音楽・合唱・吹奏楽が好きな小学高学年・中学生・高校生におすすめ小説

2025年7月31日更新しました


音楽のすごいパワーを感じたことありますか?

感じたことのある人はもちろん、まだ未経験っていう人にもおすすめ!

小学高学年・中学生・高校生に、音楽のパワーあふれるおすすめしたい本を紹介します。

中学・高校受験出題本はとにかくおもしろい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。

小学高学年生向け(児童書)

『今日もピアノ・ピアーノ』

音楽

ピアノ

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【著者】有本綾
【出版社】学研

●あらすじ
小学6年生の海斗が塾に行く途中で出会ったのは……。
ピアノで美しい音をつむぐおじいさん。

退屈な毎日に、つまらない自分。
決まった毎日を、たんたんと過ごしていた海斗の気もちに変化が起きる!

2025年度、和洋国府台女子中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
ふとした偶然のできごとが、大きく自分を変えてくれる。
そんな奇跡信じられる?

音楽にはそんな奇跡をおこしてくれるパワーがあります。
毎日毎日がおんなじでつまんないと思っている人におすすめです。

『トーキングドラム 心ゆさぶるわたしたちのリズム』

音楽

打楽器

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【著者】佐藤まどか
【出版社】PHP研究所

●あらすじ
学校が終わると「放課後子ども教室」で過ごしている小学5.6年生の男女4人は、ある出来事をきっかけにバンドを組むことに!

それぞれ悩みをもった個性的な4人は仲間となり、自分たちで本格的な打楽器を作り、その楽器で人前での演奏をするのだ。

彼らはバンドを通じて悩みを乗り越え、変わることができるのか?

おすすめポイント
打楽器に注目した珍しい小説です。
自分で作れる楽器って凄い!と思いながら読みました。

そして苦しい現状ながらも、打楽器とバンドで仲間となっていく4人の成長に勇気がもらえます。

『8分音符のプレリュード』

音楽

ピアノ

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【著者】松本祐子
【出版社】小峰書店

●あらすじ
中学2年生優等生の果南の前に現れた、転校生の天才ピアニスト透子。

透子を真の当たりにして、自分と誰かを比べて優越感に浸っていた、今までのちっぽけな自分に気づく果南の成長物語。

2021年度、聖セシリア女子中学校の入試問題で出題された
2022年度、江戸川女子中学校の入試問題で出題された

おすすめポイント
主人公の果南ちゃん、天才少女の透子ちゃんだけではなく、ムードメーカーの椎名君、ケチをつけてくる高木さん、態度を急変させる詩織ちゃん、生徒会長で吹奏楽部部長の小暮先輩など、登場人物中学生みんなのナイーブな気持ちが絡み合うのがおもしろい!
登場人物が、いい子ばかりじゃないのがリアルです。
読書が苦手な人でも、学校生活の物語なので登場人物の気持ちを理解しやすく、読みやすいです。

『よろこびの歌』

音楽

合唱

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【著者】宮下奈都
【出版社】実業之日本社

●あらすじ
7つの連作短編集
新設女子校の2Bのクラスメイトたちの青春物語。

有名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、当たり前のように受かると思っていた音大附属高校の受験に失敗!

自分に音楽の才能はないのかと悩む玲……。

新設女子高の普通科に進学した玲は、どんな学校生活を送るのか?

●その他情報
続編『終わらない歌』あり
(こちらは児童書、子ども用の本はありません)

2017年度、吉祥寺中学校の中学入試問題で出題された
2019年度、愛知県の公立高校入試で出題された
2024年度、大宮開成中学校の中学入試問題で出題された

おすすめポイント
実は自分の現状、見えない未来にもがいていたのは玲ちゃんだけではなかった!
それぞれのままならない今を、合唱にぶつける女子高校生のパワーあふれる、青春・成長物語でした。

☟児童書はこちら

☟文庫本でも読めます

『ピアノをきかせて』

音楽

ピアノ

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【著者】小俣麦歩 
【出版社】文芸春秋社

●あらすじ
音に対する感受性が豊かな小学校6年生の響音ちゃんは、ある日、姉(中学2年)の素敵だったピアノの音が変わっていることに気づく。

その姉のピアノの音の変化は、家族にも大きな影響を与えてしまう!

