2025年8月28日更新しました
「スポーツは好きだけど、本を読むのはあんまりな~」と思っている中学生・高校生に読んでほしい!
スポーツが好きな中学生・高校生におすすめの本を紹介します。
スポーツを通じて仲間達とともに成長していく、熱い青春に共感してみませんか?
せっかく本を読むなら、入試に出た本を読んでみませんか?
このブログでは、中学入試・高校入試で出題された本を中心に選んでいます。なぜなら……。

中学・高校受験出題本はとにかくおもしろい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。
陸上
『あと少し、もう少し』

駅伝 寄せ集めメンバーが走る
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【著者】瀬尾まいこ
【出版社】新潮社
●あらすじ
駅伝区間ごとに走者が主人公となる連作短編集
まじめ一本やり部長の桝井、元いじめられっ子の設楽、不良の太田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介
ユニークな寄せ集め中学生6人が駅伝に挑戦したら?!
普通の中学生活のなかでは、友達にも、知り合いにもならないだろう中学生たちが仲間になり、駅伝に挑戦する青春物語。
続編ともいえるスピンオフ小説(駅伝部員、不良少年の大田くんの物語)『君が夏を走らせる』あり
★おすすめポイント★
「自分なんて(ダメだ)」と思っている人、学校で目立たない人におすすめの本です。
友達や学校でも評判はイマイチだし、自分に自信がなく、素直になれないけれど、心はモヤモヤでいっぱい。
そんな寄せ集めメンバーたちが、仲間達と走ることに真剣に向き合い、ともに成長していく姿は圧巻!
メンバーたちの「あと少し、もう少し、みんなと走りたい」という強い気持ちに感動の涙です。
『風が強く吹いている』

箱根駅伝 素人軍団の挑戦
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【著者】三浦しをん
【出版社】新潮社
●あらすじ
ほぼマラソン素人の大学生10人が箱根駅伝に挑戦したら?
たすきが心をつなぐ
個性豊かな10人が、お正月の風物詩”箱根駅伝”に無謀にも?挑戦する物語
彼らと一緒にハラハラドキドキしたり、笑ったり、悩んだり、苦しんだりした後に何が見えるのだろうか?
★おすすめポイント★
駅伝物語といえばこの本!のロングセラー本です。
この本のすごさは、自分も駅伝部員になり箱根駅伝に挑戦している気分になれること!
タスキをつなぐメンバーそれぞれのバックラウンドや気持ちが丁寧に書かれていて、走る興奮や熱中、見える風景、もちろん苦しさをも本から体験できちゃうのです。
物語に没頭してしまう、本を読む面白さを知ることができる興奮の一冊です。
『タスキメシ』

陸上(長距離) おいしい料理つき
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【著者】額賀澪
【出版社】小学館
●あらすじ
陸上部の長距離選手だったが怪我で休部中の高校3年生眞家早馬
挫折を味わい、陸上を続けるか悩むなかで、料理という新しい楽しみを知ってしまった!
友情(ライバル)、兄弟愛がからみあう高校生の青春物語。
後半は早馬に料理を教えてくれる同級生の都ちゃんの小学生時代の物語。
- 続編あり
2作目『タスキメシ 箱根』
3作目『タスキメシ 五輪』
★おすすめポイント★
挫折があったからこそ知れた、新しい自分と新しい世界。
早馬くんの料理の腕が上がっていき、スポーツに必要なおいしくて栄養バランスのとれた料理がどんどん出てきます。
おいしいスポーツ物語です。
『ヨンケイ!!』

陸上(100m×4リレー)
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【著者】天沢夏月
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
東京の離島・大島の渚台高校陸上部
久しぶりにリレーメンバー4人がそろい、100×4リレー(四継)に望むことになるのだが……。
4人の気持ちは、自分の実力悩んだり、仲間に嫉妬したり、自信喪失中だったり、やる気が空回りしたり、リレーどころではない。
4人はそれぞれの悩みを乗り越え、互いを理解し合い、バトンをつなぎきれるのか?
★おすすめポイント★
スポーツをするうえで欠かせない仲間を理解するのにはどうしたらいいと思いますか?
仲間や相手の気持ちをわかるようになりたい人には、この物語をおすすめします。
でこぼこ4人それぞれの悩みが自分のように思える人も多いはずです。
『競歩王』

