新学期が落ち着いて、ゴールデンウィークも終わり、ちょっとお疲れ気味の梅雨の季節をどうすごしていますか?
雨ばかりの日々で外に出るのがおっくうなとき。
梅雨空にウンザリ気味のとき。
家のなかでイライラしているとき。
家にいる時間が長くなる梅雨の季節だからこそ、気分転換に、家のなかで楽しめる読書をしてみませんか?
せっかく本を読むなら、入試に出た本を読んでみませんか?
このブログでは、中学入試・高校入試で出題された本のなかから選んでいます。なぜなら……。

入試で出題されたというと、堅苦しいと思うかもしれませんが……。
中学・高校受験出題本はとにかくおもしろい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。
- 『かたつむりがやってくる』
- 『二人目の私が夜歩く』
- 『はじめての』
- 『あめつちのうた』
- 『風の港』
- 『ツバキ文具店』
- 『蛍と月の真ん中で』
- 『カレーの時間』
- 『博士の長靴』
- 『本を守ろうとする猫の話』
- 『小田くん家は南部せんべい店』
- 『生きるぼくら』
- 『空をこえて七星のかなた』
- 『まるまるの毬』
- 『藍色ちくちく魔女の菱刺し工房』
- 『あずかりやさん』
- 『2.43 清陰高校男子バレー部1』
- 『よろこびの歌』
- 『成瀬は天下を取りにいく』
- 『リカバリー・カバヒコ』
- 『ひかりの魔女』
- 『しっぽちゃん』
- 『吹部』
- 『パラ・スター 〈Side 宝良〉』『パラ・スター 〈Side 百花〉』
- 『百年の子』
- 『宙ごはん』
- 『三千円の使い方』
- 『宙わたる教室』
- 『らんたん』
- 『蜜蜂と遠雷』
- 『“正しい”を疑え!』
- 『なぜ世界を知るべきなのか』
- 『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』
- 『ななみの海』
- 『世界は「」で沈んでいく』
- 『勿忘草をさがして』
- 梅雨だから読みたい小説 中学生・高校生におすすめ本リスト
『かたつむりがやってくる』

家にこもっている時だから……
かたつむりを思い出して
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【著】森沢明夫
【出版社】実業之日本社
●あらすじ
大好きなおばあちゃんのため。
愛する地元の人たちのために。
大学を中退して「移動販売」を始めるたまちゃんの物語。
でも実は、たまちゃん自身も、そして登場する人たちみんな、どうにもならないことをいっぱい経験し、それぞれ辛さや苦しみを背負っているのです。
どんな苦悩があっても、それをなにかしら「良いことに」変えようと……。
だれもがを必死に前を向いて生きている。
毎日の日常のなかで「幸せ」をみつけ、「今」を自分なりのペースで生きる人たちから感動と勇気をもらえます。
2023年度、成城中学校の中学入試で出題されました

おすすめポイント
人生に迷い中の若者(たまちゃんを含めた同級生3人)に、人生の苦しみを、もう当たり前のように生きている大人たちが生き方を身をもって教えてくれます。
だれかを助けようと思っていたたまちゃんでしたが、実は、たまちゃんがたくさんの人たちに助けられるのです。
『二人目の私が夜歩く』

家にこもっている時だから……
謎めく真実にたどり着くまで一気読み
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【著者】辻堂ゆめ
【出版社】中央公論社
●あらすじ
私が二人いる??
ひとつの体を共有する昼と夜の私はだれ?
交通事故で両親を亡くし祖父母と暮らす高校生の茜は不思議な体験をしている自分に気づく。
もう一人の私はどうやら、偶然知り合った交通事故で首から下がマヒし、12年間寝たきりの30歳目前の多恵子さんみたい??
☟作者辻堂ゆめさんの「x」より
埼玉県の淑徳与野中学校の入試問題で、『二人目の私が夜歩く』が出題されたようです。問題文を見てびっくり、けっこう核心部分……!笑 受験生の方々、設定をすんなり受け入れられたかなぁ?
— 辻堂ゆめ (@YumeTsujido) January 20, 2025
2025年度、淑徳与野中学校の中学入試で出題されました

おすすめポイント
二人目の私は誰なのか?最後まで気が抜けない!
二転三転する物語に、おもしろいほど振り回されます。
『はじめての』

梅雨で家の中にいても……
”YOASOBI”の世界観へGO!
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【著者】島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森 絵都
【出版社】水鈴社
●あらすじ
あの人気音楽ユニット”YOASOBI”とコラボレーションした小説集があるのを知っていますか?
小説のテーマは「はじめて〇〇したときに読む物語」
①島本理生「私だけの所有者」
はじめて人を好きになったときに読む物語
➡コラボ楽曲YOASOBI「ミスター」
②辻村深月「ユーレイ」
はじめて家出したときに読む物語
➡YOASOBI「海のまにまに」
③宮部みゆき「色違いのトランプ」
はじめて容疑者になったときに読む物語
➡YOASOBI「セブンティーン」
④森絵都「ヒカリノタネ」
はじめて告白したときに読む物語
➡コラボ楽曲YOASOBI「好きだ」
2023年度、成蹊大学中学校の中学入試で出題された
出題短編:森絵都「ヒカリノタネ」ーはじめて告白したときに読む物語