響音ちゃんは、家族をもう一度つなげ合わせようとするが……。

姉や家族に、響音ちゃんの音は響かせることができるのか?
響音ちゃん一家は、みんなの音を聞きあうことで和をとりもどせるのか?

2021年度、晃華学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
親からの過度な期待やプレッシャーが重い……。
響音ちゃんお姉ちゃんに共感してしまう人も多いはずですが、でもそれで音楽をキライになるなんて、悲しすぎます!!

響音ちゃん一家(特にお姉ちゃん)が心配で、ハラハラしながら読みました。

『アドリブ』

音楽

フルート

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【著者】佐藤まどか
【出版社】あすなろ書房

●あらすじ
イタリアの小さな町で、母親と二人で暮らす15歳のユージ(母もユージも日本人)は、将来について悩んでいる。

大好きなフルートを始めて5年目。
ユージは「プロになれるのはひと握り」という音楽界のきびしさをひしひしと感じ、お金の心配や将来への不安、音楽との向き合い方、なにもかもに悩んでいるのだ。

ユージは、どんな決断を下すのか!

2021年度、鷗友学園女子中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
自分の好きなことで生きていく難しさと楽しさの表裏一体。
自分でどうにもならないとわかっていること(家庭の貧しさ)にどう向き合うのか?

そして、自分の才能、能力をどこまで信じられるのか?
同世代のユージの悩みは、自分と似ているなと感じる小学生・中学生も多いはずです。

『奏のフォルテ』

音楽

ホルン

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【著者】黒川裕子
【出版社】講談社

●あらすじ
音に対して天才的な才能をもつため、普通の中学生活を送るのが難しい中学2年生男子、遠峰奏。

小さなころからホルンを学び、さらに上を目指すため海外の有名音楽学校の受験に挑戦する。

が、受験は残念な結果で終わり、気づまりな日本の中学に戻ってきた奏は、家族の経済的問題に気づいてしまう!

奏は今後、ホルンを続けられるのか!?

2020年度、成城学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
国籍や人種、才能、運命理不尽な人生すべてを受け入れて、乗り越えて!
みなぎるパワーと、それが空回りしてしまうむなしさ、でも、それがまた新しいパワーになっていく中学生の青春が痛々しくも、まぶしかったです。
仲間と共に音楽を奏でる楽しさを味わえ、さらに、音楽のために生きていく力がみなぎるエネルギッシュな物語です
「人と協調して生きるって難しい」と思っている人におすすめしたいです。

『夏のカルテット』

音楽

バンド

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【著者】眞島めいり
【出版社】PHP出版

●あらすじ
図書室当番で集まったクラスも部活もバラバラな中学1年生の4人(男3人女1人)、ツカサ、ササヤ、ミキ、カノ(女子)は、夏休みのグループ課題のためバンドを結成しようと思いつく。

夏限定のバンドは、4人にとってかけがえのない場所になっていくのだが……。

休み明け、SNSにアップしたバンドの動画映像が、思わぬ事件をひき起こす!

キラキラしたかけがえのない暑い夏を過ごした4人の友情物語。

2022年度、西大和学園中学の入試問題で出題された

おすすめポイント
今までよく知らなかった人が、音楽を通じて、かけがえのない仲間になれる。
4人のキラキラした夏に合う曲はなんだろう?と考えながら読むと楽しいです。

『ソノリティ』

音楽

合唱

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【著者】佐藤いつ子
【出版社】KADIOKAWA

●あらすじ
中学1年生の早紀、涼万、キンタ、岳
5つの連作短編集(クラスメイトが順番に主人公になっていく)

気弱な女の子早紀ちゃんが合唱コンクールの指揮者になり、クラスメイトたちとともに成長していく青春物語。

合唱をとおして、今までの早紀ちゃんの世界ではありえなかった世界が広がっていきます。

2023年度、京華中学校、桐朋女子中学校、学習院中等部の中学入試で出題された
【桐朋女子中学校の出題短編:「第2章 キンタの場合」

おすすめポイント
早紀ちゃんだけではなくクラスメイトたち、クラスのリーダー的存在のキンタも涼万も岳も、実は自分に自信を失いかけているのですが……。
そんな彼らも”恋心”は止められません!
それぞれ気になる相手がいて、自分へのいらだちや、相手への想いが空回りして、さらにイライラしたりやきもちをやいたりします。
恋も合唱も、いくら頑張っても結果がでないこともあるけれど、がんばったこそたどり着ける世界があるんだと教えてくれます。

