「中学入試や高校入試で出題される本なんて難しい本だ」と思っていませんか?
いえいえ、じつは入試で出題された本のなかでも、映像化・映画化されるくらいおもしろい本がたくさんあるんです。
間違いなくおもしろい!
中学・高校入試の出題本から厳選した、映像化・映画化されている本を紹介します。
映画になるので長編小説が多いのですが、「もっと読みたい!」と思うほどの魅力的なストーリー展開が楽しめるので、長編初心者にもおすすめです。
映画も合わせてみると何倍も楽しめます。
映画にはお気に入りの俳優さんが出ているかもしれません!!
中学入試・高校入試で出題された本のなかから選んでいます。なぜなら……。
中学・高校受験出題本はとにかくおもしい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。
『線は、僕を描く』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】砥上裕將
【出版社】講談社
●主人公
2年前に突然の交通事故で両親を亡くしてから生きる気力を失っている大学1年生の霜介(そうすけ)
●あらすじ
水墨画ってみたことありますか?
「あ~、あの白と黒で書かれた絵だよね」と答えた人にぜひ読んでほしい本です。
偶然のめぐりあわせで水墨画の巨匠篠田湖山の内弟子になってしまう霜介は、まったく未経験の水墨画の世界を知ることで、どんどん生きる気力を取り戻していきます。
白と黒の水墨画から感じられる生命力がスゴイ!
水墨画の魅力があふれる、ひとりの大学生の蘇生・成長物語です。
●その他情報
続編あり『一線の湖』
おすすめポイント
水墨画、芸術の世界の美しさと醜さあり!ひきこまれます。
2020年度、山梨県の公立高校入試で出題された
2022年度、中央大学付属中学校の中学入試で出題された
2020年度、江戸川取手中学と三輪田学園中学の中学入試で出題された
『線は、僕を描く』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2022年映画化
主演:横浜流星
『本心』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】平野啓一郎
【出版社】文芸春秋社
●主人公
突然母を亡くした29歳の朔也
●あらすじ
2040年の日本が舞台となった近未来小説です。
母を亡くした朔也は、最新の技術VF(バーチャルフィギュア)とAI(人工頭脳)を使い、母親を再生し、「自由死」(「自由死」という死の自己決定が合法化されている)を望んでいた母の本心を探ろうとします。
死んだお母さんのロボットを作ろうとするのです!
AIに母の情報を学習させるため、生前の母とかかわりのあった人たちと会った朔也はまったく知らなかった母の姿を知るのです。
おすすめポイント
最先端の技術をもって人の心は読み取れるのか?人間の心に迫った話題作です。
2022年度、渋谷幕張中学校の中学入試で出題された
『本心』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2024年11月映画化
主演:池松壮亮
『銀河鉄道の父』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】門井慶喜
【出版社】講談社
●主人公
作家、宮沢賢治の父
●あらすじ
父親、政次郎の目線で語られる宮沢賢治の物語です。
教科書で習う宮沢賢治の詩や小説からは想像のつかない「ダメ男賢治」にビックリ!