おすすめポイント
”YOASOBI”にどっぷりはまって家時間が過ごせます。
『あめつちのうた』

雨が降れば……
人生も同じ、雨降って地固まる
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【著者】朝倉宏景
【出版社】講談社
●あらすじ
絶望的な運動神経の持ち主・雨宮大地。
自分とは正反対の弟、自分を認めてくれない父から逃げるように、東京から大阪の甲子園のグラウンド整備を請け負う阪神園芸へと入社するのですが。
大地は、新しい土地で最高の仕事ができるようになるのか?
そして、家族とは理解しあえるのか?
野球のもつ熱気、本音のぶつかり合い、誰かを想う気持ち。
あちこちで熱い心がほとばしりる青春物語。
2021年度、山脇学園中学校の中学入試で出題されました
出題された部分はココ!
ぎこちない関係の父と息子が本音で語るシーン

おすすめポイント
人生も同じように、辛く苦しい雨が降り続いても、その雨が大切なことを教えてくれるかもしれないと思えると、苦しさも乗り越えられそうな勇気がでてきます。
『風の港』

雨で家のなかにいると……
飛行機で空を飛びたくならない?
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【著者】村山早紀
【出版社】徳間書店
●あらすじ
4つの短編集
広々とした滑走路から飛行機が次々と飛び上がる爽快感。
うれしさや悲しさのつまった出会いと別れ。
旅立ちの前の不安と高揚感。
現実に引き戻される旅の喪失感。
普段とはどこか違う雰囲気が漂う空間、空港を舞台に。
夢やぶれた男性、書店で働く女性、33年ぶりに会う女友達、奇術師の老女の物語。
2023年度、海城中学校の中学入試で出題された
出題短編:「旅立ちの白い翼」
2022年度、宮城県公立高校の高校入試で出題された
出題短編:「旅立ちの白い翼」

おすすめポイント
人間模様や、人々の感情がいりみだれするドラマチックな空港に、ふんわりとやさしく包み込んでくれる風が心に響きます。
『ツバキ文具店』

しっとりした雨が似合う花、紫陽花を感じながら……
紫陽花が咲きほこる寺が有名な「鎌倉」が舞台の物語を読む
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【著者】小川糸
【出版社】幻冬舎
●あらすじ
連作短編集
鎌倉で文具店、兼、手紙の代書屋「ツバキ文具店」を営む鳩子(ポッポちゃん)の物語。
仲良しの友人、いつも集まる仲間、家族、身近な人にこそ本当の気持ちが伝えにくいと思いませんか?
でもどうしても伝えたいことがあるとしたらどうしますか?
そんなときには、代書屋鳩子(ポッポちゃん)が、あなたの大切な想いを届けます!
●その他情報
続編あり
2作目『キラキラ共和国』
3作目『椿ノ恋文』
2023年度吉祥女子中学校、2021年度東京女学館中学校、2020年度中央大学附属横浜中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
梅雨の花といえば紫陽花。
紫陽花が咲きほこる「紫陽花寺」として有名な、明月院や長谷寺がある鎌倉の街並みが楽しめます
『蛍と月の真ん中で』

梅雨といえば……
蛍の光を感じながら読みたい
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【著者】河邉徹
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
なにもかもがうまくいかないときってありませんか?
なにもかもから逃れたいと思ったときに、目指す場所はありますか?
母とうまくいかず、実家から逃げ出し上京して進学した大学もある事件がきっかけで休学してしまった匠海。
実家にも帰れず、衝動的に向かった先は長野県・辰野町だった。
実はそこは父が生前に蛍の写真を撮った場所なのだが……。
匠海が辰野町で過ごす、新たな日々が始まる。
2023年度、東京都、徳島県の公立高校入試で出題されました

おすすめポイント
あなたの考え方や生き方に革命を起こしてくれる本かもしれません。
『カレーの時間』

家にこもっている時だから……
食事はカレーで決まり!!
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【著者】寺地はるな
【出版社】実業之日本社
●あらすじ
祖父と孫の物語が交互に語られる
桐矢(25歳男性)は、小さなころから祖父が苦手。
口を開けば文句と悪口で、時代錯誤のパワハラ、セクハラ発言を繰り返し。
しかも家の中はおそろしく汚い……。
親戚、近所の人みんなから疎まれている祖父。
そんな祖父と一緒に暮らすことになってしまった!!
暮らし始めて気づいたほんとうの祖父の姿にきづいたきっかけはカレーだった……。
2023年度、滝川高等学校の高校入試で出題されました

