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『てのひらに未来』工藤純子【中学入試に頻出の作家】小学高学年・中学生の朝読書・感想文用におすすめ本

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中学入試で頻出される作品を書いている工藤純子さんの本『てのひらに未来』を紹介します。

中学2年生の琴葉と、家庭の事情で若くして働いている17歳天馬の、ほのかな恋が胸打つ物語です。

家庭環境、平和と戦争、将来の不安など、子どもたちに読んでほしいテーマもたっぷりつめこまれています。
感想文の読書や、朝読書の時間にぜひ読んでほしい本です。

『てのひらに未来』は朝読書におすすめ

『てのひらに未来』は小学高学年・中学生の朝読書におすすめかを検証してみるわよ

<Q1>小学高学年・中学生でも1冊丸ごと読める?

<A>読めます
【理由】児童書なので読みやすく、小学高学年生から読めます。

<Q2>読んだ後どんな気分になる本?

<A>さわやか 前向きになれる 恋がしたくなる

<Q3>どんな小学高学年・中学生おすすめしたい?

●恋に興味のある小学高学年・中学生
●家族関係に悩みのある小学高学年・中学生

<Q4>朝読書におすすめ度数は?

3段階【1.難しい 2.挑戦してみて 3.ピッタリ】のうち「3.ピッタリ」

【理由】
長編小説なので読み終わるまで数日掛かりますが、読みやすい本です。
琴葉と天馬のお互いを思い合い、自分を成長させる恋は、次の展開が気になって物語に入りこんでしまいます。

『てのひらに未来』は、小学高学年・中学生の朝読書におすすめの本よ

『てのひらに未来』読書感想文のテーマ

『てのひらに未来』は読書感想文が書きやすい本よ

読書感想文を書くときにテーマになりそうなものを選んでみました。

  • 自分が琴葉ならどう生きていく?
  • 自分が天馬のような家庭環境だったらどうする?
  • 両親(父と母)の生き方について憧れている?
  • 自分の好きな人が自分に与える影響は?
  • 平和のために、自分ができることはある?
  • 戦争中の日本と中国・朝鮮の関係について調べてみる

自分なりに感想文が書きやすいテーマを選んでみてね

『てのひらに未来』はこんな本

【著者】工藤純子
【出版社】くもん出版
*ルビあり

  • 主人公:中学2年生の琴葉
  • 長編小説
  • 本の長さ:204ページ
  • テーマ:家族、平和、ほんのり恋など読みどころ満載の物語
  • 作者は中学入試で頻出の作家、工藤純子さん(『サイコーの通知表』『あした、また学校で』などの児童書あり)

お父さんの工場の仕事に誇りをもてなかった琴葉は、家庭環境のせいで15歳で家を出て、住みこみで琴葉の父の工場で働いている天馬のおかげで、父と工場の仕事にどんどん興味をもつようになる。
逆に天馬は琴葉家族と関わることで自分の家族についてきちんと向き合おうとする。

お互いを大事な人と思うからこそ、自分を変えようと決心する琴葉と天馬のさわやかな、ほんのりした恋模様にキュンとする物語だったわ。


自分に良い影響を与えてくれる人って大切よね。

天馬の祖母の戦争体験や、人に役立つものをつくるという琴葉の父がもつ職人としてのモットーも読みどころだったわ。

自分の家に居候の男子という設定は、マンガでは定番の恋が生まれるパターンよね(笑)

現実ではなかなかない設定だから、女子は憧れるのよ

私の世代なら「イタズラなKiss」を思いうかべるわ

【出版社のあらすじより】

中学生の琴葉が、家族や平和について考えながら、未来に進んでいく物語。
中学2年生の琴葉は、そりのあわない頑固職人である父親や、居候の気になる年上男子・天馬に悩まされながらも、充実した学生生活を送っていた。琴葉の実家は、父の経営する町工場だったが、ある時期を境に、注文の量が減りはじめ、経営が危うくなってくる。注文が減りはじめた理由は、「琴葉の父が、大口の注文を断ったからだ」ということを知った琴葉は、父に理由を尋ねるが、頑として教えてはくれない。
実家の危機に立ち向かうなかで、天馬の見せる優しさにふれた琴葉は、次第に彼のことを意識するようになる。やがて、彼の口から「中国人である母と、祖母の折り合いが悪く、家族がバラバラになってしまった」という事実を聞かされる。以来、ますます天馬のことが頭から離れなくなった琴葉。そんななか、これまで姿を見せなかった天馬の父親が工場を訪ねてくる、という知らせが入ってきて……

『てのひらに未来』まとめ

【中学入試に頻出の作家】工藤純子さんの本、『てのひらに未来』を紹介しました。

『てのひらに未来』は、小学高学年・中学生の朝読書で読む本としても、読書感想文を書く本としてもおすすめです。

本を読みなれていない子どもでも読みやすい本なので、ぜひ読んでみてくださいね。

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