でもダメンズだった賢治は、大切な家族を失ったことで賢治は変わっていくのです。
お互いを想いあう家族のやさしさや、愛しさがたっぷりつまった家族物語でもあります
おすすめポイント
宮沢賢治の意外な一面がみられます。
2020年度、開成高校入試の高校入試で出題された
『銀河鉄道の父』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2023年映画化
共演:役所広司、菅田将暉
『蜜蜂と遠雷』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】恩田陸
【出版社】幻冬舎
●主人公
自宅に楽器を持たない不思議な少年、風間塵16歳
天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳
楽器店勤務のサラリーマン、高島明石28歳
完璧な技術と音楽性をもつ、優勝候補マサル19歳
●あらすじ
国際ピアノコンクールを舞台にした4人の出場者を軸に描かれる青春小説です。
本の中から、それぞれの個性が奏でる音が聞こえてくるほどの臨場感をたっぷり味わえる、極上の音楽小説でもありました。
上下巻になっている長編小説ですが、飽きることなく読めます。
●その他情報
続編の『祝祭と予感』(連作短編集)あり
おすすめポイント
ライバルでもありながらも、音楽を愛する同志4人の個性がぶつかり合う!音楽好きさんにおすすめの本です。
2021年度、都市大学付属中学校の中学入試で出題された
2020年度、茗渓学園中学校入試の中学入試で出題された
『蜜蜂と遠雷』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2019年映画化
共演:松岡茉優、松坂桃李、、森崎ウィン、鈴鹿央士
『くちびるに歌を』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】中田永一
【出版社】小学館
●主人公
中学3年生、自閉症の兄をもつひとりぼっち男子桑原サトル
同級生の女子、父は家を出ていき母を亡くしたため祖父母と暮らす仲村ナズナ
●あらすじ
五島列島の小さな中学校の合唱部が舞台
男子と女子のいざこざや、家族の悩み、好きな人への疑い、将来への不安と楽しみなど
どうにもならない悩みを抱えた中学生たちが、いざこざを繰り返しや喧嘩をしながらも、お互いを知り、心をひとつにして合唱に取り組む
彼らの青春物語です。
●その他情報
アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフに生まれた小説
おすすめポイント
感動できておもしろい。
合唱部の仲間になった気分になれます。
ふだん読書をしない人や、読書が苦手の人が長編小説に挑戦する本として、ぜひおすすめです。
『くちびるに歌を』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2015年映画化
主演:新垣結衣
2023年度、佐久長聖中学校の中学入試で出題された
2022年度、千葉日本大学第一中学校の中学入試で出題された
『夏美のホタル』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】森沢明夫
【出版社】KADOKAWA
●主人公
写真家を目指す大学生の慎吾と、慎吾の恋人で幼稚園教諭の夏美
●あらすじ
慎吾と夏美が山里で過ごしたひと夏の思い出とは?
美しい田舎の夏の風景と、人の愛情がたっぷりつまった、心あたたまるヒューマン小説です。
できれば夏休みに読みたいです。
おすすめポイント
人と人との関り合いに、涙があふれる物語です。
2024年度、秋田県の公立高校入試で出題された
『夏美のホタル』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2016年映画化
主演:有村架純、工藤阿須加
『陽だまりの彼女』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】越谷オサム
【出版社】新潮社
●主人公
会社員の浩介
●あらすじ
中学時代「変わった女子」だった真緒が、大人になったら「モテ女子」に大変身していた!
中学時代から真緒に淡い恋心を抱いていた浩介は、真緒とつき合い始めるのだが、どうも妙なことが次々と起こるのです。
なぜなら、実は真緒には秘密があったのです!
浩介と真緒の幸せな日々は続くのでしょうか?
そして、真緒の秘密とは?
ふたりが互いを想い合う愛おしい気持ちにホロリ、キュンとする、不思議な恋愛物語です。
おすすめポイント
恋愛小説が読みたいときにおすすめの一冊です。
2023年度、帝京大学中学校の中学入試で出題された
『陽だまりの彼女』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2013年映画化
主演:松本潤、上野樹里
『キネマの神様』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】原田マハ
【出版社】文藝春秋社
●主人公
娘、突然会社を辞め無職、39歳独身の歩(あゆみ)
父、趣味は映画とギャンブル、多額の借金もち
●あらすじ
最悪の関係が続いている父と娘。
そんな父と娘に“映画の神様”が現れる!?
不器用な父と娘の親子のダブル再生物語です。
娘と父、いや、親と子どもって、案外お互い知らないことが多いと思いませんか?
表には出しずらい父と娘のもつ「愛」に、ほんわかした気持ちになったり、ぐっと心をつかまれたり、ホロリと泣いてしまいます。
おすすめポイント
子どもの親への愛、親の子どもへの愛、「愛」にあふれた物語です。
2022年度、茗渓学園中学校の中学入試で出題された
『キネマの神様』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2021年映画化
主演:沢田研二・菅田将暉
*映画のストーリーは、本の内容とだいぶ異なります。
『植物図鑑』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】有川浩
【出版社】幻冬舎
●主人公
会社員のさつき
●あらすじ
夜に思わず拾ってしまった?イケメンと始まる同居生活とは?
謎のイケメン「イツキ」は、家事万能の植物オタクでした!
