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【2023年】母と子 親子の物語本 中学・高校生におすすめ お母さんと喧嘩したときに読みたい!15冊

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2024年1月15日更新

児童書、ヤングアダルト(YA)ブック、中学受験出題本のおもしろさにどっぷりにハマっている私が、実際に読んでおすすめしたい本を紹介します。

「お母さんって私のことわかってないよな~」と感じた経験ありの私が、実際に読んだ本のなかから、「母と子ども」の物語、おすすめ本を紹介します。

お気に入りの本を見つけて、母の大きな愛を感じてくださいね。

紹介した本は、中学生、高校生(本好きなら小学校高学年でも)も楽しめる本です。
が、小学生や中学生には読ませたくないシーンもあるかもしれませんので、まずは親御さんが読んでから、読めるかどうかの判断をおねがいします。

『レペゼン母』*文庫本あり

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【著者】宇野 碧 (著)
【出版社】講談社
【出版年】2022年

  • 母と子の関係
    【母】明子(早くに夫を亡くし女手一つで息子を育て上げた、梅農家)
    【子】一人息子の雄大 嫁を残して家を出ていって以来行方不明
  • 長編小説
  • 親子(母と息子)のラップ対決に注目!
  • 母親の明子目線から語られる物語
  • 第16回小説現代長編新人賞受賞作

明子が語る、何をやってもダメダメ男の息子だけど、息子には息子の言い分があった!


親子だから何をしなくてもわかり合えると思っていたら大間違い

 
母も息子も、お互い「愛」があるのに理解しあえないなんて悲しいから


後悔する前に今日から家族と語り合わなくちゃ

出版社あらすじ

マイクを握れ、わが子と戦え!
山間の町で穏やかに暮らす深見明子。
女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。
そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。
「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」
明子はマイクを握り立ち上がる――!

『宙ごはん』*文庫本あり

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【著者】町田 そのこ (著)
【出版社】小学館
【出版年】2022年

  • 母と子の関係
    【母】イラストレーターとして活躍しているが、家事や大人らしい行動が苦手。さらに母親として子どもにどう接していいかわからないママ
    【子】小さなころは母の妹と暮らしていた一人娘、宙ちゃん
  • 連作短編小説
  • 2023年本屋大賞ノミネート作品

宙ちゃんの幼稚園生から大人になる成長、変わりゆく家族や人間たちの物語 

世間一般には、母親失格といわれてしまうママだが 宙ちゃへの愛が上手く表現できないだけなんです 
それがわかっているから宙ちゃんは母親が嫌いにはなれない 
そんな母娘に手を差し伸べてくれる佐伯さんの作る料理は、心温まり、どんなに辛い時でも、幸せを運び、心を癒してくれます。 

結末には涙がでてきますが、おいしい料理が胸いっぱいに残り前向きになれます

母親だってひとりの人間だし、家族はどんどん変わっていく生き物のようなものと教えてくれました

出版社あらすじ

この物語は、あなたの人生を支えてくれる
宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。

『両手にトカレフ』

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【著者】ブレイディみかこ (著)
【出版社】ポプラ社
【出版年月】2022年

  • 母と子の関係
    【母】アルコール依存症 家事や育児を放棄している
    【子】イギリスに住む14歳のミア 母に代わり家事や弟の世話をしている
  • 長編小説
  • イギリスの話ととらえるのではなく、日本にも同じような境遇の子どもがいると思いながら読むのがおすすめ

舞台はイギリス だけど、よその国の物語ではすまない現実が日本にもある 
もしかしたら、となりの家でミアの家のような虐待が起こっているかもしれない 

ミアがいつも考えていることは、母親への心配、弟の世話、自分を守ること、食べること、今の生活を維持することどれも中学生とは思えないことばかり
イギリス版ヤングケアラーの実態が書かれています 

今まで苦しかったミアが、これから愛を知って、愛を誰かに注げる人生を送れるようになるといいなと前向きに終わるのが救いです

あらすじ(Amazonより)

私たちの世界は、ここから始まる。
寒い冬の朝、14歳のミアは、短くなった制服のスカートを穿き、図書館の前に立っていた。そこで出合ったのは、カネコフミコの自伝。フミコは「別の世界」を見ることができる稀有な人だったという。本を夢中で読み進めるうち、ミアは同級生の誰よりもフミコが近くに感じられた。一方、学校では自分の重い現実を誰にも話してはいけないと思っていた。けれど、同級生のウィルにラップのリリックを書いてほしいと頼まれたことで、彼女の「世界」は少しずつ変わり始める――。

『ハッチとマーロウ』*文庫本あり

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【著者】青山 七恵 (著)
【出版社】小学館
【文庫出版年】2020年

  • 母と子の関係
    【母】シングルマザーの小説家 突然「大人(母親)」を辞めると宣言する
    【子】11歳になった双子の娘 ハッチとマーロウ
  • 連作短編小説
  • 親から世話をしないと宣言されたら、自分で家事ができるかな?
  • 田村セツコさんのイラストが物語にピッタリ 可愛すぎ!