競歩 どうなる?崖っぷちコンビ
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【著者】額賀澪
【出版社】光文社
●あらすじ
リオオリンピックの年、2016年夏
天才高校生作家デビューしたものの、今や作家として崖っぷち状態の大学生の榛名忍は、編集者からの提案で、何となく競歩の物語を書くことに。
調査のためおとずれた大学の陸上部にいたのは、長距離走を諦め仕方なく競歩を選んだ、やっぱり崖っぷちの選手八千代篤彦だけだった。
作家の忍と競歩選手の篤彦、崖っぷちコンビは復活できるのか!?
大学生ふたりの青春成長物語。
★おすすめポイント★
地味なスポーツだからこその、味わい、楽しみがあると思いませんか?
競技者であれ小説家であれ、いい時もあれば、辛い時もまるし、苦しみがあれば、喜びもある。
懸命に取り組むからこそ味わえる達成感や、さわやかさがクセになる、スポーツの魔力にひたれます。
野球
『アルプス席の母』

野球 甲子園を目指す親子
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【著者】早見和真
【出版社】小学館
●あらすじ
母と子どもで目指す甲子園の道!物語。
航太郎君が甲子園を目指す物語でありながら、タイトルどおり主人公は「母」。
さわやかな野球少年の話とおもいきや、甲子園球児たちや、その親、関係者たちのどす黒いダークな一面も暴かれる!
★おすすめポイント★
子どものためならどんな理不尽なことでも、嫌がらせでも、負けない。
母は強し!
そして母の愛をたっぷり感じている息子の航太郎くんも、母のため父のため、野球部の仲間のために、何よりも両親に愛されている自分のために、思ってはいなかった野球の道をグイグイ進んでいきます。
子ども目線で読むと、自分が人生歩めるのはだれかの愛に支えられている感謝を思うはずですし、大人の母目線で読むと、子どもを無償に愛する気持ちに共感の嵐になるはず。
どちらにしろ、涙がとまらない……。
「お母さんありがとう」「お母さんがんばろう」と素直に思える感動作品です。
『あめつちのうた』

野球 運動神経ゼロの人生とは
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【著者】朝倉宏景
【出版社】講談社
●あらすじ
運動神経ゼロで自分に自信がない大地は、高校卒業後、野球エリートの弟から離れるために、東京から大阪へ。
「甲子園の神整備」で知られる、グラウンド整備の職人集団「阪神園芸」に就職したのだが……。
社会人になり、家や部活から離れたことで知った、学生時代の部活仲間、そして親・兄弟の秘密、本当の気持ちとは?
学生時代には気づけなかったことをいろいろ知った大地は変われるのか?
★おすすめポイント★
自分は情けない人間だと自信がなかった「のび太系男子」の大地が、自分だけでなく、他の人目線でいろんなことを見つめなおし、前向きになり、どんどんかっこよくなっていきます。
そして、大地の就職したグラウンド整備の職人集団「阪神園芸」の仕事ぶりも読みごたえあります!
熱血指導に練習&熱い友情といったTHE野球部物語ではないのですが、スポーツ好き、甲子園好きはもちろん、スポーツがキライ、苦手な人にもおすすめの本です。
サッカー
『太陽と月 サッカーという名の夢』

サッカー ライバルに出会う
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【著者】はらだみずき
【出版社】小学館
●あらすじ
サッカーのクラブチームに入っている小学校6年生、月人くん。
身長173センチで背が高いことが強みだけど、自分に自信がなくて、夢はプロサッカー選手ってはっきり言えない……。
そんな月人くんがプロのサッカー選手を目指す合宿に参加することに!
ライバルたちと競い合う合宿とは?
●その他情報
①続編あり『太陽と月ジュニアユース編』
②おなじ作者、はらだみずきさんのサッカー小説『サッカーボーイズ』もおすすめ
『サッカーボーイズ』は小学6年生から始まり高校生まで続く人気シリーズです。
★おすすめポイント★
月人くんが出会ったライバルたちはみんなすごい!
自分の良さを知っているうえに人の好さを見つけられる子や、人には負けない気持ちが人一倍強い子、文句なしにサッカー上手い子など、自分にはないものをもっているライバルたち。
負けていると落ち込むのか、プロの夢はあきらめるのか、それとも、自分も奮起するのか、ライバル出現にワクワクするのか。
自分が月人くんだったら、どうする?
『ホケツ!』

