長い夏休みの間に何かに挑戦してみたいなと思いませんか?
そう思ったら、今年の夏は「読書の夏」に決まり!!
夏休みの間に「本を3冊、5冊、10冊読む!」と目標を決めて、本を読んでみるのです。
さあ、さっそく「あなただけの夏の読書リスト」をつくってみましょう。
せっかく本を読むなら、入試に出た本を読んでみませんか?
このブログでは、中学入試・高校入試で出題された本のなかから選んでいます。なぜなら……。

入試で出題されたというと、堅苦しいと思うかもしれませんが……。
中学・高校受験出題本はとにかくおもしろい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。
部活編
『この夏の星を見る(上)(下)』

全国の中学高校、天文部
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【著者】辻村深月
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
コロナでモヤモヤする毎日を過ごしていた中学生・高校生たちが、パソコンの画面越しに全国の「天文部」の仲間たちと出会う!
星空がつないだ等身大のリアルな青春の記録

おすすめポイント
将来のこと、部活のこと、夢のこと。
人生って思い通りにいかないことばっかりだけど、それでも前を向いて、今できることを全力で楽しもうって思えます。
ようやく文庫化して、さらに読みやすくなりました!
映画化もされるので、さらに注目は集まりそう。
夏の一冊といえばこの本!
2024年度、群馬県、埼玉県、東京都、愛知県、広島県の公立高校入試で出題された
2024年度、多数の中学入試で出題された
☟2025年7月映画になります
☟児童向けつばさ文庫もある
『天満つ星』

中学校の料理部
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【著者】中村汐里
【出版社】小学館
●あらすじ
希望の難関私立中学校に入学した室本さくら。
すてきな中学生活が始まるはずだったのですが……。
じっさいは、友人関係、入部した調理部の先輩との関係などなど、悩みもいっぱい。
甘いだけじゃない、人生の厳しさも入り混じる青春物語。
●その他情報
前作『殻割る音』あり
2025年度、開智未来中学校の中学入試で出題された
☟作者の中村汐里さんからの報告あります
このたび、開智未来中学校2025年度入試第2回の国語にて、中村汐里著『天満つ星』(小学館文庫)を問題文として採用していただきました。
声の教育社( @koe_kyo )から刊行される『開智未来中学校 2026年度用 3年間スーパー過去問』に掲載されます。発売は4/28です!
たいへん光栄です!!大感謝です!! pic.twitter.com/vjbkg4Yj9W
— 中村汐里@新刊『天満つ星(そらみつほし)』小学館文庫 (@shi0ri_nkmr) February 18, 2025

おすすめポイント
どんな理不尽なことがあっても、好きなことをあきらめない!
やさしさ、恋、ガッツ、勇気あふれる中学女子たちの物語です。
☟前作 さくらちゃんの小学時代の物語
『君と漕ぐ: ながとろ高校カヌー部』

高校カヌー部
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【著者】武田綾乃
【出版社】新潮社
●あらすじ
舞奈ちゃんが入部したカヌー部は、ながとろ高校カヌー部は、もはや終わりかけだった!
そこでは、女子高校生たちの傷つきやすい繊細な心、いやらしく憎々しい心、嫉妬心など、揺れ動く気持ちが入り乱れる……。
女子高校生のハツラツ、汗キラキラ、笑顔たっぷり、熱い友情がつまった青春物語とは、ひと味違う青春物語。
●その他情報
シリーズ化している
2022年度、都立国立高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
「こんな自分はイヤだ」と思っているのに、自分ではどうしようもできない。
そんなモヤモヤした気持ちをもっている人たちにおすすめ。
青春とは、心の痛々しいさを伴うのです。
『銀色のマーメイド』

中学校の水泳部
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【著者】古内一絵
【出版社】中央公論社
●あらすじ
部員がどんどん辞めていき廃部の危機にある水泳部。
部活存続のために新メンバーを探していた部長(中学3年生の龍一)が見つけた逸材は、驚きの人だった!
部員たちが心をひとつにし、大会の優勝を目指していく、水泳部員たちの友情と成長を描いたキラキラした青春物語。
●その他情報
『銀色のマーメイド』の登場人物のひとりシャールさんが主人公になった作品『マカン・マラン』シリーズもおすすめ
2019年度、セントヨゼフ女子学園高等学校の高校入試で出題されされた

おすすめポイント
誰かのため、自分のため、体いっぱいにいろんなことを吸収して成長していく水泳部員たちのさわやかな青春がまぶしい!
”世界は確かに不公平だけど、明けない夜はどこにもないの。だから変化を恐れては駄目よ”
重要な登場人物、シャールさんの言葉で号泣です。
『2.43 清陰高校男子バレー部1』