風変わりな彼の行動にも、幸せを感じるようになっていく、さつき。
名前しか知らない謎の男性との関係は、続いていくのでしょうか?
そしてイツキはいったい何者なんでしょうか?
おどろきの出会いから始まる、イケメン&植物オタクとの恋愛物語です。
おすすめポイント
こんなステキな展開ある!?と、しょっぱなからツッコミたくなりますが(笑)。
いきいきと育つ植物の「生きる力」、さらに植物を通じて感じる人の優しさに癒されます。
2021年度、栃木県・鹿児島県の公立高校の高校入試で出題された
『植物図鑑』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2016年映画化
主演:岩田剛典、高畑充希
『バッテリー』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【あさのあつこ
【出版社】KADOKAWA
●主人公
原田巧
中学入学を目前、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた
だれしもが認める天才ピッチャー
●あらすじ
自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧は、同級生のピッチャーの豪とバッテリーを組むのだが……。
才能があって、努力をいとわない彼は、豪や周りの仲間と協調するのが難しい。
互いに影響しあいながらバッテリーとして、人間的にも成長をしていく少年の青春物語です。
●その他情報
シリーズ化(1~6巻)している
スピンオフ作品『ラストイニング』あり
おすすめポイント
シリーズ累計発行部数は1000万部を突破しているロングセラー、大人気の小説です。
『バッテリー』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2007年映画化
主演:林遣都
2020度、東京都市大学等々力中学校の入試で出題された
シリーズ3巻目『バッテリーⅢ』から出題された
小中学生でも読みやすいタイプの本もあります☟
『西の魔女が死んだ』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】梨木香歩
【出版社】新潮社
●主人公
中学生、まい
●あらすじ
学校に行けなくなり、外国人の祖母と暮らすことになった少女の成長物語。
祖母との暮らしが、まいの生活や生き方に潤いを与えるようになります。
今回紹介している本のなかでは、短めで一番読みやすい本です。
おすすめポイント
毎日をていねいに生きたくなる素敵な物語です。
2022年度、明治学院大学中学校の中学入試で出題された
『西の魔女が死んだ』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2008年映画化
主演:高橋真悠
『しゃべれどもしゃべれども』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】佐藤多佳子
【出版社】新潮社
●主人公
噺家(落語家)としてはまだまだ新米の今昔亭三つ葉、26歳
●あらすじ
新米の噺家(落語家)三つ葉が開く「話し方教室」にやってきたのは?
話すことに悩みを抱える、性別も年齢も違う生徒4人に落語を教えながら、生徒とともに成長していく噺家とお弟子さんたちの成長物語です。
コーチや、女優といった人前で話す人たちの悩みって?
小学生が悩んでいる、しゃべり方って?
魅力的な話し方ってあるのかな?
気になったら、三つ葉の「話し方教室」をのぞいてみてください。
おすすめポイント
馴染みのない「噺家」さんの世界もおもしろいです。
2021年度、大妻嵐山中学校の中学入試で出題された
『しゃべれどもしゃべれども』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2007年映画化
主演:国分太一
『天地明察』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【【著者】冲方丁
【出版社】KADOKAWA
●主人公
青年、安井算哲
●あらすじ
江戸4代将軍家綱の時代、日本独自の暦を作る大事業に取り組む!