サッカー 補欠だけどモテる男
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【著者】小野寺史宜
【出版社】祥伝社
●あらすじ
母を亡くし伯母と暮らしている 高校3年生の宮島大地。
高校3年間サッカー部では、ずっと補欠のままだけど……。
部活では補欠でも、自分の人生では、いつも自分がレギュラーだ!
部活の仲間、友達、伯母などに助けられながら、将来を考え、成長していく青春物語。
★おすすめポイント★
ホケツだって、部活の役にたっている!
ホケツだからこそ気づけることってあるんじゃないか!
「万年ホケツに腐らず、仲間達と絆をふかめていく大地くんっていい子だな~」
大地くんを好きになってしまいます。
いつも部活ではレギュラー、エースという華やかな立場の人たちに読んでほしい本です。
バレーボール
『2.43 清陰高校男子バレー部1』

バレーボール 不器用な人が集まったバレー部
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【著者】壁井ユカコ
【出版社】集英社
●あらすじ
東京の強豪中学バレー部から転校してきた(田舎に帰ってきた)中学生の灰島公誓と、灰島と幼なじみ・同級生黒羽祐仁の友情、青春、バレーボール物語。
田舎の弱小中学バレー部は強くなれるのか?
迷い、傷つきながらも、純粋、真っ直ぐな心をもつ男子たちの等身大の青春を見よ!
シリーズ化されている
第2弾『2.43 清陰高校男子バレー部 2』
第3弾『2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編1』
第4弾『2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編2』
第5弾『2.43 清陰高校男子バレー部 春高編1』
第6弾『2.43 清陰高校男子バレー部 春高編2』
第7弾『2.43 清陰高校男子バレー部 next 4years〈I〉』
第8弾『2.43 清陰高校男子バレー部 next 4years〈II〉』
★おすすめポイント★
人気選手が活躍し、話題のバレーボールが気になるなら『2.43 清陰高校男子バレー部』は必読です!
いつも仲良しだけではいられないチームスポーツのおもしろさや、たのしさ、そしてムカつき(笑)がたっぷり味わえます。
さらに表紙のイラストを参考にしつつ、清陰高校男子バレー部のメンバーたちをリアルに想像しながら読むと、数百倍楽しめます。
『八秒で跳べ』

バレーボール 補欠の立場からみた世界
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【著者】坪田侑也
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
高校生の宮下景は、入学した時から男子バレー部のレギュラーメンバーだったが……。
大事な試合の前に、あることがきっかけで怪我をしてしまい、初めてホケツに!
新しい自分の居場所から見える世界は?
新しい人との出会いとは?
★おすすめポイント★
ケガをして、ホケツになったからこそわかったことがあり、出会える人がいる。
ちがった立場から見える世界って新鮮です!
テニス
『17歳のラリー』

テニス部のモヤモヤ
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【著者】天沢夏月
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
高校3年生、テニス部員それぞれの進路とは?
エース・川木の海外への留学が決まったという
一言で平凡な都立高校テニス部に衝撃が!
3年間積み重なった仲間達の劣等感、葛藤、嫉妬、恋心とさまざまな感情あふれ出す青春物語。
★おすすめポイント★
「あの時、実は……。」
テニス部に渦巻いていたモヤモヤした気持ち。
その場の雰囲気や、部内の立場から表には出せなかったことってあるよな~と共感たっぷりに読めます。
『パラ・スター 〈Side 宝良〉』