中学➡高校、バレー部
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【著者】壁井ユカコ
【出版社】集英社
●あらすじ
3つの連作短編集
東京の強豪中学バレー部から転校(田舎に帰ってきた)してきた中学生の灰島公誓と、灰島と幼なじみ黒羽祐仁の友情、青春物語。
田舎の弱小中学バレー部は強くなれるのか?
そして舞台は高校バレー部へ。
そこには、悩み多きバレー部員たちがいた。
バレーボールを軸にして、ナイーブな心がぶつかりあう!
●その他情報
シリーズ化している
2024年度、埼玉栄中校の中学入試で出題されました

おすすめポイント
仲良しだけではいられないチームスポーツのおもしろさ、たのしさ、嫉妬、そしてムカつき(笑)。
さまざまな感情が入り混じる、バレー部員たちの青春。
プライド、自意識が邪魔して、自分の本当の気持ち、悩み、想いを仲間に上手に伝えられない不器用な高校生たちが、いじらしい……。
笑う
『君が夏を走らせる』

赤ちゃんにふりまわされる
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【著者】瀬尾まいこ
【出版社】新潮社
●あらすじ
高校生の太田くんは、学校はサボりがちで毎日なんとなく過ごすだけ…。
そんな彼の夏休みをガラッと変えたのは、一本の電話!
「1歳の娘の子守をしてくれ」
太田君の夏休みはどうなるのか!?
そして、赤ちゃんは無事でいられるのか!?
★その他情報
太田君の中学生時代の物語があり
大人気の青春駅伝小説『あと少し、もう少し』
2018年度、海城中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
自分の思うようにはならない赤ちゃんと過ごす毎日は、ドタバタで大変だけど、思わず笑っちゃうこともいっぱい。
少しずつ心が通じていくふたりの姿には、胸があつくなります。
☟太田君のキラキラした中学時代 駅伝物語はこちら
『戸村飯店 青春100連発』

大坂の「笑い」
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【著者】瀬尾まいこ
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
大阪下町の中華料理店「戸村飯店」の兄弟、ヘイスケとコウスケ。
見た目も違えば性格もまったく違う兄弟の、不器用な生き方がおもしろい!
笑いあり、涙あり。
兄弟ふたりの青春物語です。

おすすめポイント
テンポよく語られる関西弁がおもしろい!
さらに兄弟を見守る大阪下町の人たちが、「笑い」にまじめで貪欲で、人情あふれ、心がやさしくてあたたかいのです。
2024年度、森村学園中等部の中学入試で出題された
『成瀬は天下を取りにいく』

ユニークな女子高校生
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【著者】宮島未奈
【出版社】新潮社
●あらすじ
連作短編集
滋賀県大津市の女子高校生、成瀬あかりが、世間の当たり前や人の目は気にしない、自分で決めたことに全力で取り組む!
我が道をまっすぐに突き進む、女子高校生の青春物語。
●その他情報
続編あり『成瀬は信じた道をいく』

おすすめポイント
とにかく、成瀬あかりは成瀬あかりだ(笑)
こんなにも自信のもった生き方ができるなんて……。
かっこよすぎです。
2024年度、栄東中学校、豊島岡女子学園中学校、中央大学付属横浜中学校の入試で出題された
『吹部』

わがままな顧問
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【著者】 赤澤竜也
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
ほぼ休部状態だった浅川高校吹奏楽部にやってきた、強烈な顧問ミタセン。
自分勝手でわがままなミタセンに、吹奏楽部の部長になった沙耶はふりまわされぱなし。
しかも、ほぼ素人集団の吹奏楽部なのに、ミタセンの目標は「全国大会出場!」だというのです。
え~!どうなるの吹部。
●その他情報
続編あり『吹部! 第二楽章』
2019年度、春日部共栄中学入試の中学入試で出題されました

おすすめポイント
顧問ミタセンに振り回されるたいへんさが、だんだんおもしろくなってくる吹奏楽部のメンバーたち。
たくましい!
もはや高校生の方が大人に見えます。
『永遠の出口』

大人になっていく自分
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【著者】森絵都
【出版社】集英社
●あらすじ
紀子の小学生時代から高校生まで
成長すれば、大したことのないが、当時は大騒ぎだった……。
そんな、あの時の「大事件」とは?!
ちょっと恥ずかしいこと、泣きたいこと、笑っちゃうこと、そして理不尽なことも経験する。
少女から大人になる成長物語。
2018年度、青山学院中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
友達とのことで悩んだり、恋をしたり、親のことを信用できなくなったり、たくさんの「大事件」を乗り越えて大人になっていく。
あの時に「心を痛めたこと」は、もう永遠に味わえない「痛み」なんだと思うと、ちょっとさみしくなっちゃいました。
恋をする
『か「」く「」し「」ご「」と「』