おすすめポイント
読めば読むほど、カレーが食べたくなります。
野菜カレー、キーマカレー、ドライカレー、レトルトカレー!
梅雨で家にいる間ずっとカレーを食べてすごしたい……。
『博士の長靴』

家にこもっている時だから……
お天気と同じく選べない家族について考えてしまう
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【著者】瀧羽麻子
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
連作短編集
お天気と同じく、思い通りにはならない選べないものってなんだ?
好き嫌いというレベルではない「家族」の物語です。
隣にどんな人が住んでいるかすら知らない人も多いこの時代に、ほかの家族の生態、習慣をこっそりのぞき見したらビックリ!
この物語の主人公、天気の研究をする藤巻博士と博士の家族は、なかなかクセのある家族です。
そんな四世代にわたる藤巻一家の家族の歴史、風習、関係性をのぞいてみませんか。
2023年度、神奈川県、愛知県の公立高校入試で出題された
2023年度、豊島岡中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
藤巻一家の家族と自分の家族を比べてみたら……。
家族っていろいろなんだな~と思えます。
『本を守ろうとする猫の話』

家にこもっている時だから……
不思議な世界でネコと闘う!
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【著者】夏川草介
【出版社】小学館
●あらすじ
連作短編集
目の前にネコが現れて、突然しゃべりだす!
さあ、不思議な物語の始まり。
これからネコといっしょに「本を守る冒険」に出発です。
「本」を守るためにトラネコと異次元の世界でたたかう高校生、夏木林太郎のファンタジー物語
冒険の入り口は、林太郎の亡くなった祖父が営んでいた古書店にある、ひみつ書棚です。
その先にはどんな世界があり、どんな人がいて、どんな戦いがまっているのでしょうか?
林太郎の相棒はネコだけど、勝てるのでしょうか?
ちなみに、人を傷つける武器をもって戦うことはなく、痛さも流血もありません。
武器は「本についての話」です。
●その他情報
続編あり『君を守ろうとする猫の話』
2018年度、鷗友学園女子中学校の中学入試で出題された
出題箇所はココ!
第二の迷宮「切りきざむ者」

おすすめポイント
本のなかの、本をめぐる冒険がゲームぽくておもしろいです。
『小田くん家は南部せんべい店』

家にこもっている時だから……
家の中の家族にイラっとしたら読んでみて
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【著者】髙森美由紀
【出版社】徳間書店
●あらすじ
連作短編物語
小学四年生、弘毅くんの家は「小田せんべい店」。
弘毅くんのおじいちゃん、よっしーは南部せんべい一筋の職人。
孫にも、家族にも、近所の人にも、孫の友達にも、南部せんべいにも愛情たっぷり!
負けずぎらいで元気いっぱいのおじいちゃん、祖父・よっしーのパワーあふれる家族小説。
「サザエさん」のような、ほがらかな楽しい家族物語と思いきや。
実はこの仲良し家族には、秘密があるのです……。
2025年度、福島県の公立高校入試で出題されました

おすすめポイント
梅雨がもたらしてくれる家族のだんらんが、貴重な家族時間に!
家の中で家族一緒に過ごす時間が愛おしくなります。
☟私の2024年読んだ本ベスト10に入った本です。
『生きるぼくら』

恵みの雨がほしい……
農作物にも、自分にも。
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【著者】原田マハ
【出版社】徳間書店
●あらすじ
麻生人生、24歳。現在、ひきこもり生活まっしぐら。
そんな彼のもとから、たった一人の家族──お母さんがまさかの家出!?
「え、これからどうやって生きてけばいいの……?」
行き場をなくした人生は、しぶしぶ別れた父の実家へ向かうことに。
でも、久しぶりに会ったおばあちゃんは認知症になっていて、人生のことを忘れていた。
しかもなぜか、見知らぬ女の子と一緒に暮らしてるってどういうこと!?
次々と巻き起こる”人生の転機”に、逃げ続けていた彼が少しずつ向き合っていく──。
「人と関わるのが苦手」だった青年が、あたたかい出会いと、人と関わりあう日々の中で、
“自分らしく生きる”意味を少しずつ見つけていく成長物語。
2024年度、東京都市大学等々力中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
いじめや引きこもり、農業の担い手不足、認知症、孤独、貧困…。
この物語には、いまの社会が抱える“リアルな問題”が詰まっています。
稲が育つには雨が不可欠のように。
生きていれば苦しい雨がバシャバシャ降るのも不可欠だし、その雨が恵みの雨になのかも……
「自分にもできるかも」「誰かとつながりたい」――そんな希望が湧いてくる、あたたかくて希望のあるストーリーです。
『空をこえて七星のかなた』