車いすテニス 過酷な運命に負けない
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【著者】阿部暁子
【出版社】集英社
●あらすじ
事故で車いす生活になり、失意のどん底にいた女子高校生の宝良は、親友百花の助けにより立ち直り、車いすテニスに挑戦し始めるのだが……。
それはカンタンなことではなく、たくさんの壁にぶつかってしまう。
でも、彼女は親友の助けをかり、持ち前のガッツを発揮して、世界へ挑戦するまでの実力をつけていく!
競技に関わる人たちの熱い想い、車いす生活の宝良の厳しい現実、母親の苦悩など、心が揺さぶられるシーンがたくさん!
感動で涙あふれるスポーツ青春物語。
●その他情報
宝良の親友、百花ちゃんが主人公になった本がある『パラ・スター 〈Side 百花〉』
★おすすめポイント★
車いすテニスといえば、レジェンド国枝慎吾選手が活躍し、2022年のパリオリンピックでは若い小田凱人選手(グーグルのコマーシャルで有名!)が金メダルを獲得しているスポーツなので知っている人も多いと思います。
ただ試合を見たことのある人は少ないかもしれません。
この物語では迫力ある車いすテニスのシーンを文章で楽しむことができます。
これはテニス経験者はもちろん、未経験者でも息をのむほど!読みごたえたっぷりです。
さらに、この本には『パラ・スター 〈Side 百花〉』という、宝良ちゃんの親友、百花ちゃんが主人公になった本もあるんです!
こちらは宝良ちゃんを助けたい!宝良ちゃんの役に立ちたいと願う、百花ちゃんが車いすをつくるようになり、どんどん成長していく物語です。
2冊合わせて読むと、親友ふたりの互いに相手を想う優しい気持ちがよくわかって、何倍もこの物語がおもしろくなります。
宝良ちゃんと百花ちゃんを大好きになってしまいます!
水泳・水のスポーツ
『銀色のマーメイド』

水泳 ユニークな水泳部
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【著者】古内一絵
【出版社】中央公論社
単行本『快晴フライング』が改題して文庫本になっている
●あらすじ
自分の泳ぎにしか興味がない中学3年の龍一が、廃部の危機にある水泳部の新主将になってしまったら!
廃部を免れるために龍一がみつけた水泳部の救世主はだれだ?!
ユニークな水泳部の仲間とともに友情、多様性を感じながら成長していく青春物語。
『銀色のマーメイド』に登場するドラッグクィーンのシャールさんが主人公になった大人気シリーズ『マカン・マラン』がある
★おすすめポイント★
主将の龍一くん、水泳部のユニークな面々、ドラッグクィーンのシャールさんやジャダさん、柳田先生、隆一くんのママ、個性ゆたかな登場人物だれしもが愛おしい!
誰かのため、自分のため、体いっぱいにいろんなことを吸収して、失敗しても仲間とともに成長していく水泳部員たち。
自分はみんなとちょっと違うかもと悩んだり、落ち込んでいる人におすすめです。
”世界は確かに不公平だけど、明けない夜はどこにもないの。だから変化を恐れては駄目よ”
ドラッグクィーンのシャールさんの言葉は号泣ものです。
『君と漕ぐ: ながとろ高校カヌー部』

カヌー 意外にドロドロのカヌー部
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【著者】武田綾乃
【出版社】新潮社
●あらすじ
カヌーの魅力を知り、高校入学後さっそくカヌー部に入部した舞奈でしたが……。
ながとろ高校カヌー部は、もはや終わりかけ?のようなカヌー部だったのです!
意外にも、女子高校生のハツラツ、汗キラキラ、笑顔たっぷり、熱い友情がつまった青春物語ではない!!
かわいい思春期の女子高校生たちがもつ、繊細という名の、いやらしく憎々しい本心は……。
新入部員の舞奈、恵梨香を迎えてカヌー部はどう変わっていくのでしょうか!
何はともあれ、青春小説であることは間違いないのです。
シリーズ化されている
第2弾『君と漕ぐ2―ながとろ高校カヌー部と強敵たち』
第3弾『君と漕ぐ3―ながとろ高校カヌー部と孤高の女王』
第4弾『君と漕ぐ4―ながとろ高校カヌー部の栄光』
第5弾『君と漕ぐ5―ながとろ高校カヌー部の未来』
★おすすめポイント★
スポーツをしている人は、みんな頑張り屋さんで、純粋で、やさしくて、強くて、頼りがいのある人だと思っていませんか?
スポーツ物語は、性格のいい人ばっかりが登場する、キラキラ爽やかな物語と思っていませんか?
いえいえ、そんなことはありません!
「こんな自分はイヤだ」とおもっているのに、自分ではどうしようもできないと悩んでいる人におすすめの本です。
『DIVE!!』上下巻