秘密の恋
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【著者】住野よる
【出版社】新潮社
●あらすじ
それぞれ不思議な力を持つ高校生男女5人の物語。
その不思議な力のせいで、5人の”だれか”を想う気持ちは入り乱れ……。
秘密がいっぱいかくされた高校生の恋の青春物語。
キーワードは、シャンプーの香り??
☟2025年5月に映画化された
2025年度、獨協埼玉中学の中学入試で出題された

おすすめポイント
自分でもよくわからないもどかしさ、本気への恥ずかしさ、ちょっとしたことが気になる自意識の高さ、勘違いからのほろ苦さ、無駄なプライド、そして恋心などなど、共感できるシーンがたくさん。
「秘密」を抱えた、思春期真っ只中の高校生たちへが自分のように、友達のように思えてきます。
『語らいサンドイッチ』

おいしいサンドイッチでつながる恋もよう
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【著者】谷瑞恵
【出版社】角川書店
●あらすじ
サンドイッチ店で繋がる連作短編集
姉妹二人が切り盛りするサンドイッチ専門店を舞台にした物語。
困った人、悩んでいる人たちに寄り添い話を聞き、その人のために作るおいしいサンドイッチが、人々の悩みを解決してくれます。
●その他情報
シリーズ化している
1作目『めぐり逢いサンドイッチ』
2作目『語らいサンドイッチ』
3作目『ふれあいサンドイッチ』

おすすめポイント
心が軽くなる、温かくなる、そして前向きな人生が開けてくる、そんな魔法のサンドイッチが登場します!
サンドイッチ店の姉妹二人と、常連客の小野寺さん、パン職人の川端さんといった男性陣との恋模様も読みどころ。
『語らいサンドイッチ』は2作目で、前作に『めぐり逢いサンドイッチ』があるので、こちらを読むとサンドイッチ店の姉妹二人の秘密や、恋模様がわかります。
2021年度、桐蔭学園中等教育学校の中学入試で出題された
出題短編「青い花火」
☟1作目はこちら
『小説 秒速5センチメートル』

生涯忘れられない恋
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【著者】新海誠
【出版社】KADOKAWA/メディアファクトリー
●あらすじ
連作短編集3編
①「桜花抄」
1990年代前半
遠野貴樹の小学生から中学生時代
クラスメイトの少女との淡い恋
②「コスモナウト」
高校3年生の澄田花苗
恋した相手はあの、遠野貴樹!
③「秒速5センチメートル」
社会人になった遠野貴樹は、3年もつき合った彼女からふられた。
うまくいかなかった理由は?
●その他情報
アニメーション映画を小説化したもの
☟2007年にアニメーション映画化された
☟2025年には映画化される
2020年度、実践女子大学の大学入試で出題された
出題短編:「桜花抄」
小説『秒速5センチメートル』が、2020年度の実践女子大学の入試問題に使用されたとのことです。うれしいなあ。皆さん正解されましたように。
いずれ過去問集にも収録されるとのことです。 pic.twitter.com/IDvxiy7mJS— 新海誠 (@shinkaimakoto) May 30, 2020

おすすめポイント
思い合っていても結ばれないこともあるし、一生懸命に思ってもむくわれないこともあるし、相手の気持ちがわからなくて逃げ出すこともある。
それでも「恋をしたい!」と思ってしまうほどの100%恋愛小説です。
『おちくぼ姫』

平安時代のシンデレラ
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【著者】 田辺聖子
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
平安時代の物語『落窪物語』が現代語で読める!
1000年も前に、日本にはシンデレラがいた!!
貴族のお姫さまなのに意地悪い継母に育てられ、召使い同然の暮らしをしているおちくぼ姫と貴公子のラブ・ストーリー。
2021年度、東京大学入試で出題された

おすすめポイント
高校入試、大学入試でよく出る古典物語として有名なので難しそうとおもうかもしれませんが……。
現代語訳で読むと、とてもおもしろい作品なんです。
古典が苦手な人にこそ読んでほしいです。
かわいい動物
『猫のお告げは樹の下で』

神社にいる猫
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【著者】青山美智子
【出版社】宝島社
●あらすじ
7つの連作短編集
さまざまな思いを抱えた人たちが、訪れるこの神社では、ちょっと不思議な猫に出会うとお告げがあるらしい……。
ちょっと不思議な神社でつながる、やさしくてあたたかい物語。
2024年度、かえつ有明中学校の中学入試で出題された
出題短編:「マンナカ」

おすすめポイント
ちょっとクスリと笑える悩みを抱えた人も!
想い、願い、そして自分が勇気をだして一歩ふみだせばきっと変われるよと、やさしく勇気づけてくれる。
夏バテで疲れた時、家にいるのに飽きているとき、心が弱っているときにおすすめの本です。
『犬がいた季節』