『ラベンダーとソプラノ』

音楽

合唱

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【著者】額賀澪
【出版社】岩崎書店

●あらすじ
真子ちゃんは、がんばりやさんが集まる小学校の合唱部のアルトパートのリーダー。

合唱部は、毎年成績優秀なので、先生や親たちの期待度も高い。

でも、今年の合唱部は何もかもが上手くいってないので、みんなの頑張りが空回りしている感じで、部活の雰囲気も最悪……。

そんな真子ちゃんを勇気づけてくれたのは、半地下合唱団だった!

学校以外のいろいろな人とふれあいながら成長していく小学生の物語。

2023年度、八雲学園中学校の中学入試で出題された

☟作者の額賀澪さんの”つぶやき”

おすすめポイント
音楽なら、年齢も性別も超えて気持ちが通じ合えます!
みんなから嫌われたくない」と思っている、いい子ちゃんから脱却したら……。
自分らしさが発揮できるかもしれないと勇気づけてくれます。

『空とラッパと小倉トースト』

音楽

吹奏楽
トランペット

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【著者】オザワ部長
【出版社】学研プラス 音楽事業室

●あらすじ
福岡南部の山奥から名古屋にやってきた、高校生の天真爛漫な少女・天川美森(てんかわみもり)は、楽器未経験なのに、名門・愛知名晋高等学校吹奏楽部へ飛び込む!

えー、大丈夫なの?とおもいきや。

そこで驚くべきトランペットの才能に目覚めた美森は、それぞれ悩みを抱えた吹奏楽部の仲間達や、周りの人々たちとともに成長をしていくのです。

音楽の楽しさと苦しみが味わえる青春物語。

2024年度、長野県の公立高校入試で出題された

おすすめポイント
音楽の世界はシビア!
天才も、初心者も、音楽が好きで仕方ない人も、音楽の苦しみを味わう……。
それでも、それ以上に音楽は楽しいと思える物語でした。

中学生から高校生向け

中学生から高校生におすすめの「音楽」の本です。
読書好き、本を読むのに慣れている小学高学年生でも読める本です。

『くちびるに歌を』

音楽

合唱

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【著者】中田永一
【出版社】小学館

●あらすじ
中学3年生、自閉症の兄をもつひとりぼっち男子桑原サトル。

同級生の女子、父は家を出ていき母を亡くしたため祖父母と暮らす仲村ナズナ。

そんなふたりが所属する、五島列島の小さな中学校の合唱部の物語。

五島列島の小さな中学校の合唱部に臨時音楽教師がやってきたのをキッカケに、合唱部には男子部員が加わり、いままで女の園だった合唱部に荒波が押し寄せます

男子と女子のいざこざや、家族の悩み、好きな人への疑い、将来への不安と楽しみなど。

どうにもならない悩みを抱えた中学生たちが、いざこざを繰り返しや喧嘩をしながらも、お互いを知り、心をひとつにして合唱に取り組む!

●その他情報
アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフに生まれた小説

2022年度、千葉日本大学第一中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
心配、不安、疑い、自信のなさ、自分へのいらだち、どうにもならない運命。
中学生たちの心を埋め尽くしているものを吹き飛ばし、迷える彼らを一つにする”合唱”のすばらしさ!
感動を胸いっぱいに感じたい人におすすめです。

☟映画化されています

『ヒカリノオト』

音楽

シンガーソングライターの曲

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【著者】河邉徹
【出版社】ポプラ社

●あらすじ
ひとりのミュージシャン、シンガーソングライター染谷達也の音楽でつながる連作短編集。

場所や時間を超えて繋がる人たちの思い出の曲とは!?