家にこもって雨を見ていると……
雨は宇宙からどう見えるんだろうか?気になる
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【著者】加納朋子
【出版社】集英社
●あらすじ
短編集
もうすぐ中学生になる女の子七星ちゃん、天文部の高校生、有名人の親をもつ中学生など
広い宇宙のなかにある地球の一角で、私たち人間は、いろんな出会いをして、数珠つなぎのように、つながっていく。
「運命的に出会う人たち」「素敵な出会い」が書かれた物語
ラスト短編で驚きの事実が明らかになる!
2023年度、東京都市大学等々力中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
雨を吹き飛ばすほど、最後につながっていく物語のおもしろさが味わえます。
『まるまるの毬』

家にこもっているとイライラ……
気分をいやす甘い和菓子の物語を読もう
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【著者】西條奈加
【出版社】講談社
●あらすじ
江戸の菓子屋「南星屋」を舞台に事件が起きる!
事件の原因となるのは店主の治兵衛。
彼には、他人に言えない大きな秘密があるのです……。(人情物語
江戸の町で親子三代で菓子を商う「南星屋」。
店主は武家の身分を捨て、職人となった治兵衛。
治兵衛といっしょにはたらいているのは、出戻り娘のお永と、お永の娘の看板娘、お君。
仲良し家族経営の和菓子屋さんの物語、おいしい和菓子物語なのかと思いきや。
看板娘お君ちゃんの恋も気になります……。
●その他情報
シリーズ化しています
1作目『まるまるの毬』
2作目『亥の子ころころ』
3作目『うさぎ玉ほろほろ』


おすすめポイント
甘い和菓子とあたたかい家族の絆が、梅雨のイライラを解消してくれます。
『藍色ちくちく魔女の菱刺し工房』

家にこもっているから……
手芸を楽しむ物語を読んでみよう
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【著者】髙森美由紀
【出版社】中央公論社
●あらすじ
連作短編集
東北地方の伝統刺繍「南部菱刺し」が家族をつなぎ、あたらしい家族のかたちを紡ぎ出す!
より子先生(おばあちゃん)の南部菱刺し教室「ひし形屋」を舞台。
菱刺しをしながら悩みを抱えた人たちが、より子先生や仲間たちとともに成長していく物語。
物語は、より子先生の人生物語を間にはさんだ2部構成になっていて、ふたつの物語が平行して楽しめます。

おすすめポイント
無心に時間をわすれてチクチクを繰り返す刺繍のおもしろさを味わい、年齢を超えた仲間たちの心を通じ合わせるやさしさに癒されます。
2024年度、兵庫県・神奈川県・佐賀県の公立高校入試で出題された
『あずかりやさん』

家にこもって……
モノが語りだす不思議な体験をしてみて
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【著者】大山淳子
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
目の見えない青年桐島透が店主の「あずかりやさん」が舞台になった物語。
「一日百円で、どんなものでもあずかります」と言われたら、なにを預けますか?
大事なモノを預ける?
失敗したテストを預けようかな?
お店には、毎日のように「秘密のモノ」を預ける人たちがぞくぞくやってくるのです。
どんな人が、どんなものを預けにくるのか、気になりませんか?
さらに不思議なことに、人間ではないモノたち(のれんだったり、ガラスケースだったり、自転車だったり)が、モノのもつ秘密の物語を語り始めるのです。
●その他情報
シリーズ化している
2024年1月には第5弾が発売
2022年度、東京都市大学等々力中学校の中学入試で出題された
(すこし前ですが)2014年度、麻布中学校の中学入試で出題された
出題箇所はココ!
両方の学校ともに出題短編は同じ
短編:「ミスター・クリスティ」

おすすめポイント
人の秘密をのぞくような、興味しんしんの気持ちで読み始めたら……。
意外や意外、なんだか胸がいっぱいになる、やさしい、心あたたまるストーリーに「読んでよかった」と大満足です。
『2.43 清陰高校男子バレー部1』