中学で飼われている犬コーシロー
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【著者】伊吹有喜
【出版社】双葉社
●あらすじ
連作短編集
平成時代の高校生と犬のコーシローが物語をつむぐ!
平成時代の18歳の青春とは?
昭和から平成、令和へ時代が変わっても、青春を過ごす高校3年生の青春のきらめきや切なさは変わらない。
2022年度、山脇中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
選べない家族、理不尽な運命、人には言えない悩みや、現状への不満、将来への不安と期待、モヤモヤする気持ち。
それでも前に前に進んでいく高校生たちを見守る犬のコータロウの目線がやさしい。
きっといつかは思い出になる、そんな高校生たちのキラキラした青春の1ページが、まぶしすぎます。
懐かしの平成時代のあれこれ(カルチャーや考え方)にも興味津々になるはずです。
『旅猫レポート』

飼い猫ナナ
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【著者】有川浩
【出版社】講談社
●あらすじ
人語を理解できる猫のナナ(雄猫)と、ナナの飼い主、宮脇悟(サトル)の物語。
野良猫のナナを飼い始めて五年。
サトルにはナナを手離さなくてはならない事情ができてしまいます。
『僕の猫をもらってくれませんか?』
サトルはナナをつれて、ナナの新しい飼い主を探す”最後の旅”に出ます。
●その他情報
続編として『旅猫リポート』の外伝2編を含む『みとりねこ』がある
2017年度、頌栄女子学院中学校の入試で出題された
2018年度、報徳学園高等学校の入試で出題された

おすすめポイント
人間と猫の垣根を超えた友情がある!
サトルとナナのお互いへの愛が、いとおしく、せつなくて、やさしい。
なによりも、猫のナナの目線で物語が語られるという形式もおもしろいです。
☟2018年、福士蒼汰さん主演で映画化しています
びっくり
『コンビニたそがれ堂』

不思議なコンビニ
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【著者】村山早紀
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
5つの連作短編集
無くしたもの、失ったもの、探しものといった大切なモノが必ずみつかる不思議なコンビニ「たそがれ堂」を舞台にした物語。
人間ではない店長、風早三郎とアルバイトの”ねここ”がお待ちしています。
●その他情報
シリーズ化している
2024年7月に最新刊が発売
2015年度、頌栄女子学院中学校の中学入試で出題された
出題短編:「あんず」
2017年度、青山学園中等学校の中学入試で出題された
出題短編:「コンビニたそがれ堂」
2020年度、淳心学院中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
大切にしていたモノ、人への想いがつまった優しい物語で、心が癒されます。
そして泣けます。
ちなみに、人間だけではなく、神様や妖怪も登場するユニークなファンタジー物語です。
『晴れた日は図書館へいこう』

本好き小学生が解く!本に関わる謎
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【著者】緑川聖司
【出版社】ポプラ社
●あらすじ
連作短編集
本好きの女の子小学5年生、しおりちゃんは図書館へいくと、なぜかちょっとした事件にも遭遇してしまう……。
しおりちゃんが、憧れのいとこ、司書の美弥子さんと本にまつわる謎を解いていくミステリー。
●その他情報
シリーズ化されている
2023年度、青山学院中等部の中学入試で出題された

おすすめポイント
本は読んで楽しいだけのモノではない!
人の気持ちを代弁してくれたり、人と人を結び付けてくれる、そんな本の素敵な魅力が、たっぷり楽しめます。
本が好きになる一冊といっても過言ではありません!
文章がわかりやすいので、本を読むのが苦手、難しい本はちょっと……と思っている人におすすめです。
『早朝始発の殺風景』

高校生が挑む日常ミステリー
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【著者】青崎有吾
【出版社】集英社
●あらすじ
短編集5編とエピローグ
毎日のほほ~んと楽しそうにみえる高校生たち。
でも本当はちょっとしたことが気になり、ひとりモヤモヤと悩んでしまう、繊細な心をもっているんです。
その悩みが、思いもよらない謎や事件を引き起こす!
ごく普通の高校生の日常に起こる謎を、同じくごく普通の高校生が解き明かす青春ミステリー。
2020年度、栄東中学校の中学入試で出題された
出題短編:「メロンソーダ・ファクトリー」

おすすめポイント
高校生ならではの、微妙に繊細な心、計算されたようなアリバイつくり、知らなかったあの人の秘密などがみえてくる「殺人なし」のミステリー。
どの短編も「そうきたか!」と、うなってしまう、衝撃の結末がまっています。
『空をこえて七星のかなた』