飛び込み ライバルと目指すオリンピック
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【著者】森絵都
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
長編小説(4部構成)
仲間でありライバルの中学・高校生の3人、要一、知季、飛沫はオリンピックを目指す!
メジャーではない「飛び込み」という競技のおもしろさ、コーチの指導法への反発、恋もするし、競技や自分自身に対する悩み葛藤、そしてオリンピック出場をかけた代表選考決定への疑問、親友でありライバルとのたたかい。
青春のすべてが、ここにつめこまれている。
要一、知季、飛沫という3人の友情と青春のすがすがしいさを一緒に味わえる!
★おすすめポイント★
うわ!上下巻もある、長いな~と、本のぶ厚さに圧倒されてしまうかもしれませんが、心配いりません。
なぜなら、とにかくおもしろいから!
読みごたえたっぷりで、夢中になってしまいます。
この作品は出版されたはひと昔前なのですが、長く人気があるため、映画化やマンガ化、テレビアニメ化もされています。
☟近年では、2021年にテレビドラマ化され、HiHi Jetsのメンバーが出演しました。
弓道
『凜として弓を引く』

弓道 人見知り女子が変わる!
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【著者】碧野圭
【出版社】講談社
●あらすじ
高校入学を目前にした春休み、ふとしたきっかけで地元の「弓道会」に入門した人見知りの女子高校生、矢口楓。
いろいろな世代や立場の人たちと出会い、弓道の奥深い魅力に目覚める!
消極的だった生き方を変えていく女子高校生の青春物語
- シリーズ化している
第2弾『凜として弓を引く 青雲篇』
第3弾『凜として弓を引く 初陣篇』
第4弾『凜として弓を引く 奮迅篇』
★おすすめポイント★
想定外にハマったものってありませんか?
きっかけはなんであろうと、学校の友達、先生、家族以外の人たちとの交流で、今までとは違った世界・社会が見えてくる楽しさがいっぱいの物語でした。
新しい世界に夢中になり、新しい自分を発見できるワクワクした気持ちを味わえます。
バスケットボール
『跳べ、暁!』

バスケットボール 新しい仲間とつくった部活
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【著者】藤岡陽子
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
父親と二人暮らしの少女、中学2年の暁(あかつき)ちゃんは、母親を病で亡くし、落ち込み気味の父親と田舎へ越してきた。
暁ちゃんはさっそく、家族問題、イジメ、不法滞在、受験失敗など、親に振り回される同級生たちと「バスケ部」を立ち上げるのだが……。
仲間とともにバスケに情熱を燃やす!
中学女子のキラキラ光る成長青春物語
★おすすめポイント★
「自分じゃどうにもならないことが世の中にはある」
大人が思っているよりもずっと「社会のひずみ」「社会の格差」を知っている子どもたちが登場します。
そんな彼女たちの心のよりどころは何なのか?
辛い現実が描かれているのですが、未来への希望がもてる感動物語です。
相撲
『櫓太鼓がきこえる』

相撲の世界にとびこむ
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【著者】鈴村ふみ
【出版社】集英社
●あらすじ
高校を中退したけれど、先のことは何も考えていないダメダメ男の篤。
そんな篤が、就職したのは相撲部屋「朝霧部屋」!!
え?お相撲さんになるの?
いえいえ、篤は相撲の「呼出」になったんです。
同じ相撲部屋の仲間たち(関取や親方)や、「呼出」の先輩や仲間との触れ合いを通して、自分を見つめなおし、仕事「呼出」に真剣に向き合い、成長していくダメ男、篤の青春物語。
★おすすめポイント★
相撲の「呼出」という、めずらしい仕事にも大注目です!
今まで相撲を見たことのないという人にこそ、ぜひ読んでほしいです
スキージャンプ
『向かい風で飛べ!』

