉妹二人が切り盛りする、公園のそばにある、レンガ色の壁と白いドア、軒の赤い屋根のかわいいサンドイッチ専門店を舞台にした物語。
たまごサンド、キューカンバーサンドイッチ、フィッシュソーセージサンド、クラブハウスサンド、干し柿のジャムサンド、鶏つくねサンドなどなど。
困った人、悩んでいる人たちに寄り添い、その人のためにつくられたサンドイッチが悩みを吹き飛ばす!!
●その他情報
シリーズ化している
1作目『めぐり逢いサンドイッチ』
2作目『語らいサンドイッチ』
3作目『ふれあいサンドイッチ』

おすすめポイント
心が軽くなる、温かくなる、そして前向きな人生が開けてくる、そんな魔法のサンドイッチが登場します!
ちなみに、サンドイッチ店の姉妹二人と、常連客の小野寺さん、パン職人の川端さんといった男性陣との恋模様も読みどころ。
『語らいサンドイッチ』は2作目で、前作に『めぐり逢いサンドイッチ』があるので、こちらを読むとサンドイッチ店の姉妹二人の秘密や、恋模様がわかります。
2021年度、桐蔭学園中等教育学校の中学入試で出題された
出題短編:「青い花火」
『甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺』

江戸時代にタイムスリップ
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【著者】田牧大和
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
父親が亡くなったあと、なぜか叔父さんに父の和菓子屋さんを追い出された兄弟。
そんな兄弟は新しい和菓子屋「藍千堂」を始めるのですが。
叔父さんの意味のない意地悪が続き、つねに和菓子屋はピンチの状態なのです!
でもそんなときに助けてくれるのは……。
江戸の人情たっぷり、和菓子屋物語。
●その他情報
シリーズ化しています
2作目『晴れの日には 藍千堂菓子噺』
3作目『あなたのためなら 藍千堂菓子噺』
4作目『 想い出すのは 藍千堂菓子噺』
5作目『 子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺』
6作目『 わかれ道の先 藍千堂菓子噺』
(2024年4月現在)
2025年度、鷗友学園女子中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
菓子職人の兄と商才に長けた弟がピンチを乗り越え、工夫をしながら、素材にこだわり丁寧につくる季節ごとの和菓子は、兄弟や関わる人たちみんなの愛がつまっています。
でも、誠実で愛すべき兄弟がなぜ叔父さんに嫌われているのかという謎がつねにつきまとう……。
甘さと意地悪と秘密がそろった物語です。
『ショートケーキ』

ショートケーキが教えてくれる愛
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【著者】坂木司
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
ケーキ屋さんで繋がる5つの連作短編集
ケーキの女王さま的存在ショートケーキ。
ケーキ店で繋がる人たちには、それぞれの人生におけるショートケーキ物語がある!
同じお店の、同じ見た目、同じ味の「ショートケーキ」だけど、性別も年齢も違う彼らにとっての「ショートケーキ」。
彼らひとりひとりにとっては、どんな「ショートケーキ」なのでしょうか?
2024年度、高輪中学校の中学入試で出題された
出題短編:「ホール」

おすすめポイント
本の表紙になっている「真っ白なクリームに真っ赤なイチゴのショートケーキ」。
ショートケーキってこんなにも美しいのかとうっとりです。
ショートケーキのもつ美しさ、かわいらしさ、甘さ、気品、気高さ、特別感がつまった物語です。
音楽の秋
『もどかしいほど静かなオルゴール店』

あなただけのオルゴール
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【著者】瀧羽麻子
【出版社】幻冬舎
●主人公
7つの連作短編集
あなたの心の中に流れる曲をオルゴールにしてくれる!
そんな素敵なオルゴール店が舞台になった物語です。
人生に悩んでいる人に、そっと寄り添い、その人の大事な思い出、大好きな曲をおもいださせてくれるオルゴール店。
読んでいるだけで、癒され、やさしい気持ちになれます。
●その他情報
前作『ありえないほどうるさいオルゴール店』
2023年度、佐賀県の公立高校入試で出題された
出題短編:「ゆびきり」

おすすめポイント
自分がこの店を訪れたら、どんな曲のオルゴールができるのかな?と考えながら読むとワクワクします。
『よろこびの歌』

辛さを歌で吹き飛ばせ
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【著者】宮下奈都
【出版社】実業之日本社
●あらすじ
7つの連作短編集
新設女子校の2Bのクラスメイトたちの青春物語。
有名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、当たり前のように受かると思っていた音大附属高校の受験に失敗!
自分に音楽の才能はないのかと悩む玲……。
新設女子高の普通科に進学した玲は、どんな学校生活を送るのか?
●その他情報
続編『終わらない歌』
2017年度、吉祥寺中学校の中学入試問題で出題された
2019年度、愛知県の公立高校入試で出題された
2024年度、大宮開成中学校の中学入試問題で出題された

おすすめポイント
実は自分の現状、見えない未来にもがいていたのは玲ちゃんだけではなかった!
それぞれのままならない今、現実へのモヤモヤを、合唱にぶつける女子高校生のパワーがあふれていました。
『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』