人と人とのつながりにビックリ
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【著者】加納朋子
【出版社】集英社
●あらすじ
短編集
広い宇宙の片すみ、地球という小さな星の上で起こる出会いの奇跡とは?
それぞれの思いや悩みを胸に秘めた人間は、たくさんの出会いを通して、まるで数珠つなぎのように、少しずつつながっていく。
「運命的な出会い」や「心に残る素敵な出会い」が描かれた物語。
そして、最後の短編では――思いもよらない驚きの事実が明かされます!
2023年度、東京都市大学等々力中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
感動したり、笑えたり、不思議なSF(サイエンスファンタジー)だったりと。
短編一つ一つの完成度が高くて、どれも面白いのですが……。
必ず最後まで読んでください。
『檸檬先生』

檸檬色の世界とは?
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【著者】珠川こおり
【出版社】講談社
●あらすじ
主人公の少年は、音や数字、人に色がついて見える「共感覚」という特殊な知覚を持っている。
一見わかりにくい障害をもつ、そんな彼は自分の知覚を誰にも理解されず孤独だったのだが。
同じ知覚を持つ中学3年生の少女と出会い、少年の人生は一変するのです!
2023年度、芝中学の中学入試で出題された

おすすめポイント
さわやかな成長物語かと思いきや、ラストの結末にはおもわぬ展開が!
そして、さらなる驚きは……。
この小説は、作者の珠川さんが、高校2年の終わりから3年のはじめにかけて執筆し、史上最年少の18歳で第15回小説現代長編新人賞を受賞した作品ということです。
成長
『櫓太鼓がきこえる』

相撲の世界に入る
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【著者】鈴村ふみ
【出版社】集英社
●あらすじ
高校を中退したけれど、先のことは何も考えていないダメダメ男の篤。
そんな篤が、相撲の”呼出し”になる?!
篤は、自分を見つめなおし、自分の仕事である「呼出」に真剣に向き合い、成長できるのか?
2022年度、兵庫県・鳥取県・広島県・鹿児島県の公立高校入試で出題された

おすすめポイント
無駄なプライド、嫉妬といった心の弱さをうちやぶり、ダメダメの篤がいつ、どこで覚醒するのか!読みどころです。
相撲の「呼出」という特異なお仕事にも注目です!
『中野「薬師湯」雑記帳』

銭湯&食事つき下宿で暮らす
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【著者】上田健次
【出版社】朝日新聞出版社
●あらすじ
連作短編集
大学入学のため上京した男子、手塚蓮が住み込んだ場所は、3人の若者が暮らす、中野にある銭湯「薬師湯」!
レトロ感がある銭湯付き、食事つきの下宿を舞台に、人情たっぷりの人とのふれあいに心も体もあたたまる。
蓮を含めた若者の4人の青春物語。
●その他情報
続編あり『中野「薬師湯」雑記帳(2)』
2025年度、東京都立青山高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
将来、進路にモヤモヤした気持ちをもっている人におすすめです。
ちなみに表紙の女の子は主人公の漣ではありません(笑)
『しずかな日々』

はじめてだらけの夏
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【著者】椰月美智子
【出版社】講談社
●あらすじ
友だちも少なく、いつもひとりだった光輝(こうき)にとって――この夏は、ちょっと特別。
ほとんど会ったことのなかった祖父の家で、母と離れて過ごす夏休みは、光輝にとっては“はじめてだらけ”の夏休みだった。
2019年度、鎌倉学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
旅行に行かなくても、特別なことをしなくても、夏休みってちゃんと楽しい。
そんな気持ちになれる物語です。
☟児童用文庫本はこちら
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『ホケツ!』

いつまでも、ホケツではいられない……。
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【著者】小野寺史宜
【出版社】祥伝社
●あらすじ
高校3年サッカー部の宮島大地。
叔母さんと暮らしているため、家ではどこか気をつかっているし、学校のサッカー部ではずっと補欠。
とはいえ、サッカー部のなかで勃発するトラブル、仲間の恋愛問題を考えたり、高校生活は忙しいのだが……。
そんな大地に、今までのように「ホケツ」ではいられない自分自身について考える時がきた!!
2021年度、都市大学等々力中学校のの中学入試で出題された
2020年度、浅野中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
恋のキューピットとしてあがめられ、いい人代表みたいな大地くん。
大地くんが仲間から教えてもらう、自分では気づかなかった自分の「良さ」とは。
それが大地くんのこれからを生きる道しるべになるんだろうなと思うと、大地くんがさらにいい男になりそうな予感でいっぱいになりました。
『ななみの海』