雨が降ったら……
室内スポーツの物語を!
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【著者】壁井ユカコ
【出版社】集英社
●あらすじ
3つの連作短編集
東京の強豪中学バレー部から転校してきた(田舎に帰ってきた)中学生の灰島公誓と、灰島と幼なじみ・同級生黒羽祐仁の友情、青春、バレーボール物語。
田舎の弱小中学バレー部は強くなれるのか?
灰島公誓と黒羽祐仁を中心に、中学から高校へ。
仲良しだけではいられないチームスポーツのおもしろさ、たのしさ、嫉妬、そしてムカつき(笑)。
さまざまな感情が入り混じる、バレー部の青春が書かれています。
バレーボールを軸にして、ナイーブな心がぶつかりあう!
『2.43 清陰高校男子バレー部』はシリーズ化されている
第2弾『2.43 清陰高校男子バレー部 2』
第3弾『2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編1』
第4弾『2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編2』
第5弾『2.43 清陰高校男子バレー部 春高編1』
第6弾『2.43 清陰高校男子バレー部 春高編2』
第7弾『2.43 清陰高校男子バレー部 next 4years〈I〉』
第8弾『2.43 清陰高校男子バレー部 next 4years〈II〉』
2024年度、埼玉栄中校の中学入試で出題されました

おすすめポイント
迷い、傷つきながらも、純粋、真っ直ぐな心をもつ等身大の青春……。
素直になったら楽になれるのにと思いながらも、彼らの若さとプライドが生み出す苦しさに共感し、胸が痛くなります。
『よろこびの歌』

雨で部屋にこもってイライラしたら……
大声で歌ってイライラを吹き飛ばせ!
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【著者】宮下奈都
【出版社】実業之日本社
●あらすじ
7つの連作短編集
新設女子校の2Bのクラスメイトたちの青春物語。
有名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、当たり前のように受かると思っていた音大附属高校の受験に失敗!
自分の音楽の才能はないのか……。
新設女子高の普通科に進学した玲は、どんな学校生活を送るのか?
●その他情報
続編『終わらない歌』あり
2017年度、吉祥寺中学校の中学入試問題で出題されました
2019年度、愛知県の公立高校入試で出題されました
2024年度、大宮開成中学校の中学入試問題で出題されました

おすすめポイント
読み終わったとき。
ジメジメ続く雨と一緒に、自分のもやもやした現状や、見えない未来への不安をふきとばしてくれます。
『成瀬は天下を取りにいく』

雨なんて関係ない……
自分らしく生きってカッコいい
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【著者】宮島未奈
【出版社】新潮社
●あらすじ
連作短編集
滋賀県大津市の女子高校生、成瀬あかりが、世間の当たり前や人の目は気にしない、自分で決めたことに全力で取り組む!
我が道をまっすぐに突き進む、女子高校生の青春物語。
●その他情報
続編『成瀬は信じた道をいく』
大学生になる成瀬あかり、続編でも成瀬パワーは全開。

おすすめポイント
雨だろうが晴れだろうが、成瀬あかりは成瀬あかりだ(笑)
2024年度、栄東中学校、豊島岡女子学園中学校、中央大学付属横浜中学校の入試で出題された
『リカバリー・カバヒコ』

家の中にこもってモヤモヤしているとき……
カバヒコパワーに癒されたい
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【著者】青山美智子
【出版社】光文社
●あらすじ
連作短編集
公園に置かれている、触ったところを治してくれるという都市伝説がある、カバの遊具・カバヒコをめぐる物語。
新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒルに住む悩める住人がカバヒコに触ってみたら……。
カバヒコのパワーはいかほどか!?

おすすめポイント
雨のうっとうしさも忘れ、読むほどに心が癒され、清浄されていく気が……。
これも「カバヒコ」効果なのかもしれません。
2024年度、甲陽学院中学校、芝中学校の中学入試で出題された
2025年度も引き続き、中学入試で出題されている
『ひかりの魔女』

梅雨空も吹き飛ばす……
おばあちゃんパワーにおどろく
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【著者】山本甲士
【出版社】双葉社
●あらすじ
連作短編集
一日中家にいる、浪人生の真崎光一が見た!
おばあちゃんの正体とは?
「うちのばあちゃんって一体何者なんだろうか?」
同居することになった祖母は、小柄で温厚で普通のおばあちゃんかと思ったら……。
神様のような?スーパーおばあちゃん君臨!!
みんなに愛され尊敬される、おもしろくてカッコいい。
そんな世渡り上手な?おばあちゃんの生き方とは?
●その他情報
シリーズ化している
2作目「ひかりの魔女 にゅうめんの巻」
3作目「ひかりの魔女 さっちゃんの巻」
2018年度、石川県の公立高校入試で出題された

おすすめポイント
梅雨のもやもや感なんか感じさせない、かわいくて、かっこよくて、パワフルなおばあちゃんパワーが爽快です。
『しっぽちゃん』

家にこもっている時間は……
かわいいペットと過ごすのに最高の時間?!
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【著者】群ようこ
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
短編小説集
猫・犬・亀・虫・ハムスター・インコ、しっぽを持つかわいい生き物にふりまわされる?
老若男女の日常を描いた爆笑物語。
群ようこさんの魅力を知らない人にぜひおすすめ。
お腹をかかえて爆笑してください。
2020年度、城北埼玉中学校の中学入試で出題された
短編:「セキセイインコのぴーちゃん」