吹奏楽&青春
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【著者】武田綾乃
【出版社】宝島社
●あらすじ
元強豪校だった北宇治高校吹奏楽部が、顧問交代を機ステップに再び全国への高みを目指す!
吹奏楽の演奏シーンとともに、吹奏楽部の仲間たちとともに思春期の悩みや楽しみがつまった青春物語。
●その他情報
シリーズ化されている
久美子1年生
『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ 1~3』
久美子2年生
『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編・後編』
久美子3年生
『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編・後編』
*その他に短編集やスピンオフの物語があります。
2021年度、芝浦工業大学柏高等学校の高校入試で出題された
『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』より
☟アニメ化、映画化している人気シリーズです
2025年4月、TVアニメ第1期放送開始から10周年を迎えた。
2026年には新作の映画化『最終楽章 響け!ユーフォニアム』が予定されている。

おすすめポイント
京都アニメーションの映像で楽しめるアニメも大人気シリーズになっています。
どんな困難があろうとも、同じ目標に向かって頑張れる仲間と過ごす高校生活ってキラキラしています。
『ラブカは静かに弓を持つ』

スリリングなチェロ教室
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【著者】安壇美緒
【出版社】集英社
●あらすじ
橘樹が、勤務先で命じられたこととは……。
音楽教室に潜入し、著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
身分を偽り、チェロ講師・浅葉桜太郎のもとに通い始めた!
樹はバレずに潜入捜査できるのか?
ハラハラドキドキの音楽教室が始まる。

おすすめポイント
仕事として通い始めた音楽教室で、少年時代の出来事にトラウマをかかえる樹は心が癒されていくのですが……。
最終的に、樹はどんな決断をするのかが気になって、一気読みでした。
『楽隊のうさぎ』

中学男子の吹奏楽にかけた青春
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【著者】中沢けい
【出版社】新潮社
●あらすじ
引っ込み思案の中学男子が、仲間とともに全国を目指す!!
「早く家に帰りたい!」と思いながら、毎日学校生活を送っていた克久は、吹奏楽部に入りパーカッションに目覚めてしまうのだが……。
克久は吹奏楽に夢中になるが、部活のみんなが同じ方向をむいているわけではなかった。
吹奏楽部はどうなるのか?
2017年度、神戸国際高等学校の高校入試で出題された

おすすめポイント
吹奏楽部に入り、前向きに変わっていく克久くんを応援したくなります。
中学男子たちの、どこか幼い行動や言動にクスリと笑ってしまうシーンも。
吹奏楽部のリアルな活動の様子や、吹奏楽部”あるある”が楽しめました。
アート・美術・芸術の秋
『すきだらけのビストロ うつくしき一皿』

芸術&おいしいフランス料理
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【著者】冬森灯
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
7つの連作短編集
「芸術」のある場所に期間限定で現れるビストロとは?!
猫ぽいギャルソンと、シロクマのようなコックがいるキッチンカーのビストロが舞台になった、おいしい料理と素敵な芸術のコラボ物語。
新たな発見・知恵、感性や心を刺激する、音楽、絵画、演劇といった芸術。
弱った心や体をあたため、栄養となるおいしい料理。
料理と芸術は、最強の組み合わせです!

おすすめポイント
ギャルソンとコックのふたりには秘密があったりと、ちょっとした謎も隠されています。
2024年、聖光学院中学校の中学入試で出題された
出題短編:「マエストロのプレジール」
『しゃべれどもしゃべれども』

落語っておもしろい
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【著者】佐藤多佳子
【出版社】新潮社
●主人公
●あらすじ
噺家(落語家)としてはまだまだ新米の今昔亭三つ葉(26歳)が開く「話し方教室」にやってきたのは?
話すことに悩みを抱える、性別も年齢も違う生徒4人に落語を教えながら、生徒とともに成長していく噺家とお弟子さんたちの成長物語。
2021年度、大妻嵐山中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
コーチや、女優といった人前で話す人たちの悩みって?
小学生が悩んでいる、しゃべり方って?
魅力的な話し方ってあるのかな?
気になったら、三つ葉の「話し方教室」をのぞいてみてください。
☟映画化されています
『赤と青とエスキース』

人をつなぐ一つの絵
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【著者】青山美智子
【出版社】PHP研究所
●あらすじ
連作短編集
おどろきの物語展開にまどわされる!
いつものやさしさあふれる青山美智子作品とは一味違う!
物語のキーになるのは、メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。
30数年にわたる「絵画(エスキース)」の奇跡の物語です。

おすすめポイント
この本については、詳しいことを話したくはないのです。
実際に読んでビックリしてください。
2022年度、東京都の公立高校入試で出題された
出題短編:「東京タワーとアーツ・センター」
『線は、僕を描く』

水墨画の世界
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【著者】砥上裕將
【出版社】講談社
●あらすじ
2年前に突然の交通事故で両親を亡くしてから生きる気力を失っている大学1年生の青山霜介(あおやまそうすけ)。
偶然のめぐりあわせで水墨画の巨匠篠田湖山の内弟子になってしまうのだが……。
まったく未経験の水墨画の世界を知ることで、どんどん生きる気力を取り戻していくのです。
白と黒を中心にした水墨画から感じられる生命力がスゴイ!
水墨画の魅力があふれる、ひとりの大学生の蘇生・成長物語。
●その他情報
続編『一線の湖』

おすすめポイント
水墨画についてまったく知らなくても大丈夫。
水墨画、芸術の世界の美しさとドロドロした”みにくさ”に、あっという間にひきこまれます。
2020年度、山梨県の公立高校入試で出題された
2024年度、吉祥女子中学校の中学入試で出題された
☟2022年、映画化されています
『浅田家』

