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美術初心者におすすめ!美術鑑賞の楽しさを知る7つのステップ本

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美術館へ行って、ただがむしゃらに絵をみても、さっぱり良さがわからず面白くない。
「やっぱり自分にはセンスがない」と美術鑑賞を終えてしまう繰り返しをしている人におすすめしたい本7冊を紹介します。

美術・アートの良さがわからないのは、美術センスがないんではなく、美術の知識がないからだったんですよ。

ステップ1『ファット・キャット・アート デブ猫、名画を語る』

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著者】スヴェトラーナ・ペトロヴァ
【翻訳】 喜多 直子
【出版社】エクスナレッジ

●オールカラー

ステップ1:頭と心をならす読みやすい本

まず最初に「美術が楽しい!」と思える本を紹介します。

教科書にものっているようなだれもが知る名画に巨大デブ猫がまぎれこむ!!

古代の絵画から20世紀の名画、西洋名画から日本名画まであらゆる名画にデブ猫ぽっちゃりがまぎれこんでいます。

あのフェルメール<牛乳を注ぐ女>にもまぎれこんでいたり、違和感がなく巨大デブ猫が名画になじんでいてビックリするはずです。

絵の中の猫ちゃんの面白くってかわいいポージングも魅力的。

あらゆる巨匠たちの作品が、ぽっちゃりデブ猫ちゃんに支配されるのは圧巻です。

みるだけで疲れもふっとぶ、大笑いレベルに名画が変身してますよ。

変身した名画のコメントも読みごたえあります。

『美術ってなあに?』

著者:スージー・ホッジ (著), 小林 美幸 (翻訳)
出版社: 河出書房新社
オールカラー

ステップ2:興味しんしんになる本

「子どもと一緒にアート鑑賞に行ってみよう」と考えているパパやママにおすすめの本を紹介します。

子ども向けの本ですが、アート初心者の大人が読んでも十分に役立つ内容になっています。

子どもだけでなく大人だって疑問に思っている、美術作品の謎を教えてくれます。

「なんで裸の人が多いの?」
「この絵、完成しているの?」
「これはいったい何?なんでこんなものを描いたの?」
「なんだかぼやけているよ、この絵」

聞きたいけれど聞けなかった名画の謎。
有名な画家の作品や名画と言われる作品に”つっこむ”のは難しいですよね。

大人になっていまさら聞きづらいな、自分だけがわからないのかな?と思っていたアートへの疑問に対して、ひとつひとつ実際の作品を例に出して疑問に答えてくれます。

紹介されている作品の多くは教科書やアート本に載っているような名画ばかり
西暦150年ごろに描かれた「岩窟壁画」から今話題の画家バンクシーといった現代アートまでがそろっています。

原書はイギリスで刊行され、すでに15カ国語で翻訳されている世界的ベストセラーになっています。

『21匹のネコがさっくり教えるアート史』

著者:ニア・グールド (著), 上杉 隼人 (翻訳)
出版社:すばる舎
オールカラー

ステップ3:もっと読みたくなる本

古代からアートとの関係の深いかわいいネコがアートの歴史を教えてくれる本を紹介します。

この本のみどころは、近現代アートについて注目していること。

なかなか知ることが難しい近現代アートをこの本でさくっと学べます。

画家ひとりひとりではなく、アート界の重要な21の芸術運動・芸術活動(アートトピックス)について焦点を当ててアートの歴史を読み解いていきます

”古代エジプト”からはじまって”ヤング・ブリティッシュ・アーティスト”まで21のアートトピックスを紹介しています。

クリムトやムンクなどが活躍した”象徴主義”は8つ目に紹介されています。
その後の1905年頃の”フォービズム”から、1988年の”ヤング・ブリティッシュ・アーティスト”まで13つのアートトピックスが紹介されています。

まだまだ近代や現代アートについて書かれた本は少ないので、近代や現代アートをお手軽に学ぶのにおすすめ本です。

日本史・世界史の受験勉強のように「古代史よりも近現代史から学んだ方がいい」という同じ考え方で、アートの歴史も現代から逆に学んでみるのも「楽しい」と思わせてくれる本です。

