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『8分音符のプレリュード』【小学高学年・中学生おすすめ本】朝読書で中学入試出題本を読もう!

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心のどこかで、人と自分を比べてしまう小学高学年・中学生におすすめの本。

人と自分を比べて勝手に相手に嫉妬したり、恨んだりしてしまう自分がイヤになってしまうことってありませんか?
そんな人にぜひ読んでほしい本を紹介します。

『8分音符のプレリュード』は、優等生の果南の成長物語です。

天才といわれた音楽少女、透子が転校してきたことで、優等生の果南の生き方は大きくかわります。
今までクラスで一番優秀で、親切で、先生に信頼されているという果南の自信が、ことごとく破壊されていくのです。

『8分音符のプレリュード』を読めば、自分と人を比較して身につけている自信や優越感なんて、すごくちっぽけなモノだと気づけるはずです。

小学高学年から中学生向けの本で、中学入試でも出題されている物語ですが、本を読むのが苦手な子でも読みやすいです本です。

児童書、ヤングアダルト(YA)ブック、中学受験出題本のおもしろさにどっぷりにハマっている私が実際に『8分音符のプレリュード』を読んで紹介します。

『8分音符のプレリュード』

【著者】松本祐子
【出版社】小峰書店
*アマゾンに試し読みあり

  • 主人公:中学2年生、優等生の果南
  • ページ数:227ページ
  • テーマ:友情 恋 成長
  • 中学入試で出題されている作品

おすすめ8つのポイント

なむ
なむ

<Q1>文章量・形式・注意シーンは?

  • 物語の形式:長編小説
  • 物語のボリューム:短め
  • 注意シーン:なし

長編小説ですが、文章量は少なめで読みやすいです。

なむ
なむ

<Q2>おすすめの年代は

小学高学年から中学生向けです。

なむ
なむ

<Q3>主人公はどんな

中学2年生 優等生の果南(かなみ)ちゃん。
成績優秀で、みんなの嫌がることも率先して引き受けるため、先生の信頼も厚い。
部活は吹奏楽部。

なむ
なむ

<Q>作者はどんな人?

作者は、松本祐子さん
聖学院大学児童学科教授であり児童文学作家。

【代表作】
『リューンノールの庭』で日本児童文学者協会・長編児童文学新人賞などを受賞している。

なむ
なむ

<Q5>読書中や読んだ後どんな気分になる本?

スッキリ
前向きになれる
恋をしたくなる

なむ
なむ

<Q6>どんな中学生・高校生におすすめ?

●人と自分を心のどこかで比べてしまう小学校高学年・中学生
●音楽が好き小学校高学年・中学生
●恋をしている・好きな人がいる小学校高学年・中学生

なむ
なむ

<Q7>朝読書で読めるかな?

3段階【1.難しい 2.挑戦してみて 3.ピッタリ】のうち「3.ピッタリ」

長編小説ですが、学校生活の物語なので登場人物の気持ちを理解しやすく、読みやすいはず。
主人公の果南ちゃん、転校生の透子ちゃんだけではなく、ムードメーカーの椎名君、ケチをつけてくる高木さん、態度を急変させる詩織ちゃん、生徒会長で吹奏楽部部長の小暮先輩など、彼らのナイーブな気持ちが絡み合う青春が楽しめる本です。

なむ
なむ

<Q8>中学入試で出題されたことあるの?

あります。
2008年に出版された本ですが、10年以上たった今でも中学入試で出題されています。

2021年聖セシリア女子中学校の入試問題で出題されました。
出題箇所は、天才少女といわれていた転校生の透子の音楽センスによって生まれ変わった吹奏楽部の演奏が大成功するシーン。

2022年江戸川女子中学校の入試問題で出題されました。
出題箇所は、果南が冷ややかな透子にぶちきれて、頬をひっぱたいてしまうシーン。

読書感想文のテーマおすすめ5つ

『8分音符のプレリュード』を読んで読書感想文を書くときにテーマになりそうなものを選んでみました。

  • 自分と近い登場人物はいた?
  • 自分と誰かを比べてしまったことある?どんな気分になった?
  • 苦手な登場人物はいた?
  • 自分が果南だったら、椎名君を好きになる?
  • 一番印象に残ったシーンはどこ?その理由は?
なむ
なむ

自分なりに感想文が書きやすいテーマを選んでみてね

あらすじ・感想

8分音符のプレリュード』は、優等生の少女が、天才少女を真の当たりにして、自分と誰かを比べて優越感に浸っていた今までのちっぽけな自分に気づく成長物語です。

【出版社のあらすじより】

その少女の奏でのピアノはきっと孤高の極みで、その透明感のある澄んだ音楽を世界に響かせていたにちがいない。天才ピアニスト透子とふつうに暮らしていたふつうの女の子果南の物語

なむ
なむ

人と比べて満足するのじゃなくて、自分自身が強くなろう

挫折をしたからこそ自分の強みがわかる
挫折したからこそ新しい友情や夢が生まれる
挫折だって悪いことばかりじゃないと、前向きになれます。

そして何よりも、自分の良さ、自分の幸せや不幸は人と比べて見出すのじゃなくて、自分自身で見つけるものなんだと教えてくれる本でした。

まとめ

『8分音符のプレリュード』は、心のどこかで、人と自分を比べてしまう小学高学年・中学生におすすめの本。

自分と人を比較して身につけている自信や優越感なんて、すごくちっぽけなモノだと教えてくれます。

なむ
なむ

読みやすい本なので、ぜひ読んでみてね

今回紹介した本『8分音符のプレリュード』はこちら

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