スキージャンプ 友情が心の支えに
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【著者】乾ルカ
【出版社】中央公論新社
●あらすじ
クラスメイトの理子ちゃんに誘われ始めたスキージャンプで、転校生のさつきちゃんは、めきめきと才能を開花するのだが……。
一方、オリンピックの有望選手候補といわれる理子ちゃんは中学生になり、試練がおとずれる。
友情、嫉妬、思うように飛べないいらだち、記録を伸ばすための奮闘。
ふたりの少女の友情は、スポーツの魔力によって、こわれてしまうのでしょうか?
苦しさのなかにあるスキージャンプへの楽しさを描く青春スポーツ小説。
★おすすめポイント★
高い場所から滑り勢いよく飛ぶ競技のスキージャンプは、冬季オリンピックの花形競技のひとつですが、やったことある!という人は少ないのではないでしょうか。
未経験のスポーツ物語は、細かな部分(心理面など)の想像がしにくいかなと心配になったのですが、この『向かい風で飛べ』は、スキージャンプのジャンプを飛ぶ爽快さと、アスリートならではの苦しみ両方がていねいに書かれているので、すぐに物語に入りこめます。
経験したことのないスポーツ小説を読む楽しさが味わえました。
エンデュアランス(馬の長距離レース)
『天翔る』

エンデュアランス(馬の長距離レース) パートナーは馬
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【著者】村山由佳
【出版社】講談社
●あらすじ
大事な人を亡くしたうえに、学校でいじめられ不登校になってしまった。
人生のどん底にいた11歳の少女、岩館まりもちゃんが、ひきこまれたものとは……。
それはエンデュアランス!
数十キロにおよぶ長距離を数時間かけて馬と走る、過酷な馬のレース競技。
パートナーの馬サイファと、過酷なエンデュアランスに挑戦するまりもちゃんの成長青春物語。
★おすすめポイント★
生きるための勇気がほしい!そう思ったときにおすすめの本です。
なにがあってもまっすぐに前をむいて、上をむいて、純粋に生きる。
そして世界で堂々とたたかう、まりもちゃんの姿から勇気がもらえます。
フラダンス
『フラダン』

フラダンス部に男子が入部したら
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【著者】古内一絵
【出版社】小峰書店
●あらすじ
東日本大震災から5年後
福島県にある工業高校に通う男子辻本穣は、なぜか女子100%のフラダンス部に入部してしまった!
おなじように入部した男子3人を含め、男女混合で「フラガール甲子園」に出場する高校生たちの青春物語。
実は彼ら彼女らには、ある心の傷を抱えているのです……。
★おすすめポイント★
なんとなく女子のスポーツとおもいがちなフラダンスですが、実は男子の振り付けもあるんです。
女子ばかりの部活でとまどいながらも、フラダンスに必死になる男子が、ユニークでキュートでカッコいい!
男子がフラダンスに奮闘する面白い物語!といいたいところですが、後半になると、高校生たちが何年たっても心を痛めていることが明らかになります。
スポーツ好きにおすすめ本 中学生・高校生向け
スポーツが好きな小学生高学年・中学生におすすめの本を紹介しました
2020年以降に出版された新しい本や、中学・高校入試で出題された本を中心に選んでいます。

気になる本があったら読んでみてくださいね。
●駅伝
☟『あと少し、もう少し』関連本
●箱根駅伝
●陸上(長距離)
●陸上(100m×4リレ)
●競歩
●野球
●野球
●サッカー
☟『太陽と月 サッカーという名の夢』と同じ作者のサッカー本
●サッカー
●バレーボール
●バレーボール
●テニス
●車いすテニス
☟『パラ・スター 〈Side 宝良〉』関連本
●相撲
●スキージャンプ
●エンデュアランス(馬の長距離レース)
●水泳
☟『銀色のマーメイド』関連本
●飛び込み
●カヌー
●弓道
●バスケットボール
●フラダンス
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