『美術鑑賞ドリル』

【著者】いとはる
【出版社】サンマーク出版
*オールカラー

ステップ4:これだけは読みたい本

美術の知識を身につける役立つのは、小さなころから慣れ親しんだ”ドリル”です。

美術系ユーチューバーいとはるさんの『美術鑑賞ドリル』は、美術鑑賞に必要な知識を慣れ親しんだドリル形式で学べる画期的な本です。

ドリルの問題は合計53問。

「見る目を育てる感情的鑑賞ドリル」と「深く絵を知る論理的鑑賞ドリル」の2部構成になっています。もちろん。

登場する絵画は、教科書レベルのものや、美術好きなら見たことのあるものばかり。宗教画から自画像、風景画など、中世から現代までジャンルや時代もさまざまなものが並んでいます。

ドリル形式なので、学んだ感も十分味わえますし、知識ひとつひとつが頭に入ってきやすいです。

気になる絵から問題に挑戦できるのもドリル形式のメリットのひとつです。

『366日の西洋美術』

【著者】瀧澤秀保 (監修)
【出版社】三才ブックス
*オールカラー

ステップ5:どっぷりハマる本

1日1ページ読む形式の本です。

絵画を学びながら西洋史も一緒に学べる、一挙両得な本になっています。

7つのテーマに分かれていて、このテーマが順番に繰り返され曜日ごとに同じテーマが学べます。

①美術史 ②主題 ③ジャンル ④画家の逸話 ⑤画法の技術 ⑥謎・フェイク ⑦周辺

1日ごとに1ページ

上半分に絵画作品とタイトル、下半分に作品説明、ページの最後2~3行に「もっと知りたいメモ」がついています。

作品説明では、その絵画にまつわる当時の画家たちについてや社会情勢についてなどが書かれているので、名画を学ぶと同時に、絵画に影響を与えた社会背景や、絵画の制作技法、画家たちのプライベート、絵画に隠された秘密なども一緒に学べちゃいます。

*登場する作品は制作年や画家の出身地などは関係なく、アットランダムに並んでいます。

『絵を見る技術』

【著者】秋田麻早子
【出版社】朝日新聞社
絵画はカラーで見られます

ステップ6:読みごたえある本

「美術の絵って計算されつくして書かれているのか!」と驚愕まちがいなしの一冊です。

まず、絵はセンスのある絵の上手い画家が、思いのたけをキャンパスにぶつけたものと思ってたのですが、まったく違うことがわかりました(笑)
名作と呼ばれるような 絵画作品には、やはり人の目を惹きつけるように計算された書き方、モノや人の配置がされてていたのです。

目線の流れを促す描き方、絵画の中心人物・モノの描き方、絵画のバランス・色・構造、それらには法則があるんですよ。

『絵を見る技術』では、そんな技術ひとつひとつを例になる絵で丁寧に解説してくれます。

読めば読むほど、ひとつひとつの絵を見る技術に「なるほど~」とうなづいてしまいます。

私、スゴイ能力を身につけてしまった気がします(笑)

さっそく家にある美術の本で「絵を見る技術」で学んだ技術を駆使して絵を楽しんでみました。

もう、まったく違いますよ!ビフォーアフターの世界です。

『絵を見る技術』は、今まで隠れていたことが見えてくるそんな学びの楽しさも教えてくれる本です。

『13歳からのアート思考』

【著者】末永幸歩
【出版社】ダイヤモンド社

ステップ7:次につながる本

自分なりの考え方ができるようになりたい人へおすすめ本を紹介します。

現代アートを通して、思考法を学んでいこうという画期的な一冊です。

『13歳からのアート思考』では、6つのクラスでお題になっているアート作品<20世紀アート>が提示されて、質問やお題が出されます。

この質問やお題を自分なりに答えていきながら、作者の末永さんの解説が入りながらすすみます。

講習を受けているような、学生時代に戻ったような気分で、飽きることなく本を読みこんでいけます。

『13歳からのアート思考』は、現代アートを学ぶというよりも、現代アートをとおして「思考法」を学ぶレッスン本だと思います。

まるで、美術界の巨匠ピカソもマティスも革命家に見えてきまし、パーティー大好きといわれたアンディー・ウォホールなんて、自分の考えを表現した哲学者のようです。

私、もうピカソの絵を前にして「アートって難しいね」とは言いません。
言うのは「ピカソってすごいね」です。

本の内容は、13歳が読みこなすのは難しいかもしれないですが、大人になっても何回でも読み返すことのできる本だと思います。

『13歳からのアート思考』はどちらかというと、子どもよりも大人に読んでほしい本。
カチカチに固まってしまっている頭脳に、新しい思考法を流し込んでみずみずしい感覚を取り戻してみませんか。

まとめ

美術鑑賞のコツを知りたい人におすすめの7冊はいかがでしたか。

興味のある本から読んでみてくださいね。

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