明日何着ようかな
雑誌でみた服かわいかったな、ほしいな
新しい服を買いたいな
友達に「いいね」とってもらえる洋服を買いたい、着たいな
オシャレが好き、ファッションが好きな人なら毎日のように考えてしまう、もはや悩みのタネといってもいい”洋服”のこと。
意外かもしれませんが、”洋服”に関する本は入試問題で出題されます。
本に興味がなくても、ファッションに関する本なら「ぜひ読んでみたい」と思うはずです。
自分らしいファッションをみつけるキッカケになる本をみつけてみてください。
せっかく本を読むなら、入試に出た本を読んでみませんか?
このブログでは、中学入試・高校入試で出題された本のなかから選んでいます。なぜなら……。

中学・高校受験出題本はとにかくおもしろい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。
『ちぐはぐな身体(からだ): ファッションって何?』

ファッションのバイブル!
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【著者】鷲田清一
【出版社】筑摩書房(ちくま文庫)
●あらすじ
「ファッション」の本といえば、この本というぐらいのベストセラー本!
ファッション好きならぜったいに読んでおきたい一冊。
文庫本なので買いやすく読みやすいので、特におすすめの本です。
「ファッション」って何?なんて考えたこともなかった人に読んでほしい本
自分に似合う服がわからない、何を着たらいいかわからないといった、ファッションやおしゃれに悩んでいる人の助けにもなります。

おすすめポイント
本が書かれたのは1995年(2005年文庫化)ですが、今でも色あせることなく読めます。
2024年度、獨協埼玉中学校の中学入試で出題された
『言葉の服: おしゃれと気づきの哲学』

日本語から生まれた美しいファッション
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【著者】堀畑裕之
【出版社】トランスビュー
●あらすじ
「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトとしたブランド「matohu(まとう)」を立ち上げたファッションデザイナー堀畑さんが書いた、服と生活を考えるためのエッセイ集です。
「言葉から服を生み出す」という堀畑さんのもつファッション哲学とは?
日本語のもつ音や意味、日本伝統の民藝品の美しさに驚かされます。
「日本の美」をファッション的にとらえてみたい人におすすめです。

おすすめポイント
普段なにげなく使っている言葉や道具が美しくみえてきます
2020年度、高知県の県立高校入試で出題された
『ファッションの哲学』

令和のファッション
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【著者】井上雅人
【出版社】ミネルヴァ書房
●あらすじ
令和の新しい「ファッション論」。
2020年に出版されたこの本で「今」のファッション業界をのぞいてみませんか。
いろいろな考え方が時代によってアップデートされていくなかで、「ファッション」についても考え方や価値観がかわった点もあります。
「服を着る」というファッションの原点から現在までを通して、ファッションについて知ることができます。

おすすめポイント
貧困と格差、環境問題などの視点からファッションを知ることもできます。
2024年、神奈川県の県立高校入試で出題された
『大量廃棄社会アパレルとコンビニの不都合な真実』

ファッション業界に迫る!
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【著者】藤田さつき・仲村和代
【出版社】光文社
●あらすじ
「大量廃棄社会」の実情を実際に目にした著者のレポートがリアルにファッション問題に注目する!
ムダに捨てられる、年間10億着の新品の服や大量廃棄を目にしたら……。
一回も袖を通すことなく、洋服を捨ててしまったときありませんか?
たくさん作って、たくさん買って、たくさん捨てる。
それが当たり前なんでしょうか?
ファッション好きだからこそ知っておきたい、考えるべき、ファッションの「ムダ」に目をむけてみませんか。

おすすめポイント
服を買うことで満足してしまう人におすすめな本です。
2022年度、神奈川県の公立高校入試で出題された
『自分の顔が好きですか?─「顔」の心理学』

ファッションに大事な「顔」とは?!
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【著者】山口真美
【出版社】岩波書店(岩波ジュニア新書)
●あらすじ
どうしてファッションにこだわるのか?
どうして洋服を買うのかといえば、自分をよりよく見えるように買うという人が多いと思います。
かわいく見えたい、美しく見えたいとおもっているからこそ、ファッションにもこだわってしまうのではないでしょうか?
では「いい顔」とは何でしょうか?
なぜ人は「顔」が気になるのか?
ファッションにもつながる「顔」について考え、疑問を心理学で解き明かしてくれる本です。

おすすめポイント
「見た目の印象」から、自分に似合うファッションについても考えるキッカケになります。
2023年度、桜美林中学校の中学入試で出題された
『増補新装 カラー版世界服飾史』

ファッションの歴史
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【著者】深井晃子ほか
【出版社】美術出版社
●あらすじ
ファッション(服飾)と歴史は繋がっている!!
ファッションはその時代の「美」をあらわすもの。
時代によって、どんなファッションが流行っていたのか?
気になりませんか。
そして、ファッションはその時代ごとに最新の技術、素晴らしい手仕事が集約されたものでもあるのです。
そんなファッションの歴史や変遷を、資料や写真を通してわかる図鑑のような本です。

おすすめポイント
歴史をとおして、ファッションの「流行」が学べます。
2020年度、海城中学校の中学入試<社会>で資料(イラスト)が出題された
この入試問題では「シャネル」の創業者、ココ・シャネルの生き方や、シャネルが服飾(ファッション)業界、さらには社会に与えた影響なども問題として取り上げられていました。
『東大ファッション論集中講義』

ファッションは学問になるのか?
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【著者】平芳裕子
【出版社】筑摩書房(ちくまプリマー)
●あらすじ
ファッション(服飾)を東大で学ぶ!
ファッションなんて学問なの?
そんな疑問をもった人にまず読んでほしい本です。
「服とは何か?」「ファッションと芸術」「近代のファッション」「ファッションの未来」といった12のテーマを通して、ファッションについての特別講義が書かれています。
ファッション研究も立派な学問になります。

おすすめポイント
ファッションを多角的に考えられるようになります。
ファッション・洋服好き・おしゃれ好きな中学生・高校生におすすめ本リスト
中学入試・高校入試で出題されたなかから、ファッション・洋服好き・おしゃれ好きな人におすすめ本を紹介しました。
自分の好きなことに関する本をどんどん読んで、さらに「好き」を深めてください。

あなたの好みの本を選んで読んでみてね。
まず一番に読んでほしい本☟
日本語の美しさから生まれたファッション☟
令和のファッション論☟
ファッション業界の抱える問題☟
見た目を良くしたい?☟
ファッションを歴史と絡めて学べる☟
東大の「ファッション」特別講義☟
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