家族写真が教えてくれる愛
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【著者】中野量太
【出版社】徳間書店
●あらすじ
事実に基づく物語
「家族」って難しいですよね。
関係は日常の中で身近でありながら、ときに複雑に感じる。
そんな家族を写真で撮ってみたら……。
写真を通じて知る「家族の絆」や「人とのつながり」が見えてくる!
会社員の浩介は、家族写真のおもしろさを知り、さまざまな人々と触れ合いながら家族写真を撮り続け、人生の喜びや悲しみ、人と人との絆を知り成長していく物語。
2022年度、森村学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
写真から気づかされる「家族の愛」。
フィルターを通してこそ気づく、写真に写る人の想い、そして写真を撮る側である自分の気持ちに感動しました。
☟2020年、映画化されています
『雲を紡ぐ』

羊毛から作る布「ホームスパン」
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【著者】伊吹有喜
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語
いじめが原因で学校に行けなくなった高校生の美緒の家出先は……。
ほとんど会ったことのない!祖父の家(盛岡市)だった!
祖父は岩手県盛岡市で、羊毛を手仕事で染め、紡ぎ織る「ホームスパン」の工房をもつ職人だ。
美緒の家出をきっかけに、三代にわたる親子の確執がじょじょに明らかになっていきます。
美緒はこれからどう生きていくのか?
切れかけている家族はどうなるのか?
2021年度、横浜雙葉中学校の入試で出題された
2021年度、東京都の公立高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
家族の切れかけた絆が書かれた家族の物語なのですが、実は秋にぴったりの物語なんです。
羊毛を手仕事で染め紡ぎ織る手仕事の「ホームスパン」、民藝を愛する祖父の家のインテリア、イギリスの絵本、盛岡の街の風景、盛岡グルメ。
おいしい、美しい、ステキがたっぷりつまっています。
『いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画』

世界の名画を知る
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【著者】原田マハ
【出版社】集英社
★小説ではありません
●あらすじ
美術をテーマにした小説で圧倒的な人気を誇る原田マハさん。
そんなマハさんが選んだ、心を動かす“名画”とは?
作家人生に大きな影響を与えた作品や、美術史の転換点となった絵画をわかりやすく紹介。
さらに、マハさんの小説に登場する名画も多数登場します。
原田マハファンはもちろん、アート初心者にもおすすめの一冊です!

おすすめポイント
時代を超えて、世界中を魅了する絵画の魅力とは?
絵画に秘められた強烈な力を原田マハさんが熱く語ってくれます。
2020年度、広島県の公立高校入試で出題された
ミステリー・SFの秋
『まずはこれ食べて』

どんどん意外な展開へ……
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【著者】原田ひ香
【出版社】双葉社
●あらすじ
短編小説集
学生時代の仲間が集まっているベンチャー企業「グランマ」は、仕事が軌道に乗り出した一方で、忙しさのあまり殺伐とした雰囲気が漂うようになってしまった。
それを改善するために雇った家政婦さん、筧みのりさんのが作る料理に、心がほっと癒される社員たち。
おいしい料理&癒しの物語です。
と思いきや……。
それだけでは終わらない。
驚くべき秘密が明らかになっていく、ひそやかに恐ろしい物語です。
2024年度、中央大横浜中学校の中学入試で出題された
出題短編:「その魔女はリンゴとともにやってきた」

おすすめポイント
あれ?あれあれ?同じ本を読んでいるよね、私?と、途中で不安になるような……。
ひとりの夜に読むと、怖いぐらいの不気味さがあります。
『コンビニたそがれ堂』

大事なモノを思い出す
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【著者】村山早紀
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
5つの連作短編集
無くしたあとに、大切さに気づくもの
もう取り返せないと思っているもの
何かを失うたびに、「ああすればよかった」「こうすればよかった」とイジイジ悩んだり、後悔したり。
失った悲しみをずっと心の奥底にしまっていたり、しませんか?
そんな人たちに、よいお知らせです!
なんと、大事な探し物が必ず見つかるという、魔法のコンビニがあるそうです
場所は、風早の街にある駅前商店街の外れ。目印は、赤い鳥居と稲穂のマーク。
店長は風早三郎。アルバイト店員はねここ。
店長も店員も、人間ではない!!
無くしたもの、失ったもの、探しものがみつかる不思議なコンビニ「たそがれ堂」物語
●その他情報
シリーズ化されていている
2024年7月に最新刊が発売
2015年度、頌栄女子学院中学校の中学入試で出題された
出題短編:「あんず」
2017年度、青山学園中等学校の中学入試で出題された
出題短編:「コンビニたそがれ堂」
2020年度、淳心学院中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
大切にしていたモノ、人への想いがつまった優しい物語で、心が癒されます。
そして泣けます。
神様や動物も登場するユニークなファンタジー物語です。
『あずかりやさん』

モノに隠された目には見えない秘密
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【著者】大山淳子
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
「一日百円で、どんなものでもあずかります」というお店「あずかりやさん」
目の見えない青年桐島透が店主の「あずかりやさん」には、毎日のように「秘密のモノ」を預ける人たちがやってきます。
どんな人が、どんなものを「なぜ」預けにくるのか、気になりませんか?
あずかりものに隠された秘密に心打たれる、ミステリー&ファンタジーの感動小説
●その他情報
シリーズ化している
第1弾『あずかりやさん』
第2弾『あずかりやさん 桐島くんの青春』
第3弾『あずかりやさん 彼女の青い鳥』
第4弾『あずかりやさん まぼろしチャーハン』
第5弾『あずかりやさん 満天の星』
2020年度、東京都市大学等々力中学校の中学入試で出題された
出題短編:「ミスター・クリスティ」