双子ちゃんがカワイイ!物語 

子どもらしい素直な気持ちや、双子ならではの葛藤など、11歳のかわいい双子の日常がとってもステキに書かれています。

一人だったらくじけちゃうかもしれない日々だけど、そこは双子ならでは、双子がうらやましい

ママだって完璧な人間じゃないと気づいていく子どもたちの成長と、そしてママの子どもへの想いにホロリとします 

子どもの頃は「おちゃめなふたご」で双子がうらやましかったのを思い出しました 
ちなみに現在の『おちゃめなふたご』のイラストレーターも田村せつこさんです。

出版社あらすじ

ママが突然卒業宣言!?双子たちが大奮闘!
青山七恵が温めてきた懐かしくて新しい物語。
「ママは大人を卒業します!」とシングルマザーで小説家の母親が突然の宣言。
11歳の誕生日に大人になることを余儀なくされたハッチとマーロウ。お料理ってどうやって作るの?お洋服、何を着ればいいの?双子に個性って必要?私たちのパパって誰なの・・・・?少しずつ目覚めるふたりの自我と葛藤。二人の12歳までのコミカルでシビアな1年間を優しい視点で紡ぎ出す。
奮闘するかわいい双子の日常が、大変だけど、楽しくって愛おしい。
結末に知るママの子供への思いに涙。双子が交わした将来の小さな約束に心揺さぶられる。

TBS「王様のブランチ」、日経新聞、毎日新聞、VERY、Oggi、など多数のメディアで大絶賛。中学入試でも多数の学校で採用されるなど大人も子供も必見の書が待望の文庫化。思っている以上に子供って大人、大人だって本当は、まだまだ子供、そんな微妙な内面を鮮やかに描ききる。
かつて子供だった大人へ、これから大人になる子供達へ贈りたい、感動の物語。
全編を飾るイラストは、大人気イラストレーター・田村セツコさん。
文庫版解説に東直子さん。

『タカラモノ』*文庫本あり

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【著者】和田裕美 (著)
【出版社】双葉社
【文庫出版年月】2019年
*ポプラ社より『ママの人生』として単行本刊行された作品を改題・改稿したもの

  • 母と子の関係
    【母】明るくて美人だが、型破りのママ
    【子】生きることに不器用な娘、ほのみ
  • 長編小説
  • 奔放なママだけど、嫌いにはなれない!そんな気持ちに共感できる人におすすめ
  • 累計220万部を超えるビジネス書作家の和田さん自身の生い立ちと家族をモデルに描いた初の小説

型破りのママだけど、力強く生きてきた生命力は強い!


生きるコツ、生きる力を教えてくれるママです 


娘は大人になり自分も働くようになりママへの見方が変わっていきます

 
子どもの頃にはわからなかったママの魅力 


ママの発する言葉、ママの行動を見習いたいと思える本です。


ママの語る大阪弁が心に響きます!

出版社あらすじ

ママはときに男と出奔する、どうしようもない母親だ。
けれどその自由な生き方に魅了され、誰もが彼女を愛してしまう。
人を好きになるということは? 勇気を与えるということは?
「幸せになりたいんやったら、誰かのせいにしたらあかん」「どうぞ、グレてください」
型破りなママから、わたしは人生でなによりも大切なことを教わっていく――。
著書累計220万部超のビジネス書作家が贈る、最高のエンタメ小説!
(※本書はポプラ社より『ママの人生』として単行本刊行された作品を改題・改稿したものです)
☆自分を好きになれない
☆親との関係に悩んでいる
☆今より人生を豊にしたい・・・
そんなあなたに、ぜひ読んでほしい1冊です。

『翼の翼』

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【著者】朝比奈 あすか (著)
【出版社】光文社
【出版年月】2021年

  • 母と子の関係
    【母】受験戦争に巻き込まれている
    【子】母に好かれたい、母に喜んでもらいたい息子
  • 長編小説
  • 小学4年生から家族で立ち向かう中学受験の物語
  • 母親目線の物語

中学受検の敵はみえないところにいた!