おすすめポイント
ペットの可愛さと、群ようこさんの爆笑物語がセットで楽しめます。
『吹部』

雨のイライラなんて……
梅雨の苛立ちを上回るヤツがいた……
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【著者】 赤澤竜也
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
ほぼ休部状態だった浅川高校吹奏楽部にやってきた、強烈な顧問ミタセン。
自分勝手でわがままなミタセンに、吹奏楽部の部長になった沙耶はふりまわされぱなし。
しかも、ほぼ素人集団の吹奏楽部なのに、ミタセンの目標は「全国大会出場!」だというのです。
え~!どうなるの吹部。
●その他情報
続編あり『吹部! 第二楽章』
2019年度、春日部共栄中学入試の中学入試で出題されました

おすすめポイント
ミタセンに振り回されるたいへんさが、だんだんおもしろくなってくる吹奏楽部のメンバーたちがたくましい!
「梅雨のイライラなんてへっちゃら」になります(笑)。
『パラ・スター 〈Side 宝良〉』『パラ・スター 〈Side 百花〉』

梅雨の雨を眺めながら……
雨にも負けない力の源にパワーをもらえる
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【著者】阿部暁⼦
【出版社】集英社
●あらすじ
親友が突然事故にあい、車いすでしか動けなくなったら?
美人でずけずけモノを言う、負けずキライの宝良が思いがけない障害を負うことになったときに、心の支えになったのは泣き虫の百花だった……。
ピンチになったときに本当の姿が見える!
同じ高校に通っていた気の強い宝良と、心やさしい泣き虫の百花。
性格はまったく違う親友ふたりの関係の強さ、爽やかさ、キラキラさがまぶしい青春友情物語。
●その他情報
宝良ちゃん目線で書かれた『パラ・スター 〈Side 宝良〉』と、百花ちゃん目線で書かれた『パラ・スター 〈Side 百花〉』
合わせて読むと、宝良と百花の互いの気持ちがわかり、面白さ倍増です。
『パラ・スター 〈Side 宝良〉』から読んだほうが物語がわかりやすいと思います。
『パラ・スター 〈Side 宝良〉』
2022年度、秋田県の県立高校の高校入試で出題された
『パラ・スター 〈Side 百花〉』
2022年度、福岡県の公立高校入試で出題された
2022年度、桐朋女子中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
女の友情は「怖い」「ダーク」と思っている人におすすめ。
互いを思いあう友情、自分を高めてくれる友情が、すがすがしい!
梅雨のモヤモヤをさわやかに変えてくれます。
『百年の子』

家にこもっていたら……
昭和へタイムスリップしてみる!
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【著者】古内一絵
【出版社】小学館
●あらすじ
『小学1年生』『中学一年生』といった学年ごとにつくられた学年別学習雑誌を知っていますか?
あの雑誌の100年にわたる壮大な物語です。
祖母、母、孫の私
昭和、令和とそれぞれの時代を生きる子ども、女性(母)とは?
失敗も後悔もしながらも前へ進む!
時代に社会に振り回される「子どもの人権」、そして女性(母)たちに目を向けた未来へつながる物語。
2025年度、開成中学校の中学入試で出題されました

おすすめポイント
戦争が変えていく人間(大人も子どもも)に悲しくもあり、恐ろしくもあり、切なく、むなしい……。
目を背けてはいけない事実に、いろいろな感情がおしよせます。
『宙ごはん』

家にこもっていたら……
料理上手になれるかも
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【著者】町田そのこ
【出版社】小学館
●あらすじ
宙ちゃんが幼稚園生から大人になる成長物語。
宙ちゃんは小学生になり、生んでくれたママとふたりで暮らすことになるのですが……。
実はママ、イラストレーターとして活躍しているけれど、家事や大人らしい行動が苦手で、さらに子どもにどう接していいかもわからない問題ママなのです。
そんなママと宙ちゃんの困ったふたりの暮らしに、かっこいい?救世主が現れる!
2023年度、桐朋女子中学校の中学入試で出題されました

おすすめポイント
母と娘の物語でありながら……。
イチゴジャム添えパンケーキ、かつおとこんぶが香るにゅうめん、きのこのとろとろポタージュ、レタス卵チャーハンといったメニューが登場するおいしい物語です。
『三千円の使い方』

家にこもって……
これからのお金について考えてみる
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【著者】原田ひ香
【出版社】中央公論新社
●あらすじ
連作短編集
「人は三千円の使い方で人生が決まるよ」
祖母が孫の美帆に語る言葉。
三千円ってどういうことなんだろう?
一人暮らしをはじめた会社員の美帆。
結婚前はバリバリ働いていた専業主婦の姉。
バブル世代、向上心の高い母。
節約上手に生きてきた元気いっぱいの祖母。
御厨家の女性たち4人をめぐる、お金と家族物語です。
2023年度、西大和学園中学校の中学入試で出題された
出題短編:第1話「三千円の使いかた」