おすすめポイント
人の秘密をのぞくような、興味しんしんの気持ちで読み始めたら……。
意外や意外、なんだか胸がいっぱいになる、やさしい、心あたたまるミステリーで「読んでよかった」と大満足でした。
『僕の神さま』

コナンくん?のような小学生探偵、登場
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【著者】芦沢央
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
4つの連作短編+エピローグ
小学生5年生の僕(佐土原)と、「神さま」と呼ばれている水谷くんのコンビが日常に起こった謎を解く!
水谷くんはクラスのみんなから頼りにされる名探偵。そんな「神さま」と呼ばれている水谷くんが、クラスメイトの僕の困りごとや、川上さんに起こった事件を解き明かすミステリー。
2023年度、海陽中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
僕のちょっとした困りごとや、運動会の騎馬戦の謎、「呪われた」と思った同級生の謎を解決する小学生らしいミステリー集かと思いきや……。
同じクラスの川上さんから受けた相談事は、小学生には驚きの内容だった!
小学生とは思えない水谷君の、謎解きへの挑戦への心がまえには、もはや感動です。
謎を解くのが小学生という立場も考慮して書かれているので、リアル感が増して、謎の解き方に好感がもてるミステリーでした。
あなたのクラスにも、名探偵「神さま」は、いるかも!?
スポーツの秋
『あと少し、もう少し』

寄せ集め駅伝チームの奇跡
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【著者】瀬尾まいこ
【出版社】新潮社
●あらすじ
駅伝区間ごとに走者が主人公となる連作短編集
まじめ一本やり部長の桝井、元いじめられっ子の設楽、不良の太田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介
ユニークな寄せ集め中学生6人が駅伝に挑戦したら?!
普通の中学生活のなかでは、友達にも、知り合いにもならないだろう中学生たちが仲間になり、駅伝に挑戦する青春物語。
●その他情報
続編ともいえるスピンオフ小説(駅伝部員、不良少年の大田くんの物語)『君が夏を走らせる』あり
2021年度、昭和学院秀英中学校・東京純心女子中学校の中学入試で出題された
出題された部分はココ!:2校とも中3の桝井くんの話

おすすめポイント
「自分なんて(ダメだ)」と思っている人、学校で目立たない人におすすめの本です。
友達や学校でも評判はイマイチだし、自分に自信がなく、素直になれないけれど、心はモヤモヤでいっぱい。
そんな寄せ集めメンバーたちが、仲間達と走ることに真剣に向き合い、ともに成長していく姿は圧巻!
メンバーたちの「あと少し、もう少し、みんなと走りたい」という強い気持ちに感動の涙です。
『櫓太鼓がきこえる』

相撲の世界
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【著者】鈴村ふみ
【出版社】集英社
●あらすじ
高校を中退したけれど、先のことは何も考えていないダメダメ男の篤。
そんな篤が、就職したのは相撲部屋「朝霧部屋」!!
え?お相撲さんになるの?
いえいえ、篤は相撲の「呼出」になったんです。
同じ相撲部屋の仲間たち(関取や親方)や、「呼出」の先輩や仲間との触れ合いを通して、自分を見つめなおし、仕事「呼出」に真剣に向き合い、成長していくダメ男、篤の青春物語。
2022年度、兵庫県・鳥取県・広島県・鹿児島県の公立高校入試、東京都立西高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
相撲の「呼出」という、めずらしい仕事にも大注目です!
今まで相撲を見たことのないという人にこそ、ぜひ読んでほしい。相撲のおもしろさもわかる小説です。
『太陽と月 サッカーという名の夢』

すごいライバルに出会う
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【著者】はらだみずき
【出版社】小学館
●あらすじ
サッカーのクラブチームに入っている小学校6年生、月人くん。
身長173センチで背が高いことが強みだけど、自分に自信がなくて、夢はプロサッカー選手ってはっきり言えない……。
そんな月人くんがプロのサッカー選手を目指す合宿に参加することに!
ライバルたちと競い合う合宿とは?
●その他情報
続編あり『太陽と月ジュニアユース編』
2023年度、長崎県立高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
月人くんが出会ったライバルたちはみんなすごい!
自分の良さを知っているうえに人の好さを見つけられる子や、人には負けない気持ちが人一倍強い子、文句なしにサッカー上手い子など、自分にはないものをもっているライバルたち。
負けていると落ち込むのか、プロの夢はあきらめるのか、それとも、自分も奮起するのか、ライバル出現にワクワクするのか。
自分が月人くんだったら、どうする?
『競歩王』

地味なスポーツの魅力
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【著者】額賀澪
【出版社】光文社
●あらすじ
リオオリンピックの年、2016年夏
天才高校生作家デビューしたものの、今や作家として崖っぷち状態の大学生の榛名忍は、編集者からの提案で、何となく競歩の物語を書くことに。
調査のためおとずれた大学の陸上部にいたのは、長距離走を諦め仕方なく競歩を選んだ、やっぱり崖っぷちの選手八千代篤彦だけだった。
作家の忍と競歩選手の篤彦、崖っぷちコンビは復活できるのか!?
大学生ふたりの青春成長物語。
2023年度、渋谷教育学園渋谷中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
地味なスポーツだからこその、味わい、楽しみがあると思いませんか?
競技者であれ小説家であれ、いい時もあれば、辛い時もまるし、苦しみがあれば、喜びもある。
そして孤独、自分自身との闘い……。
懸命に取り組むからこそ味わえる達成感や、さわやかさがクセになる、スポーツの魔力にひたれます。
愛・感動を知る秋
『金の角持つ子どもたち』