親の期待に応えたい、母に好かれたい 子どもの気持ちがピュアで、子どもの痛々しい行動につい涙がでちゃいました


目の前の子ども、大事な子どもの気持ちがどうして見えなくなっちゃうんだろうか


どうして親になると、子どもの頃の気持ちをわすれちゃうんだろうか

あらすじ(Amazonより)

なぜ我が子のことになると、こんなにも苦しいの? ひとり息子の中学受験挑戦。塾に、ライバルに、保護者達に振り回され、世間の噂に、家族に、自分自身のプライドに絡め取られていく。過熱する親の心情を余すところなく描いた、凄まじき家族小説。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』*文庫本あり

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【著者】ブレイディみかこ (著)
【出版社】新潮社
【文庫出版年月】2021年

  • 母と子の関係
    【母】英国在住は20年を超える日本人のブレディみかこさん 
    【子】父英国人(アイルランドの移民二世)でダンプ運転手の父と日本人の母をもつ息子 東洋人顔 真面目な性格 ギターを弾く
  • エッセイ
  • 本屋大賞ノンフィクション本大賞、毎日出版文化賞など11冠達成!した作品
  • 続編あり

日本に比べて、イギリスは多様な人種が暮らすのが当たり前になっているイメージがありますが。
それでも、日本人である母みかこさんも、日本人の母をもち東洋人顔の息子さんも、イギリスでの暮らしのなかで、常に自分がマイノリティであると感じている山崎親子。

さらに息子さんは思春期真っ只中 
友達との関係や、勉強のこと、親子関係についても悩んでます。

息子さんが問題にぶち当たると、まるで自分の子どもように、一緒に悩んだり考えたりしちゃう母のみかこさん
息子さんと一緒に、母であるみかこさん成長していく姿がたくましいです

出版社あらすじ

Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞、60万人が泣いて笑って感動した大ヒットノンフィクションが待望の文庫化!
人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧……。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、でも、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。優等生のぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。

『ムスコ物語』

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【著者】ヤマザキ マリ (著)
【出版社】幻冬舎
【出版年】2021年

  • 母と子の関係
    【母】作者のヤマザキマリ 息子の父親とは息子が生まれる前に離婚
    【子】ひとり息子デルス 父はイタリア人の詩人 やさしい性格 誰にも気を遣える 適応力強め レゴが好き
  • エッセイ
  • 親のユニークな生き方についていく息子くんの生き方に注目
  • 母親目線でかかれている

マリさんの子育ては、子どもではなく、息子というひとりの人間の成長を見守るもの。

どこにいてもマイノリティになってしまう息子さんが、必ず向き合うだろうアイデンティティについて悩み過ぎないようにと、できる限り世界の様々なところへ連れていきます。

一方、息子さんは、親の勝手であちこちに振り回されたと感じながらも、自分の問題は自分で解決しなくてはならないことをきちんと知っています。

マリさんが書くエッセイに登場する息子さんは、大人びた雰囲気がありながらも、どのエピソードもやさしさがあふれています。

とても素敵な親子関係が伝わってきました。

あらすじ(Amazonより)

国籍? いじめ? 血の繋がり? 受験? 将来? は? なんだそりゃ。
「生きる自由を謳歌せよ! 」
『ヴィオラ母さん』で規格外の母親の一代記を書いた著者が、母になり、海外を渡り歩きながら息子と暮らした日々を描くヤマザキマリ流子育て放浪記。

『今夜、ぬか漬けスナックで』

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【著者】古矢永 塔子 (著)
【出版社】小学館
【出版年】2022年

  • 母と子の関係
    【母】子どもを祖母に預け出ていってしまった 美人で歌手だった
    【子】ひとり娘 母に愛されなかったのがトラウマ
  • 連作短編小説
  • 親の気持ちって子どもに伝わらないことが多いと思わせてくれる物語

わだかまりを残したまま亡くなってしまった母 
母の秘めた想いを伝えてくれる人は、母の若い夫だった!