おすすめポイント
友だちはもちろん、家族の間でも話しにくいお金の話だけに……。
諸先輩たちのお金がかかる時は?や、お金への考え方や、使い方の参考になります。
『宙わたる教室』

梅雨で家の中にいても……
心は火星へ飛ぶ
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【著者】伊与原新
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
連作短編集
一度つまづいた人生は取り戻せないのか?
人生につまづき、自分に自信がない都立高校の定時制に通う生徒たちが、年齢、性別、人種を超え「科学部」を通して仲間となる。
彼らはそれぞれの強み、今までの経験を生かして「火星」を作り上げようとするのだが……。
互いを認め合い、自分を見つめなおし成長していく青春物語。

おすすめポイント
順風満帆な生き方ができなかった人たち。
理不尽な人生を歩まなければならないこともあるのを知っている人たち。
そんな人たちだからこそがもつ経験と底知れぬパワー、そしてやさしさに感動です。
『らんたん』

梅雨で家の中にいるから……
長編小説を読むチャンス
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【著者】柚木麻子
【出版社】小学館
●あらすじ
「生きる道しるべ」ともなる、生涯にわたる、結婚相手よりも大事な”女の友情”なんてありえると思いますか?
女性教育者であり恵泉女学園の創立者、河井 道(かわいみち1877ー1953年)をモデルにした長編小説。
新渡戸稲造、津田梅子、平塚らいてう、山川菊栄、広岡浅子、村岡花子、さらには野口英世まで、次から次へと当時の有名人ぞくぞくと登場します。
そんな有名人たちと交流し、いろいろな考え方や思想を目にして、体験しながら、新しい女性教育に情熱を注ぐ河井道の人生とは?
信念をもち、新しい女性の生き方を実現した河井道を生涯を支えた人はいったいだれなのでしょうか?
2024年度、森村学園中等部の中学入試で出題されました

おすすめポイント
自由に生きるのが制限されていた時代に生きた女性たちだからこそ。
互いに助け合いはもちろん、競い合いも清らかに生き生きと、そしてパワフルでまぶしい!
『蜜蜂と遠雷』

梅雨で家の中にいるから……
音楽を聴きながら長編小説にハマる
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【著者】恩田陸
【出版社】幻冬舎
●あらすじ
国際ピアノコンクールを舞台にした4人の出場者を軸に描かれる青春小説。
己に勝ち、ライバルに勝つのは誰だ!?
自宅に楽器を持たない不思議な少年、風間塵16歳
天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳
楽器店勤務のサラリーマン、高島明石28歳
完璧な技術と音楽性をもつ、優勝候補マサル19歳
本の中から、それぞれの個性が奏でる音が聞こえてくるほどの臨場感をたっぷり味わえる、極上の音楽小説です。
上下巻になっている長編小説ですが、飽きることなく読めます。
●その他情報
続編の『祝祭と予感』(連作短編集)あり
2021年度、都市大学付属中学校の中学入試で出題された
2020年度、茗渓学園中学校入試の中学入試で出題された

おすすめポイント
ライバルでもありながらも、音楽を愛する同志4人の個性がぶつかり合うコンクール!
ハラハラドキドキ感も楽しめます。
☟2019年に映画化されています。主要人物4人は松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士が演じています。
『“正しい”を疑え!』

梅雨で家の中にいるから……
家にいるとSNSばかり見てない?
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【著者】真山仁
【出版社】岩波書店(岩波ジュニア新書)
●あらすじ
「自分はぜったいに正しいのか?」
「自分は間違っているのかも……。」
SNSをみるたびに不安と不信に陥っていませんか?
何を信じ、何をよりどころにすればよいのか?
自分を信じて、自分らしく生きるためのヒントを教えてほしいと思いませんか?
2024年度、青山学院中等部、桜美林中学校、鷗友学園女子中学校など多数の中学入試で出題された

おすすめポイント
交渉の考え方や、推理力を高める方法など。
この不安な社会を生き抜く、実際の生活に役立つことを教えてくれるので、自分らしい「心のよりどころ」がみつけられます。
『なぜ世界を知るべきなのか』

梅雨で家にこもっている時こそ……
”世界”を見よう!
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【著者】池上彰
【出版社】小学館
●あらすじ
島国の日本だからこそ知っておくことって何だと思いますか?
それは「世界を知る!」こと。
内に内にこもりがちになっていると言われる日本の若者たちに、なぜ「世界」をみてほしいという池上さんは熱く語るのか。
日本の常識が世界の常識ではないことに気づいている?
世界から見た日本とはどんな国だと思う?
世界基準で考えられる人になりたいと思ったら読んでみてほしいです。
2022年度、群馬県の公立高校入試で出題された