どんな人生のカードでも自分らしく生きる
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【著者】朝比奈あすか
【出版社】双葉社
●あらすじ
児童養護施設で暮らす、高校生のななみちゃんの成長青春物語。
現実の厳しさのなかでも、自分らしく生きることを決して忘れない!
ななみちゃんは決して下をむかず、後ろを振り向かず、前へ前へと進んでいくのです。
2023年度、桐光学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
暑くて、やる気がでない人におすすめ。
ななみちゃんの「運命は自分で変えていく!」パワーに勇気づけられます。
『夏の庭』

「死」と向き合ってみる
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【著者】湯本香樹実
【出版社】新潮社
●あらすじ
小学6年生男子3人が、興味を持ったことは――「死」。
そんな3人が目をつけたのは、生きてはいるけれど、まるで屍(しかばね)のような老人。
「近いうちに死ぬはずだ」と思った彼らは、その“瞬間”を見ようと観察を始めるのですが。
でも、なぜかそのおじいさん、前より元気になっていくよう……。
『夏の庭』は、過去に多数の中学校の中学入試で出題されています。

おすすめポイント
ちょっとドキッとして、なんだか笑ってしまって、でもあたたかさもある。
ひとつだけ言えるのは――。
彼らのこの夏は、きっと一生忘れられないということです。
家族
『キッドナップ・ツアー』

父と小学生の娘の夏休み
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【著者】角田光代
【出版社】新潮社
●あらすじ
「夏休みの第一日目、私はユウカイされた」
「え、誘拐って…それってもう事件じゃん?」
思わずツッコミたくなるような展開……。
しかも、その“誘拐犯”は――なんと、自分のお父さん!
小学生ハルちゃんの夏休み、いったいどうなっちゃうの!?
2022年度、法政大学第二中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
ドキドキ、ハラハラ、ちょっと笑えて、じーんと心があたたまる。
読み終わったあと、きっと「家族」について、何かを感じたくなる一冊です。
ダメダメなお父さんが愛おしくなってしまいます(笑)
『14歳の水平線』

父と息子、14歳の夏休み
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【著者】椰月 美智子 (著)
【出版社】双葉社
●あらすじ
だれもが通る、14歳の夏。
夏休みに「中2男子限定のキャンプ」に参加する息子の夏と、故郷の島に戻った父の30年前の夏。
父と息子の「たった一度の14歳の夏」の物語。
2016年度、筑波大学付属中学、浅野中学、ラ・サール中学、2020年度には帝京八王子中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
心と体でゆれうごく。
いろんな感情を受け止めながら過ごす、14歳の特別なひと夏。
14歳の彼らの青春は、まぶしすぎるほどに輝いています!
☟児童書文庫本はこちら
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『純喫茶パオーン』

喫茶店を営む家族
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【著者】椰月美智子
【出版社】角川春樹事務所
●あらすじ
連作短編集3編
(祖父母が喫茶店を営む少年の来人くんが小学5年・中学1年生・大学1年生の物語)
「純喫茶パオーン」は、来人くんの祖父母が営む、昭和レトロな喫茶店。
来人くんの友達や部活の先輩や仲間、常連のお客さんなど、ユニークな人たちが集まる喫茶店では、ちょっと怖かったり、おもしろかったり、ホロリとしたり、いろんな事件が起こるのです。
2023年度、立教新座中学校の中学入試で出題された
2021年度、品川女子学院中等部、国学院久我山中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
喫茶店パオーンに行って、ナポリタンとミルクセーキが食べたくなる!
家族、友達、お客さん、登場するみんなが心あたたかい。
居心地良い喫茶店の雰囲気が味わえる物語です。
『カレーの時間』

カレーでつながる家族
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【著者】寺地はるな
【出版社】実業之日本社
●あらすじ
桐矢(25歳男性)は、小さなころから祖父が苦手。
口を開けば文句と悪口で、時代錯誤のパワハラ、セクハラ発言を繰り返し。
しかも家の中はおそろしく汚い……。
親戚、近所の人みんなから疎まれている祖父。
なのに、そんな祖父と一緒に暮らすことになってしまった!!
暮らし始めて気づいたほんとうの祖父の姿とは?
気づかせてくれたのはカレーだった……。
●文庫本発売 2025年8月7日
2023年度、滝川高等学校の高校入試で出題されました

おすすめポイント
実は、不器用な生き方しかできない点では似ている祖父と孫なのです。
そんな二人をつなぐのはカレー。
読めば読むほど、カレーが食べたくなります。
『まるまるの毬』

江戸時代、菓子屋を営む家族
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【著者】西條奈加
【出版社】講談社
●あらすじ
親子三代(父、娘、孫娘)が営む、江戸の菓子屋「南星屋」を舞台に事件が起きる!
仲良し家族経営の和菓子屋さんの物語、おいしい和菓子物語なのかと思いきや。
事件の原因となるのは店主の治兵衛。
彼には、他人に言えない大きな秘密があるのです……。
●その他情報
シリーズ化しています
1作目『まるまるの毬』
2作目『亥の子ころころ』
3作目『うさぎ玉ほろほろ』