シンガーソングライター染谷達也の曲が、人生のターニングポイントになった人たち(高校生から大人まで)の物語。

2025年度、埼玉県・群馬県の公立高校入試で出題
埼玉県出題短編:「マホウノオト」高校3年生の物語

おすすめポイント
音楽が自分を助けてくれたことってありますか?
その音楽を聴くだけで、あのときのことを思いだす。
その音楽を知れば知るほど、自分のことのように思える。
その音楽をだれかと共有すれば、仲間として心が通じ合える。
その音楽を聴けば、勇気づけられる。
そんな音楽のもつ不思議なパワーを感じる小説です。

『吹部』

音楽

吹奏楽

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【著者】 赤澤竜也
【出版社】KADOKAWA

●あらすじ
ほぼ休部状態だった浅川高校吹奏楽部に強烈な顧問ミタセンがやってくる。

自分勝手ともいえるミタセンのパワーのもと、吹奏楽部の部長になった沙耶は部員集めから始めます。
そんなレベルの吹奏楽部なのにミタセンの目標は「全国大会出場!」だというのです。

え~!どうなるの吹部。

●その他情報
続編あり『吹部! 第二楽章』

2019年度、春日部共栄中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
個性ゆたかな高校生が、それぞれが自分なりに吹奏楽と向き合います。
ワガママな先生とつき合い、仲間と一緒に音楽をつくる難しさから、音楽の楽しさをみつけられるのかハラハラでした。
高校生らしい”恋なのかしら?”といった、部長の沙耶と幼馴染の西大寺君の胸キュンもあり!
音楽と恋、両方が楽しめます。

『終わらない歌』

音楽

声楽ミュージカル

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【著者】宮下奈都
【出版社】実業之日本社

●あらすじ
6つの連作短編集
女子高校生たちの青春物語『よろこびの歌』(小学高学年生向けの本で紹介しています)の続編。

あれから3年(卒業して2年)。
自分の未来がはっきり見えなかった、悩める女子高校生たちはどうしてる?

声楽を志して音大に進学したのに、さらに自分の才能に悩む御木元玲。

ミュージカル女優をめざし劇団に入った原千夏。

高校生の時とは違った人生の悩みに向かい、また新しい一歩を踏み出していく彼女たちの物語。

2020年度、富士見中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
明るい未来へ向かってがんばろうという気持ちの裏では、確証のない未来への不安な気持ちでいっぱい……。
そんなあやうい心を、音楽は助けてくれます。
そして音楽がつくってくれた仲間や縁が、弱った自分を助けてくれます。
音楽っていいな~としみじみと感じられる物語です。

『羊と鋼の森』

音楽

ピアノの調律

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【著者】宮下奈都
【出版社】文藝春秋社

●あらすじ
外村は高校2年の時にピアノの調律師・板鳥に出会い、ピアノの調律に魅せられてしまった。

ピアノをまともに弾いたことさえない外村だったが、調律師の道を進むことを決意し、専門学校を卒業後、憧れの板鳥と同じ楽器店に入社、調律師として働き始めるのだが……。

自分自身にも、調律の仕事にも自信が持てない外村が、ピアノを愛する姉妹や、調律の先輩と恩師との交流を通じて、静かにマイペースに成長していく物語。

2018年度、筑波大学附属駒場の中学入試で出題された
2019年度、森村学園中等部の中学入試で出題された
2020年度、青山学院横浜英和中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
「おもしろい!楽しい!」とワクワクして読めるような本ではないのですが……。
静かに、澄んだピアノの音が向こうの方から聞こえてきそうな、独特の雰囲気が魅力の本です。
自分に自信がもてない、繊細な、おだやかなハートをもっている人、もちたい人におすすめです。

☟映画化されています

『蜜蜂と遠雷』

音楽

ピアノコンクール

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【著者】恩田陸
【出版社】幻冬舎

●あらすじ
自宅に楽器を持たない不思議な少年、風間塵16歳。

天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。

楽器店勤務のサラリーマン、高島明石28歳。

完璧な技術と音楽性をもつ、優勝候補マサル19歳。

優勝するのはだれだ!?

