中学入試で出題された『晴れた日は図書館へいこう』(緑川聖司)は、シリーズ化している人気の本です。
シリーズは4作目で完結しているので、4冊セットで読むとさらに面白いです。
入試出題本は「堅苦しい本」というイメージがある人はビックリするかもしれませんが、実は中学・高校入試では、大人が読んでも面白いくらい魅力たっぷりの本が出題されるのです。
『晴れた日は図書館へいこう』シリーズ
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】 緑川聖司
【出版社】ポプラ社
2023年度、青山学院中等部の入試で出題された
あらすじ・読みどころ
●連作短編集
ひとつひとつの事件が、ひとつの物語になっている連作短編集です。
本好きの女の子しおりちゃんの通う図書館では、本にまつわるちょっと変わった不思議な事件が起きます。
本が人と人の気持ちをつなぐ!心あたたまる物語です。
小学生の茅野しおりちゃんは、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている図書館へ通うのが日課の女の子です。
しおりちゃんは図書館へいくと、面白そうな本に出会える一方で、なぜか一緒にちょっとした事件にも遭遇してしまいます(笑)
本は読む楽しみもありますが、それだけじゃなく、人の気持ちを代弁してくれたり、人と人を結び付けてくれる力もあります。
この本では、そんな素敵な本の魅力が、心あたたまる物語をつくりだしています。
「本」が、「図書館」が好きになる一冊です。
作中に、実際に読むことのできる本が登場するのも、本好きにはたまらないワクワクです
主な登場人
茅野しおり
小学生5年生
本と図書館が大好きで、学校帰りに図書館に通うのが日課になっている
美弥子さん
しおりのいとこで、憧れの人
しおりが通う図書館で司書をしている
対象年齢
小学高学年生から読めます。
入試情報
2023年度、青山学院中等部の中学入試で出題されました。
シリーズの順番
どの本から読んでも大丈夫ですが、主人公のしおりちゃんの成長を楽しむなら、1巻から読むのがおすすめです。
①『晴れた日は図書館へいこう』
②『晴れた日は図書館へいこう ここから始まる物語』
③『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』
④『晴れた日は図書館へいこう 物語は終わらない』
4冊とも連作短編集で、1話ごとに、しおりちゃんが図書館で遭遇する事件の謎を、司書の美弥子さんとともに解決していくパターンは変わりません。
しおりちゃんは、美弥子さんの勤める図書館でいろんな本を見つけ読み、そして同じくらいいろいろな事件にぶつかり、いろんな経験をして、成長していきます。
そして、人と人を結び付けてくれる本の魅力、本をとおして解明する真実の温かさや驚きが、シリーズを通して楽しめます。
紹介した本リスト
緑川聖司さんの『晴れた日は図書館へいこう』シリーズを紹介しました。
シリーズを通して、本が人と人の気持ちをつなぐ、心あたたまる物語が楽しめます。
本好きさん、図書館好きさんが「本」を思う存分満喫できる一冊です。
☟この記事で紹介した本はこちら
コメント