おすすめポイント
日本での生活、考え方、生き方が「窮屈だな」と思っている人に特におすすめです。
『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』

家にこもっている時だから……
「自分」と「詩」と向き合ってみる
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【著者】斉藤倫
【出版社】福音館書店
●あらすじ
20篇の詩で感じる、詩の楽しみとは?
人生のその時にしか味わえない、感じられない「詩」の魅力を知りたいなら、まず読んでほしい。
きみ(こども小学生)と、ぼく(いい年をしたおっさん)との会話方式で「詩」の世界へ!
想像力を働かせ、自分らしく言葉に新しい風がふきこんでみたら……。
「詩」をどう感じるかは自由なのだと安心しながら「詩」の世界をのぞいてみてください。
文章を理論的に考えてしまう人には、むずかしい内容かも!!
2025年度、筑波大学附属駒場中学校で出題されました

おすすめポイント
「詩」について語り合う、子どもとおじさんの会話に、なぜかホロリときてしまう。
「詩」を通しておじさんは子どもに、生きるなかで大切なことを伝えてくれるのです。
『ななみの海』

家にこもっている時だから……
自分とは違う境遇の世界をみる
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【著者】朝比奈あすか
【出版社】双葉社
●あらすじ
児童養護施設で暮らす、高校生のななみちゃんの成長青春物語。
現実の厳しさのなかでも、自分らしく生きることを決して忘れない!
ななみちゃんは決して下をむかず、後ろを振り向かず、前へ前へと進んでいくのです。
2023年度、桐光学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
ななみちゃんの「運命は自分で変えていく!」パワーに勇気づけられます。
『世界は「」で沈んでいく』

家にこもっている時だから……
なぜかひかれあう、ひそかな恋を知る
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【著者】櫻いいよ
【出版社】PHP研究所
●あらすじ
自分らしく力強く生きる少女の姿に、胸が締めつけられる青春&純愛物語。
中学2年生の凛子ちゃんは、本当は友達と一緒よりも”ひとり”が好きだけど……。
だれもその「友達いなくても平気」という気持ちを理解してくれないのです。
そんななか、本当の自分を隠している凛子ちゃんの気持ちを理解してくれる男子、和久井くんが現れる!
2024年度、浦和明の星中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
凛子と和久井くんの言葉はいらない、ただそばにいるだけで互いを理解し安心できる……。
心が通じあい、ひそやかな親密さをかもしだす二人の美しい関係性にドキドキです。
『勿忘草をさがして』

家にこもっている時だから……
植物のパワーと秘密で謎ときに挑戦
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【著者】真紀涼介
【出版社】東京創元社
●あらすじ
5つの連作短編集
サッカー部を入学早々に不本意なかたちでやめてしまった高校生の航大。
そのショックから立ち直れない彼が興味をもったのは……。
なんと”植物”
植物がもつ不思議な力で、彼の日常に潜む謎を解き明かします!
悩める高校生、航大の成長&青春物語です。

おすすめポイント
植物の力強いパワー、秘密に驚きます!
謎解きもおもしろい!
2021年度、栃木県・鹿児島県の公立高校の高校入試で出題された
梅雨だから読みたい小説 中学生・高校生におすすめ本リスト
家にいる時間が長くなる「梅雨」におすすめの本を紹介しました。
気分転換に読書を楽しんでください。

気になる本があったらどんどん読んでみてください
田舎で起業するたまちゃんの物語
夜と昼の私の不思議な物語
”YOASOBI”とのコラボ小説
”甲子園グランド整備”の仕事を通して成長する小説
空港を舞台にした小説
鎌倉を舞台にした代筆屋の小説
人生につまづき中……小説
カレーをめぐる祖父の人生小説
お天気博士の家族小説
本をめぐる冒険小説
おせんべい店を営む家族小説
引きこもり青年の成長小説
宇宙と天文をテーマにした壮大な小説
江戸時代の和菓子店小説
日本の伝統刺繡小説
モノが語る不思議な心あたたまる小説
ナイーブな中高バレー部小説
女子高校生の合唱小説
ユニークな生き方を貫く成瀬の小説
公園にあるカバの伝説小説
神のようなおばあちゃん小説
かわいくて笑えるペット小説
吹奏楽部小説
女子の友情小説
子どもと女性の歴史小説
母と娘のおいしい小説
お金の使い方小説
定時制の科学部小説
女性教育者、河井道の小説
音楽コンクール小説
心のよりどころをおしえてくれる本
世界に目をむける本
詩の読み方がわかる本
児童養護施設で暮らす女子の成長青春物語小説
中学生の男女の胸打つ小説
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