なかなか強烈な登場人物設定なのですが、物語には母の愛がいっぱいに詰まっていました。

そしてぬか漬け!
祖母と母とのつながり「ぬか漬け」が、娘の新しい人生を応援してくれます。
おいしいものは人を幸せを引き寄せる!
食べ物のパワーってすごい

あらすじ

ぬか床でつながる、やさしい家族小説
「ぬか床の中には神様が住んでいて、優しく語りかけることで味がまろやかになる」──。
何年も音信不通だった母が亡くなったという報せを受けて、瀬戸内海に浮かぶ小豆島を訪れた槙生。亡き母の夫だという自分より年下の男・伊吹と出会い、職を失ったばかりの槙生はしばらく家に住まわせてもらうことになる。祖母から引き継いだぬか床を、祖母の教えを胸にさまざまにアレンジしてふるまううちに、島の人々とのあいだに温かい関係ができていく。自分のことを愛していないと思っていた母の、意外な素顔を知ることになり……。
人生の悲しみも苦しみも、温かい島の風とぬか床の香りが癒してくれる。一編一編、読み進めるごとに心が温まっていく感動作。

『母親からの小包はなぜこんなにダサいのか』

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【著者】原田 ひ香 (著)
【出版社】中央公論社
【出版年月】2021年

  • 母と子の関係
    【母】子どもを愛する母 など
    【子】母の干渉がちょっとウザい娘 など
  • 短編小説
  • 親のことって「案外知らないことが多いんだな」と知る物語

母と娘(子ども)、血が繋がっているからっていって似てるわけでもないし、以心伝心でわかり合えるわけではない。

人間同士の繋がりだから、自分の理想とするような関係にはならない。
だれかの親子関係をうらやましく思うこともある 

でも自分の母親はひとりだけなのに。
そのひとりの気持ちをわかることが難しいんだよな~と感じちゃいます。

出版社あらすじ

昭和、平成、令和――時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!?
業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして、母から届いた最後の荷物――。
実家から届く様々な《想い》を、是非、開封してください。

『ルーム・オブ・ワンダー』

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【著者】ジュリアン・サンドレル (著), 高橋 啓 (翻訳)
【出版社】NHK出版
【出版年】2018年

  • 母と子の関係
    【母】シングルマザーのテルマ
    【子】ひとり息子のルイくん、12歳
  • 長編小説
  • 息子を失いそうになり、もっと息子を知ろうと思う母親のユニークな行動にビックリ!だけど、心温まる
  • ベストセラー、フランス現代小説

大切な息子との生活が破綻しそうになって、ようやく知ったことがあるママ

大切だと思っていたのに、息子のことを何も知らなかったと気づくママが、息子の秘密の手帳をキッカケにどんどん変わっていきます。
世界中をめぐる、ママの体をはった行動には、ビックリしたり、笑ったりしちゃいます

そしてママは、失いかけているのにも関わらず、息子を前よりもずっと身近に感じていきます 

ピンチがママを新しい人間に変えてくれる不思議な物語です

あらすじ(Amazonより)

世界中のワーキングマザーを元気にする笑いと涙とウイットにあふれるロードストーリー
テルマはシングルマザー。
息子のルイは12歳。
テルマの生きがいは、このひとり息子と大手化粧品メーカーのマーケティング・ディレクターという仕事。
ある冬の土曜日の朝、テルマのこれまでの人生をふいにするような事件が起こった。
ルイが彼女の目の前で交通事故に遭ったのだ。
昏睡状態に陥ったルイに残された時間はわずかだった。
そんなある日、テルマがルイの部屋で見つけたあるものが、彼女の生き方を変えていく。
疎遠だった母親が、テルマの生活に再び影響を与え始める。
心を許せる友人がいなかったテルマに、看護師という新たな仲間が生まれる。
はたして、テルマはルイを取り戻すことができるのか?
刊行前に世界20か国以上で出版が決定、
デビュー作にしてベストセラーに躍り出た、世界が注目するフランス現代小説!

『卵の緒』*文庫本あり

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【著者】瀬尾まいこ
【出版社】新潮社
【文庫出版年】2007年

  • 母と子の関係 短編「卵の緒」
    【母】シングルマザー
    【子】自分は捨て子じゃないかと疑っている息子育生くん
  • 短編2編 「卵の緒」と「7’s blood」
  • 母親の愛をたっぷり感じられる物語
  • 2001年坊っちゃん文学賞の大賞を受賞

母の愛は大きいな~」
読み終わったあと、自分の母に「ありがとう」って言いたくなります

血の繋がりとかなんだとかじゃない 
母親って「愛」があればなれるんじゃないかな 

おいしいものを大切な人と食べたい 
そんな家族の言葉が心に残る 母と子、そして家族の物語です。

あらすじ

僕は捨て子だ。その証拠に母さんは僕にへその緒を見せてくれない。代わりに卵の殻を見せて、僕を卵で産んだなんて言う。それでも、母さんは誰よりも僕を愛してくれる。「親子」の強く確かな絆を描く表題作。
家庭の事情から、二人きりで暮らすことになった異母姉弟。初めて会う二人はぎくしゃくしていたが、やがて心を触れ合わせていく(「7’s blood」)。
優しい気持ちになれる感動の作品集