自分自身と大切な人を愛する
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【著者】藤岡陽子
【出版社】集英社
●あらすじ
3つの連作短編集
小学6年生の俊介はサッカーをやめて、中学受験を決めた!
おそいスタートで、難関中学受験は成功するのか?
①中学受験を突然決めた俊介を応援する母
②中学受験生の小学6年生、俊介
③俊介の塾の講師、加地36歳
中学受験生、俊介を中心にした3人の心の葛藤とは……。
中学受験をとおして、過去のトラウマを乗り越え「今」の現実と向き合いながら成長していく人たちの感動物語。

おすすめポイント
中学受験に、自分の与えられた人生に、必死に立ち向かう人たちに感動しました。
号泣まちがいなしの作品です。
2023年度、広尾学園中学校の中学入試で出題された
出題箇所:第二章「自分史上最高の夏」(中学受験生、俊介の物語)
おまえが大人になったら、その能力を他の人にもわけてほしいんだ(中略)
『金の角持つ子どもたち』(p.247)受験前日に、中学受験塾の講師加地が、1年間塾でトップの成績をとり続けた優秀な受験生美乃里にかける言葉
お前のようになりたくてもなれない人が、世の中にはたくさんいる。いろいろな理由で不本意な生き方しかできない人が、驚くほどたくさんいるんだ。おれは美乃里のその恵まれた能力を自分だけのものにせず、多くの人にわけてあげてほしいと思っている。

12歳の女の子に、強く生きることができる子に弱い人を見捨てないでほしいと真摯に頼む、大人の塾講師加地のこの言葉に心うたれ、号泣しました。
『天国からの宅配便』

死者からの伝言に愛
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【著者】柊サナカ
【出版社】双葉社
●あらすじ
秋といえば、お彼岸。
お墓参りにいくと、あの世へいってしまった人たちのあれこれを、思い出しますよね。
もう会えないし、話せない。
言いたいことあったのにな~と思った人におすすめの本です。
亡くなったひとから荷物が届いたら!?
依頼人の死後に、生前預かっていた届けものをするサービス「天国宅配便」の物語です。

おすすめポイント
死者からの手紙って、ちょっと怖い?と思いながら読み始めたのですが……。
逆に、残された人たちに届く「優しい愛」に心があたたかくなりました。
2023年度、栄東中学校の中学入試で出題されました。
出題短編:「オセロの女王」
☟作者、柊サナカさんのつぶやき
今年も私立中学入試の問題に「天国からの宅配便」の中の「オセロの女王」を使っていただきました。受験生の皆さんお疲れ様でした。天国からの宅配便シリーズは、今までにも入試問題と、進学塾の入試対策問題集にもたびたび取り上げられていますので、今後受験を目指す方、また保護者のみなさまもぜひ。 pic.twitter.com/O9LlbO0Jkw
— 柊サナカ (@hiiragisanaka) May 2, 2024
『銀杏手ならい』

子どもを想う気持ち
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【著者】西條奈加
【出版社】祥伝社
●あらすじ
連作短編集
子どもに恵まれず離縁された(現代ではありえない!)出戻りの24歳、萌(もえ)は、実家の手習所『銀杏堂(ぎんなんどう)』を継いだものの、子どもに軽んじられ、自分の力不足を感じ、自信がない日々を送っていた。
そんな萌を変えてくれたのは?
子どもの教育で一番大切なことは?
江戸の手習所「銀杏堂」を舞台に、子どもたちとともに成長していく萌の物語です。
2019年度、東京都立新宿高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
「銀杏堂」を通して、人情たっぷりの江戸の賑わい、子どものいじらしさと愛おしさが楽しめます。
親が子を想う気持ち、先生が教え子たちを愛する気持ちに心が癒されました。
『小田くん家は南部せんべい店』

家族っていいな
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【著者】髙森美由紀
【出版社】徳間書店
●あらすじ
連作短編物語
小学四年生、弘毅くんの家は「小田せんべい店」。
弘毅くんのおじいちゃん、よっしーは南部せんべい一筋の職人。
孫にも、家族にも、近所の人にも、孫の友達にも、南部せんべいにも愛情たっぷり!
負けずぎらいで元気いっぱいのおじいちゃん、祖父・よっしーのパワーあふれる家族小説。
「サザエさん」のような、ほがらかな楽しい家族物語と思いきや。
実はこの仲良し家族には、秘密があるのです……。
2025年度、福島県の公立高校入試で出題された

おすすめポイント
イヤなことがあっても、日常がバタバタしていても、苦しくても、笑えて、ほっこりできる家族がいれば大丈夫。
家族一緒に過ごす時間が愛おしくなります。
『金木犀とメテオラ』