国際ピアノコンクールを舞台にした、出場者4人の青春小説。

●その他情報
続編あり『祝祭と予感』その後の4人を描いた連作短編集

2021年度、都市大学付属中学校の中学入試で出題された
2020年度、茗渓学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
本の中から、音楽が聞こえてくるような感覚を味わったことがありますか?
この小説なら、その不思議な感覚を経験できるかもしれません!
コンクールのはりつめた緊張感のなかに、4人それぞれの個性が奏でるピアノの音が聞こえてくる臨場感を感じられます。
4人はライバルでもありながらも、音楽を愛する仲間なのもステキなのです!!
上下巻になった長編小説ですが、おもしろくて読むのが止められない、ワクワクとドキドキでいっぱいになります。

☟映画化されています

『廉太郎ノオト』

音楽

ピアノ作曲

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著者】谷津矢車
【出版社】中央公論社

●あらすじ
音楽の教科書でお馴染み!
丸眼鏡の音楽家、瀧廉太郎の物語。

滝廉太郎って、とっても短命だったのを知っていますか?

西洋の文化が日本に入ってきた明治時代を音楽とともに駆け抜けた廉太郎の生きざまとは?!

短い人生のなかでも、音楽を愛し、音楽で生きることに精一杯だった、滝廉太郎に出会えます。

2020年度、兵庫県の公立高校入試で出題された
2021年度、東京都立西高校、熊本県の公立高校の高校入試で出題された

☟作者、谷津矢車さんのつぶやき

おすすめポイント
音楽という芸術の道で生きていくたいへんさ、他人の才能や運をうらやましく思う自分の性格の悪さにイラッとくる廉太郎。
音楽の才能のある女性に憧れと嫉妬をする廉太郎。
好きな音楽の道を歩むために必死になる廉太郎。
日本に音楽をひろげたい気持ちでいっぱいの廉太郎。
滝廉太郎の、音楽へまっすぐで純粋な気持ちが胸をうちました。

『風を彩る怪物』

音楽

フルート・オルガン

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【著者】逸木裕
【出版社】祥伝社

●あらすじ
●第一章
音大に落ち、このままフルートを続けるかどうか悩んでいる陽菜が、オルガン制作をしている芦原さんと娘の朋子に出会う物語。

●第ニ章
オルガン制作を続けていくか悩む朋子の物語。

「人」と「音楽」に関わることで、新しい自分に気づき、前進していく女性二人の成長物語。

2023年度、千葉県の公立高校入試で出題された

おすすめポイント
苦しいけれど、辛いけれど、でも……。
音楽が好き、音楽をあきらめられない。

「音楽」に携わる人たちの心の迷い、音楽への愛が手に取るように伝わってきます。
音楽を愛する人たちは、強いのです!!

『楽隊のうさぎ』

音楽

吹奏楽

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【著者】中沢けい
【出版社】新潮社

●あらすじ
引っ込み思案の中学男子が、仲間とともに全国を目指す!!

「早く家に帰りたい!」と思いながら、毎日学校生活を送っていた克久は、吹奏楽部に入りパーカッションに目覚めてしまうのだが……。

克久は吹奏楽に夢中になるが、部活のみんなが同じ方向をむいているわけではなかった。

吹奏楽部はどうなるのか?

2017年度、神戸国際高等学校の高校入試で出題された

おすすめポイント
吹奏楽部に入り、変わっていく克久くんを応援したくなります。
吹奏楽部のリアルな活動の様子や、吹奏楽部”あるある”が楽しめました。

音楽が好きな小学高学年から高校生におすすめしたい本リスト

音楽、合唱、吹奏楽が好きな小学高学年生から高校生におすすめしたい小説を紹介しました。

おもしろそうな本から読んでみてね

小学高学年生向け(児童書)

ピアノが導く出会いと奇跡!

打楽器でバンドをつくる!

ピアノの天才少女現る!

音楽に真剣に向き合う少年の成長物語

国境を超える!音楽友情物語

音楽が自分を変える!高校生の成長物語

音で家族を再生する物語

夏と音楽の友情物語

クラスメイト4人の物語

学校以外の人と音楽を通じて成長していく小学生の物語

トランペット初心者が吹奏楽部に入部したら……物語

中学生から高校生向け

離島中学校の合唱部青春物語

シンガーソングライターの曲でつながる人たちの人生物語

高校吹奏楽部の恋アリ青春物語

歌で生きていくことを決めた!彼女たちの物語

静かにマイペースに成長するピアノ調律師物語

臨場感あふれるピアノコンクール小説

☟続編

瀧廉太郎物語

音楽を愛する女性二人の成長物語

吹奏楽部に入部した引っ込み思案の中学男子の成長物語

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