ひとりの男の、生涯をかけたお仕事物語。
失敗しても諦めずに、コツコツと目の前のことに取り組んだ先に見えるものがある。
懸命に打ち込んだときに助けてくれる仲間がいる。
たくさんの個性豊かで優秀な人たちと交流し、学びながら成長していく青春物語でもあります。
●その他情報
小説のモデルとなっているのは、江戸時代前期の天文暦学者、安井算哲(後の渋川春海しぶかわ はるみ / しぶかわ しゅんかい)
おすすめポイント
ひとつのことを追い続ける男のロマンがつまった物語です。
2021年度、神奈川県の公立高校の高校入試で出題された
『天地明察』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2012年映画化
主演:岡田准一、宮崎あおい
『羊と鋼の森』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】宮下奈都
【出版社】文藝春秋社
●主人公
調律師見習い、外村直樹
●あらすじ
高校生のときに、偶然ピアノの調律と出会い、運命に導かれるように調律師を目指し、調律師として働き始めた外村くん。
とにかくビックリするぐらい自分に自信のない男、外村くん。
はじめは太宰治も顔負けの自己卑下度でしたが、そんな彼もいい仕事仲間に恵まれ成長していきます。
成長&青春&お仕事物語です。
おすすめポイント
ちょっとイラっとするくらい負のオーラたっぷりの外村君の仕事仲間が、みんないい人で優しくてよかったです。
2023年度、東京都市大学付属中学校の中学入試で出題された
『羊と鋼の森』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2018年映画化
主演:山﨑賢人
『旅猫レポート』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】有川浩
【出版社】講談社
●主人公
人語を理解できる猫のナナ(雄猫)
ナナの飼い主、宮脇悟(サトル)
●あらすじ
野良猫のナナを飼い始めて五年。
サトルにはナナを手離さなくてはならない事情ができてしまいます。
『僕の猫をもらってくれませんか?』
サトルはナナをつれて、飼い主を探す”最後の旅”に出ます。
サトルが抱える秘密とはなんでしょうか?
●その他情報
続編として『旅猫リポート』の外伝2編を含む『みとりねこ』がある
『みとりねこ』にある短編「ハチジカン」も入試で出題されている
おすすめポイント
人間と猫の垣根を超える!
サトルとナナのお互いへの愛がたっぷりつまった、せつなくて、やさしい、感動の物語です。
2017年度、頌栄女子学院中学校の入試で出題された
2018年度、報徳学園高等学校の入試で出題された
『旅猫レポート』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2018年映画化
主演:福士蒼汰
『風が強く吹いている』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】三浦しをん
【出版社】新潮社
●主人公
大学生10人
ほぼマラソン素人だが箱根駅伝に挑戦する
●あらすじ
たすきがつなぐドラマが始まる!
個性豊かな10人が、お正月の風物詩”箱根駅伝”に無謀にも?挑戦する物語です。
彼らと一緒にハラハラドキドキしたり、笑ったり、悩んだり、苦しんだりした後に何が見えるのだろうか?
駅伝物語のロングセラー本です。
タスキをつなぐメンバーそれぞれのバックラウンドが丁寧に書かれていて、まるで自分も駅伝部員になったような気持ちになれます。
おすすめポイント
走る側の興奮、熱中、見える風景、もちろん苦しさをも、疑似ながら体験できます。
そして、物語に没頭してしまうほどの、本を読む面白さを味わえます。
2018年度、頌栄女子学院中学校の中学入試で出題された
『風が強く吹いている』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2009年映画化
主演:小出恵介、林遣都
『阪急電車』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】有川浩
【出版社】幻冬舎
●主人公
電車に乗り合わせたひとたち
●あらすじ
電車に乗ったときに「あれ?あの人どこかで会ったことあるかも?」と思ったことありませんか?
もしかしたらその人はあなたの人生を変えてくれる人かもしれません!
ローカル電車、阪急電車で偶然に乗り合わせた人たちの小さな奇跡の物語。
電車で会った人たちの人生が、少しずつ関り合っていくなんて、なんだか素敵な予感がしませんか?
おすすめポイント
人と人とのつながりに、ほっこり心温まります。憧れの?電車での恋の予感もあり!
2020年度、神奈川大学付属中学校の中学入試で出題された
『阪急電車』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
2011年映画化
主演:中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子
『ぼくは勉強ができない』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】山田詠美
【出版社】新潮社・文藝春秋社
●主人公
高校生の時田秀美
●あらすじ
連作短編集
電秀美君は、でも、悩める高校生。
ふつうの高校生のように、勉強のこと、友達のことで悩んでいるわけじゃありません。
人や社会にはこびる価値観や偏見、そして「当たり前」という物差しで物事を押し付けられる学校生活を重苦しく感じ悩んでいるのです。
母親、祖父、サッカー部の先生、恋人、数人の友達といった秀美くんの理解者たちと、まったく秀美君を理解できない多くの先生や級友たちと、悩める秀美君との日々が物語になっています。
●その他情報
もともとは新潮社で出版しているが、2015年に出版された文春文庫版には書き下ろしの続編「四半世紀後の秀美くん」が掲載されている
おすすめポイント
秀美君はモテます!