プライド高き少女ふたり
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【著者】安壇美緒
【出版社】集英社
●あらすじ
北海道の新設女子中高一貫校で繰り広げられる、女子たちの争いとは!?
東京出身の成績優秀で経済的に恵まれた家庭の宮田佳乃。
かたや、北海道に住む美人で性格もいい優等生の奥沢叶。
透明なバチバチ光る、女子のライバル心が教室内を貫く!
もはや静かなる闘志と、そびえる高きプライドは隠しきれない……。
生まれ育ちとも正反対のふたりの、成績をめぐるガチンコ勝負の行方は?
2023年度、東京都市大学等々力中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
こんなにも、思春期女子のナイーブな気持ちを描いた青春物語ってあったかな?
お互いに相手を「恵まれている」と思い、だからこそ勉強では負けたくないと、ライバルになる少女二人は、ライバルでありながら友達・仲間でもあるのです。
仲良く、ランチを食べたり一緒にトイレにいくだけが友達ではない!と思える感動物語です。
『9月9日9時9分』

家族か恋人か?
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【著者】一木 けい
【出版社】小学館
●あらすじ
バンコクからの帰国子女、高校1年生の漣ちゃんは、父と母、離婚して実家に戻ってきている姉と暮らしている。
日本の学校生活に慣れないなかで、高校の渡り廊下で見つけた先輩に、漣ちゃんは一目ぼれ。
漣ちゃんは先輩に近づき仲良くなるのだが、あるとき、彼が好きになってはいけない人だったと気づくのです!!
家族は自分にとって「絶対の」存在なのか?
自分の幸せよりも、家族を優先しなくちゃいけないのか?
家族をめぐり究極の選択を迫られる女子高校生の物語です。

おすすめポイント
イチオシのおすすめ本です。
高校生の初々しい恋に潜む、暗い影。
逃げようにも逃げられない、どう考えていいのか、だれにも正解がわからない
そんな重苦しいなかにも、ほんのりした希望がみえる?
いや、見えてほしいと願いながら、夢中になって読んでしまいました。
月・天文を知る秋
『アンナの土星』

宇宙からみたらちっぽけな自分
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【著者】益田ミリ
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
大きな宇宙からみたら、中学2年生14歳のアンナちゃんの日常のいろんなことは、ささいでちっぽけにみえるけれど……
でも14歳のアンナちゃんの人生は今ここにあり、さらには未来へつながっているんです。
友だちのこと、勉強のこと、悩みや考えること毎日振り回されているアンナちゃん。
そんなアンナちゃんを助けてくれるのは、優秀なお兄ちゃん?!
2023年度、埼玉栄中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
宇宙や天文のことを考え出したら、他が見えなくなっちゃう宇宙オタクなんだけど、宇宙と人生をかけあわせて、アンナちゃんにいろいろなアドバイスをくれるステキなお兄ちゃん。
こんなお兄ちゃんがほしい!
『月まで三キロ』

つらい時は月を見上げて!
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【著者】伊与原新
【出版社】新潮社
●あらすじ
6つの短編集
理不尽な人生に、がんばるのをやめてしまっている。
どうしようもない不安でいっぱいにあるとき。
だれにも言えない悩みを抱えてしまっている。
そんな、生きることに行き詰った人たちが登場します。
暗い闇に包まれたとき、誰かとの出会いがキッカケで闇に明るい陽が差し込むことがある。
そんな偶然の出会いが起こす奇跡は、科学反応なのか?!
弱った人を前向きにさせてくれる、やさしさのつまった人生再生物語です。

おすすめポイント
理系作者の伊与原新さんらしい、自然科学の専門的理系ネタがたっぷりつまっています。
物語と一体化した、わかりやすく心にしみいる理系ネタなのです。
2023年度、横須賀学院中学校の中学入試で出題された
出題短編:「アンモナイトの探し方」
読書の秋
『本を守ろうとする猫の話』

本を守る!戦いへ出発
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【著者】夏川草介
【出版社】小学館
●あらすじ
高校生の夏木林太郎は、本を守るためにトラネコと異次元の世界でたたかうファンタジー物語!
自分の目の前にネコが現れて、突然しゃべりだす!
さあ、不思議な物語の始まりです。
あなたはこれから、ネコといっしょに「本を守る」のです。
入り口は、亡くなった祖父の営んでいた古書店「夏木書店」にある、ひみつ書棚です。その先にはどんな世界があり、どんな人がいて、どんな戦いがまっているのでしょうか?
相棒はネコだけど、勝てるのでしょうか?
ちなみに、人を傷つける武器をもって戦うことはなく、痛さも流血もありません。
武器は「あなたの本の話」です。
●その他情報
続編あり『君を守ろうとする猫の話』
2018年度、鷗友学園女子中学校の中学入試で出題された
出題短編:第二の迷宮「切りきざむ者」

おすすめポイント
本はなんのためにあるのか?
本が好きで、本をたくさん読む人におすすめの本です。
ファンタジーなのですが、どことなく哲学的な要素もあり、表紙の可愛らしさ、しゃべるネコのおもしろさからは想定外、ワクワクドキドキというよりも「う~ん、なるほど」と考えてしまう、読みごたえある物語です。
挑戦してみてください!
『本屋さんのダイアナ』

本でつながる友情
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【著者】 柚木麻子
【出版社】新潮社
●あらすじ
大穴(ダイアナ)という衝撃的な名前の女の子の物語。
ちょっと普通?の感覚とは違う母親と二人ぐらしのダイアナは、自分とはまったく正反対の環境で育った女の子、彩子と親友になります。
ダイアナと彩子を結びつけたものは「本」!
ふたりとも本が大好きなんです。
ダイアナと彩子の女の友情物語であり、ダイアナの小学校時代から社会人になるまでの青春物語。
2021年度、千葉県立高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
『赤毛のアン』『秘密の花園』『おちゃめなふたご』『おてんばエリザベス』『ライ麦畑でつかまえて』『長くつ下のピッピ』など、本好きにはたまらない本のタイトルが出てきます。
私もダイアナと彩子と友だちになりたい!!
『教室に並んだ背表紙』