『神様のボート』*文庫本あり

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【著者】江國 香織 (著)
【出版社】新潮社
【文庫本出版年】2002年

  • 母と子の関係
    【母】消えた夫を探して引っ越しを繰り返す、一つの恋愛を人生そのものと信じて疑わないママの葉子
    【子】ママの恋愛狂気に付き合い続ける娘、草子
  • 長編小説
  • 子どもながらに、母親の気持ちを尊重する娘が「母親より大人だな~」と思ってしまう物語

優しくて、娘を愛していて、おだやかなママなんだけど、パパについての行動は狂気じみているママ

そんなママと暮らし続ける娘は、ママは現実から逃げているだけなんじゃないだろうかと思いながらも、ママと娘の暮らしを淡々と続けています


江國さんの描く言葉が美しく、ちょっとホラー的!と怖くなってきますが。
リアルではありえないと思いながらも、忘れられない人が心に残っている人には「ズキ」と心に突き刺さる物語です

あらすじ(Amazonより)

あたしは現実を生きたいの。ママは現実を生きてない。
消えたパパを待って、あたしとママはずっと旅がらす……。恋愛の静かな狂気に囚われた母と、その傍らで成長していく娘の遥かな物語。
昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子”。必ず戻るといって消えたパパを待ってママとあたしは引越しを繰り返す。“私はあのひとのいない場所にはなじむわけにいかないの”“神様のボートにのってしまったから”――恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、その傍らで成長していく娘草子の遥かな旅の物語。

『うちの子が結婚しないので』*文庫本あり

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【著者】垣谷 美雨 (著)
【出版社】新潮社
【文庫出版年】2019年

  • 母と子の関係
    【母】千賀子57歳 娘の結婚が気になりだした
    【子】年ごろの娘友美28歳 
  • 長編小説
  • 家族が一つになって婚活に挑む、面白い物語

面白い!
「親婚活」って母子(父も)一丸になって戦う、スポーツみたいだった(笑)

作戦をたてて、相手の心理を読んだり、自分をウソのない程度に飾り立てたり、さらには結婚後のことまで考える 
母と娘そして父もふくめて家族がひとつのチームになっていた


「親婚活」は母と子の信頼関係なしには、ぜったいにできない

あらすじ(Amazonより)

老後の準備を考え始めた千賀子は、ふと一人娘の将来が心配になる。 28歳独身、彼氏の気配なし。自分たち親の死後、娘こそ孤独な老後を送るんじゃ……? 不安を抱えた千賀子は、親同士が子供の代わりに見合いをする「親婚活」を知り参加することに。しかし嫁を家政婦扱いする年配の親、家の格の差で見下すセレブ親など、現実は厳しい。果たして娘の良縁は見つかるか。親婚活サバイバル小説!

『ぼくは勉強ができない』*文庫本あり

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【著者】山田 詠美 (著)
【出版社】新潮社
【文庫出版年】1996年

  • 母と子の関係
    【母】シングルマザー 出版社に勤める
    【子】ひとり息子 高校生の秀美君
  • 連作短編小説
  • 普通が基準じゃないユニークな考え方で子育てをする、ステキなママに注目です

とにかくカッコいい!私の憧れる女性が時田秀美君のママです

自分がカッコイイと思う男の人に息子を育てるって考え方もステキ
秀美君の女友達も、学校の先生も秀美ママのファンになるの、わかります!

世間的にはぶっ飛んだ価値観をもっているのかもしれないけれど、自分が大切にしている価値観や考え方を子どもに伝えるのって大事だと思っているママ。

子どもと理解し合うには、まず子どもに「母親っていう人間、自分」をわかってもらわなくちゃいけないんだな 

あらすじ(Amazonより)

でも、おまえ、女にもてないだろ。
勉強よりも、もっと素敵で大切なことがあると思うんだ。退屈な大人になんてなりたくない。17 歳の秀美くんが元気潑剌な高校生小説。
ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ――。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪い。この窮屈さはいったい何なんだ! 凛々しくてクールな秀美くんが時には悩みつつ活躍する高校生小説。

今回紹介した本リスト

「母と子ども」の物語、おすすめ本を紹介しました。

お気に入りの本を見つけて、いろんな母たちのもつ大きな愛を感じてくださいね。

あなたの好みの本を選んで読んでみてね。

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