2025年度、石川県の県立高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
どんな事件が起こっても、甘い和菓子とあたたかい家族の絆があれば乗り越えられる!
江戸時代も令和時代も同じです。
でも、孫娘お君ちゃんの恋には胸が痛くなりました。
感動
『くちびるに歌を』

「今」を生きる中学生たち
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【著者】中田永一
【出版社】小学館
●あらすじ
子どもにはどうにもならない悩みをもつサトルとナズナ。
そして、将来への不安と楽しみを抱えた中学生たちの心が”合唱”でひとつになる……。
長崎県五島列島にある小さな中学合唱部が物語の青春物語。
だれもが必死に「今」を生きています
●その他情報
アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフに生まれた小説
2022年度、千葉日本大学第一中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
生まれてきた意味なんて、この本を読むまで考えることもなかった自分はどんなに幸せだったのか……。
「今」悩んでいること、辛いことにもきっと意味がある。
生きる意味、生きるすばらしさを知っていく中学生たちに感動!
涙が止まりません。
☟映画化されています
『車夫』

人のあたたかさを知る
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【著者】いとうみく
【出版社】文芸春秋社
●あらすじ
連作短編集
母がいなくなり、生きるために働かなければならなくなった高校生の吉瀬君。
陸上部OBから紹介された仕事は……。
走るのが好きなこと、イケメンであることが入社条件という「力車屋」で、人力車をひく車夫だった。
ユニークな車夫仲間達、人生いろいろのお客様と関わりながら成長していく青春物語。
2023年度、城西大学付属城西中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
登場人物がみな個性的でおもしろく、やさしさやあたたかさがたっぷり!
浅草という下町の雰囲気もあり、笑えて泣けて、心があたたまる人情物語でもあります。
『奇跡の人』

苦難を乗り越える
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【著者】原田マハ
【出版社】双葉社
●あらすじ
明治時代の青森・弘前に生まれた、目が見えず、耳も聞こえず、声も出せない少女。
その名は介良(けら)れん。
家族すら存在のないものとして扱っていた彼女に、ただ一人、手を差しのべた女性、去場安(さりばあん)。
「光の言葉を信じて」少女と先生の奇跡と感動の物語。
2016年度、浦和実業学園中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
見えて、聞こえて、話せて。
当り前にできると思っていたことが奇跡のようにありがたく感じられます。
さらに、生きるってすごいことなんだな~と、感動で胸がいっぱいに。
人間のもつ無限の可能性に勇気づけられます。
『パラ・スター 〈Side 宝良〉』『パラ・スター 〈Side 百花〉』

友情のパワー
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【著者】阿部暁⼦
【出版社】集英社
●あらすじ
親友が突然事故にあい、車いすでしか動けなくなったら?
美人でずけずけモノを言う、負けずキライの宝良が思いがけない障害を負うことになったときに、心の支えになったのは泣き虫の百花だった……。
ピンチになったときにわかる、大切な人!
気の強い宝良と、心やさしい泣き虫の百花。
性格はまったく違う親友ふたりの関係の強さ、爽やかさ、輝きがまぶしい青春友情物語。
●その他情報
宝良ちゃん目線で書かれた『パラ・スター 〈Side 宝良〉』
百花ちゃん目線で書かれた『パラ・スター 〈Side 百花〉』
合わせて読むと、宝良と百花の互いの気持ちがわかり、面白さ倍増です。
『パラ・スター 〈Side 宝良〉』から読んだほうが物語がわかりやすいと思います。
『パラ・スター 〈Side 宝良〉』
2022年度、秋田県の県立高校の高校入試で出題された
『パラ・スター 〈Side 百花〉』
2022年度、福岡県の公立高校入試で出題された
2022年度、桐朋女子中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
女の友情は「怖い」「ダーク」と思っている人におすすめ。
互いを思いあう友情、自分を高めてくれる友情が、すがすがしい!
考える
『ある晴れた夏の朝』

原爆投下の是非
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【著者】小手鞠るい
【出版社】偕成社
●あらすじ
「あなたは原爆投下に賛成ですか?反対ですか?」
アメリカの高校生による原爆投下をテーマにしたディベート(討論)物語。
唯一の原爆投下の国、日本に生きる私たちはどう思うのか?
2020年度、麗澤中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
ディベート(討論)のおもしろさや、アメリカの高校生たちのリアルな生活がわかるのもおすすめです。
世界のなかで、いろんな国の人たちと生きていくためにも必読です。
☟文庫本で読むならこちら
☟児童書で読むならこちら
『逆ソクラテス』

「当たり前」を考える
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【著者】伊坂幸太郎
【出版社】集英社
●あらすじ
5つの短編集
短編タイトルすべてに「逆」「~ではない」「非」「アン~」といった言葉が入っている、常識をぶっ壊す物語集。
小学生が投げかけた「当たり前への疑問」を、あなたはどう思うだろうか?