悩める人たちよ、図書室に集まれ!
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【著者】相沢沙呼
【出版社】集英社
●あらすじ
登場人物が繋がっている6つの連作短編集
いじめにあっていたり、クラスで孤立していたり、孤独を感じていたり、家族との意志疎通がうまくいっていなかったり、だれにも言えない自分の本当の気持ちを抱えた女子中学生たち。
本当の自分の姿や気持ちを、上手に表現できない女子中学生の物語
2023年度、岡山県の公立高校の高校入試で出題された
2022年度、駒場東邦中学校、慶應義塾普通部中学校、大妻嵐山中学校で出題された

おすすめポイント
学校での自分は、本当の自分とは違うんだよな~と感じている人におすすめの本です。
「いろんな人がいて、いろんな人の気持ちがあるんだ」と思えるようになるはず。
特に、女子の心がわからない男子にもおすすめ!
短編を読みながら、ひとりひとりの人物像を想像していく楽しさもあります。
そして、最後に「そうだったのか!」と驚きの展開もまっています!
『晴れた日は図書館へいこう』

本にまつわる日常ミステリー
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【著者】緑川聖司
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
連作短編小説
本好きの小学5年生、茅野しおりちゃんの通う図書館で起こる、本にまつわる不思議な事件とは?
小学生の茅野しおりちゃんは、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている図書館へ通うのが日課の女の子です。
しおりちゃんは図書館へいくと、面白そうな本に出会える一方で、なぜか一緒にちょっとした事件にも遭遇してしまうのです(笑)。
本が人と人の気持ちをつなぐ心あたたまるミステリー物語。
●その他情報
シリーズ化されている
①『晴れた日は図書館へいこう』
②『晴れた日は図書館へいこう ここから始まる物語』
③『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』
④『晴れた日は図書館へいこう 物語は終わらない』<完結>
2023年度、青山学院中等部の中学入試で出題された

おすすめポイント
本は読む楽しみもありますが、それだけじゃなく、人の気持ちを代弁してくれたり、人と人を結び付けてくれる力もあります。
そんな素敵な本の魅力たっぷりで、心あたたまる物語を生み出している本です。
本が好きになる一冊といっても過言ではありません!
読みやすい本なので、本が苦手な人にもおすすめです。
長編小説に挑戦する秋
『蜜蜂と遠雷』

音楽コンクールが始まる
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【著者】恩田陸
【出版社】幻冬舎
●あらすじ
自宅に楽器を持たない不思議な少年、風間塵16歳。
天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。
楽器店勤務のサラリーマン、高島明石28歳。
完璧な技術と音楽性をもつ、優勝候補マサル19歳。
優勝するのはだれだ!?
国際ピアノコンクールを舞台にした、出場者4人の青春小説。
●その他情報
続編あり『祝祭と予感』その後の4人を描いた連作短編集
2021年度、都市大学付属中学校の中学入試で出題された
2020年度、茗渓学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
本の中から、音楽が聞こえてくるような感覚を味わったことがありますか?
この小説なら、その不思議な感覚を経験できるかもしれません!
コンクールのはりつめた緊張感のなかに、4人それぞれの個性が奏でるピアノの音が聞こえてくる臨場感を感じられます。
4人はライバルでもありながらも、音楽を愛する仲間なのもステキなのです!!
上下巻になった長編小説ですが、おもしろくて読むのが止められない、ワクワクとドキドキでいっぱいになります。
☟映画化されています
『風神雷神 Juppiter,Aeolus(ユピテル アイオロス』

天才絵師・俵屋宗達の冒険物語
風神雷神 Juppiter,Aeolus(ユピテル アイオロス)上 (PHP文芸文庫)
風神雷神 Juppiter,Aeolus(ユピテル アイオロス)下 (PHP文芸文庫)
●表紙情報
俵屋宗達〈風神雷神図屛風〉
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【著者】原田マハ
【出版社】PHP研究所
●あらすじ
天才絵師・俵屋宗達がよみがえる!
安土桃山時代、織田信長、狩野永徳にその才能を見出された俵屋宗達。
天正遣欧少年使節とともに欧州に渡った彼が出会った西欧の天才画家とは……。
(天才画家とはだれか?)
名画〈風神雷神図屛風〉を軸に書かれた俵屋宗達の冒険とは?
2025年度、関東学院中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
日本と西欧の天才画家がであっていたら……。
ありえない話しと思っていても、壮大な冒険にワクワクしてしまいます。
上下巻にわたる長編物語ですが、登場人物たちが魅力的で、物語展開がテンポよく変わっていくので飽きることなく読めます。
『らんたん』

明治~昭和初期を生きた女性の生き方
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【著者】柚木麻子
【出版社】新潮社
●あらすじ
女性教育に情熱を注いだ河井道――その生き方とは?
女性教育者であり、恵泉女学園の創立者でもある河井道(かわい みち/1877〜1953)をモデルにした長編小説です。
有島武郎、新渡戸稲造、津田梅子、平塚らいてう、山川菊栄、広岡浅子、村岡花子、そして野口英世まで――当時の有名人たちが次々と登場し、河井道の人生と交差していきます。
多くの人との出会いを通して、さまざまな考え方に触れながら、河井道は新しい女性の生き方と教育を切り開いていきます。
そのなかで彼女を支えた“大切な人”とは――?
信念と情熱にあふれた、ひとりの女性の人生に触れる一冊です。
2024年度、森村学園中等部の中学入試で出題された