高校生なのに、バーテンダーの年上女性と付き合っているのですから、なかなかのものです。
2024年度、東海大学付属高輪台高等学校中等部の中学入試で出題された
2023年度、明治学院大学中学校の中学入試で出題された
➡出題されたのは秀美君の小学校時代の短編「眠れる分度器」
『ぼくは勉強ができない』映画化情報
●画像をクリックするとアマゾンへ
1996年映画化
主演:鳥羽潤
2025年映画化予定『おいしくて泣くとき』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】森沢明夫
【出版社】角川春樹事務所
●主人公
中学3年生、心也
●あらすじ
心也の父親は、子どもたちに無料で「こども飯」を提供する『大衆食堂かざま』のオーナー。
心也は、父親の食堂にご飯を食べにくる幼馴染の夕花が気になっています。
「こども飯」にやってくる子どもたちは、家族内の貧困や暴力など、子どもにはどうにもならない現実を知りながらも、懸命にもがいています。
夕花も家族に問題を抱えている女の子なのです。
「夕花を助けたい」というやさしい気持ちと、でも実際には子どもにはどうにもならない、むなしい気持ちのぶつかり合い。
中学生には、自分ではどうにもならないことがたくさんある。
それでも、好きな人のために、何かできることはあるのではと必死にもがく中学生の青春&恋の物語。
おすすめポイント
心也と夕花の切ない恋に号泣しちゃいました。
物語後半には、驚きの物語展開が待っています!
2022年度、開成中学校の中学入試で出題された
『おいしくて泣くとき』映画化情報
☝著者森沢明夫さんのインスタグラムより
2025年映画化予定
2025年4月公開予定
主演:なにわ男子の長尾謙杜
2025年映画化予定『この夏の星を見る』
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】辻村深月
【出版社】KADOKAWA
●主人公
コロナ禍にいる天文部の中学・高校生
●あらすじ
連作短編小説
コロナ禍で、思い通り、例年通りにいかない生活に葛藤する中学生・高校生。
彼らがパソコンを通して交流し、全国の「天文部」の仲間たちと星・宇宙を通じて友情を築いていく物語です。
人生は自分の思い通りに、計画通りに歩むことは難しいのですが、そんな人生をいかに楽しむのか……。
今、自分たちのできることを懸命に、前向きに楽しむ中高校生の青春物語です。
前評判通りに、2024年の中学・高校受験で多く出題されました。
おすすめポイント
中学・高校生の必読本といっても過言ではありません!
2024年度、群馬県、埼玉県、東京都、愛知県、広島県の公立高校入試で出題された
2024年度、多数の中学入試で出題された
『この夏の星を見る』映画化情報
辻村深月が描く青春感動作「この夏の星を見る」映画化決定! 2025年公開予定!#この夏の星を見る#この星#辻村深月#映画化決定 pic.twitter.com/0Ep4s4JHh0
— 映画「この夏の星を見る」 スタッフ【公式】 (@konohoshi_movie) September 4, 2024
2025年映画化予定
【入試出題本】中学生・高校生におすすめ本17冊 映像化・映画化された小説本リスト
中学・高校入試の出題本から厳選した映像化・映画化されている本は、人気俳優さんが出演されていてビックリでした。
本を読むのが楽しみになります。
読んだ後は、友だちにも教えたくなっちゃいます。
気になる本があったら、どんどん読んでみてね。
水墨画の物語
近未来SF物語
父からみた宮沢賢治物語
ピアノコンクール物語
合唱コンクール物語
田舎でのひと夏の物語
不思議な彼女の物語
不器用な娘と父親の物語
植物オタクとの恋愛物語
野球少年の物語
祖母による魔女レッスン物語
噺家の「話し方教室」物語
天文に生涯をかけた男の仕事物語
ピアノ調律師の物語
猫と青年の旅物語
箱根駅伝物語
電車物語
悩めるモテモテ男子高校生の物語
中学生にはどうにもならない切ない恋物語
中高校生の天文部物語
コメント