おすすめポイント
「これが普通だよ」「当たり前だよ」が口ぐせになっていたら。
「これが普通だよ」「当たり前だよ」を言われ続けていたら。
ぜひ読んでほしいです。
2022年度、佐賀県の公立高校の中学入試で出題された
2023年度、吉祥女子中学校の中学入試で出題された
『コンビニ人間』

普通の価値観にヒンヤリ
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【著者】村田 沙耶香
【出版社】文芸春秋社
●あらすじ
18年コンビニで働く恵子36歳、独身、彼氏なし
「コンビニ店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。
そんな恵子は「普通じゃない」のか?
2017年度、開成高校の高校入試で出題された

おすすめポイント
さらに恵子さん泥沼の恋?に堕ちていくのです……。
不幸なんだかなんだか、なぜか途中から笑えてくる不思議な物語です。
けっして恵子は、自分の生き方にウジウジ悩んでいるわけじゃないのですが、恵子の取り巻く世間は冷たい。
その冷たさ、ヒンヤリ感が夏におすすめなのです。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

マイノリティで生きるを考える
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【著者】ブレイディみかこ
【出版社】新潮社
●あらすじ
イギリスに住むブレディさん家族のリアルな日常が書かれたエッセイ。
息子さん13歳、中学に入学するところからエッセイは始まります。
自分がマイノリティ(少数派)と常に感じている日本人の母みかこさんと、日本人の母をもち東洋人顔の息子さんの生活は?
思春期の息子さんの友達との関係や、勉強のこと、親子関係の悩みとは?
息子さんに母親のみかこさんが教えることとは?
母と息子が一緒に考え、悩むこととは?
海外でマイノリティ(少数派)として暮らすとは?
いろんな人たちが住む世界で、自分らしく生きていくのに、知っておくべきことがたくさん書かれています。
●その他情報
続編『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』あり
2021年度、芝浦工業大学付属中学校の中学入試で出題された

おすすめポイント
母親のみかこさん息子さんに、自分のこれまでの体験を語り、社会の不条理を教え、そして息子さんと一緒に社会の問題について考えるのです。
こんなカッコいいお母さん、うらやましいです。
母親の姿を見ながら、思春期の悩み、疑問に思ったこと、社会のひずみを自分できちんと受け止めて考えていく、みかこさんの息子さんもカッコいいです。
「読書の夏」に読みたい文庫本 中学生・高校生におすすめ本リスト
夏休みに読みたい!おすすめの文庫本を紹介しました。
あなたらしい「読書の夏」を楽しんでください。

気になる本があったらどんどん読んでみてください
★部活 天文部
☟児童向けつばさ文庫もある
★部活 料理部
☟前作 小学時代の物語
★部活 カヌー部
★部活 水泳部
★部活 バレーボール部
★笑う 赤ちゃんにふりまわされる
☟太田君のキラキラした中学時代 駅伝物語はこちら
★笑う 「大阪」の笑い
★笑う ユニークな女子高校生
☟続編
★笑う わがままな顧問
★笑う 大人になっていく少女
★恋をする 秘密の恋
★恋をする サンドイッチをめぐる恋模様
☟1作目はこちら
★恋をする 生涯忘れられない恋
★恋をする 平安時代のシンデレラ
★かわいい動物 神社に現れる猫
★かわいい動物 学校で飼われている犬
★かわいい動物 飼い猫ナナ
★びっくり 不思議なコンビニ
★びっくり 図書館の謎
★びっくり 高校生の日常ミステリー
★びっくり 人と人とのつながりに驚く
★びっくり 檸檬色の世界とは
★成長 相撲の世界
★成長 銭湯&食事つき下宿生活
★成長 祖父と暮らす夏休み
☟児童用文庫本はこちら
☟文庫本はこちら
★成長 ホケツではいられない
★成長 自分らしく生きる
★成長 「死」に興味をもつ
★家族 父と娘の夏休み
★家族 父と息子、14歳の夏
☟児童書文庫本はこちら
☟文庫本はこちら
★家族 喫茶店を営む家族
★家族 カレーでつながる祖父と孫息子
★家族 江戸時代、菓子屋を営む家族
★感動 今を生きる子どもたち
★感動 人のあたたかさ
★感動 苦難を乗り越える
★感動 友情パワー
★考える 原爆投下の是非
★考える 当り前とは?
★考える 普通とは?
★考える マイノリティで生きるとは?
☟続編
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