おすすめポイント
女性に参政権も自由な教育もなかった、制限のある時代を、強く、しなやかに生きた女性たち。
助け合い、前を向いて生きた女性たちの姿は、とてもまぶしい!
でも、だからといって、女同士の友情がいつもスムーズなわけではありません。
考え方の違いにぶつかることもあれば、競い合うこともあります。
でも、そこには不思議と清らかさがあるのです。
「女の友情って、面倒くさそう」なんて思っている人にこそ読んでほしい。
一生続く、本物の友情がここにあります。
『5年3組リョウタ組 』

先生ってカッコいい
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【著者】石田 衣良 (著)
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
連作短編集
希望の丘小学校5年3組は通称リョウタ組。
担任の中道良太は、外見は茶髪にネックレスと”ちゃらい”若者風だけど、まっすぐで、子どもにも大人にも真剣に向き合う先生。
教室や学校、家庭でおこる、いじめ、DV、パワハラ、少年犯罪にも、とことんぶつかっていきます。
良太先生は、純粋に子どもたちを信じ、子どものピュアな心を愛しているのです!
2022年度、関東学院中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
クラスの子どもたちだけじゃない、一緒に働く仲間のこと、出会った人たちのことを、真剣に考えてくれる良太先生。
そのまっすぐでピュアなたっぷりの愛情に感動の涙です。
こんな先生に出会いたい!
『愛なき世界』

植物オタクに恋をしたら……
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【著者】三浦しおん
【出版社】中央公論社
●あらすじ
恋のライバルは人間とは限らない!
研究しか頭にない理系女子、大学院生の本村紗英に恋をする、洋食屋の料理人見習い男子、藤丸陽太の「当たって砕けろ!」恋愛物語。
植物を愛でるように研究する紗英に、一目ぼれする藤丸くんですが……。
研究一筋で、そもそも人間自体に興味がない紗英を相手に恋愛初心者の藤丸くんの恋は、実るのでしょうか?

おすすめポイント
本のタイトルは「愛なき」ですが、「愛」がたっぷりの物語です。
藤丸くんのピュアな恋をずっと応援しながら、一気読みでした。
2020年度、東京都立小石川中等教育学校(中高一貫校)の適正検査で出題された
『なんとかしなくちゃ。青雲編』

コスパ最高!の生き方とは?
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【著者】恩田陸
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
1970年生まれの梯結子(かけはしゆいこ)は、4人きょうだいの末っ子。
結子の生きるモットーは「融通無碍」。
(思考や行動がこりかたまることなく、自由でのびのびしていること)
「なんとなく何かやってくれそう」と祖父母や両親から期待されている結子の幼少期から大学卒業までが「朝ドラ」方式で書かれた、人生記録物語です。
「朝ドラ」方式とは……。
物語展開に対して、脇から、ちょいちょいコメントがはいってきます。

おすすめポイント
自分なりの考え方で、ムダなく効率のよい生き方を追求していく。
そんな結子の生きざまにビックリ!そして感激!しました。
あなたの生き方の参考になるかも?しれないです。
2024年度、東京都八王子東高校の公立高校入試で出題された
秋の読書 中学生・高校生におすすめ文庫本リスト
【入試出題本】を中心に、秋に読みたいおすすめ本を選んでみました。
「今」の自分の気分に合った本を選んで読んでみてくださいね。

気になる本があったら、どんどん読んでみてね。
食欲の秋
癒しのおひとりさま専用カフェ物語
昭和レトロ感あるデパート物語
抹茶でつながる人たち物語
あなたを救う!サンドイッチ物語
江戸時代の和菓子店にタイムスリップ物語
ショートケーキが教えてくれる愛物語
音楽の秋
あなただけのオルゴール物語
苦しみを歌で吹き飛ばせ物語
吹奏楽&青春物語
スリリングなチェロ教室物語
中学男子の吹奏楽に目覚めた青春物語
アート・美術・芸術の秋
芸術&おいしいフランス料理物語
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落語っておもしろい物語
人をつなぐ一つの絵物語
水墨画の世界物語
家族写真の物語
羊毛からつくる布ホームスパン物語
世界の名画を知るエッセイ
ミステリー・SFの秋
どんどん意外な展開へ……物語
大事なモノを思い出す物語
モノに隠された目には見えない秘密物語
コナンくん?のような小学生探偵、登場物語
スポーツの秋
寄せ集め駅伝チームの奇跡物語
相撲の世界物語
生涯のライバルに出会う物語
地味なスポーツの魅力たっぷり物語
愛・感動を知る秋
自分自身と大切な人を愛する物語
死者からの伝言に愛あふれる物語
子どもを想う気持ち物語
家族っていいな物語
プライド高き少女ふたりの友情物語
家族か恋人か?物語
月・天文を知る秋
宇宙からみたらちっぽけな自分物語
つらい時は月を見上げて!物語
読書の秋
本を守る!戦い物語
本でつながる友情物語
悩める人たちよ、図書室に集まれ!物語
本にまつわる日常ミステリー物語
長編小説に挑戦する秋
音楽コンクール物語
天才絵師・俵屋宗達の冒険物語
明治~昭和初期を生きた女性の生き方物語
先生ってカッコいい物語
植物オタクに恋をしたら……物語
コスパ最高!の生き方とは?物語
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