卒業する小学生、中学生、高校生に贈りたい素敵な本を紹介します。
選んだ20冊は、中学入試、高校入試で出題された本です。
心に残る、新しい社会のなかで心にとめておいてほしいことを「本」に託してみませんか?
このブログでは、中学入試・高校入試で出題された本のなかから選んでいます。なぜなら……。

中学・高校受験出題本はとにかくおもしろい!
国語の専門家である国語の先生たちが選んだ本はどれも失敗なし!なのです。
- 『金の角持つ子どもたち』
- 『くちびるに歌を』
- 『成瀬は天下を取りにいく』
- 『西の魔女が死んだ』
- 『雲を紡ぐ』
- 『戸村飯店 青春100連発』
- 『ななみの海』
- 『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』
- 『自分をたいせつにする本』
- 『なぜ学ぶのか』
- 『逆ソクラテス』
- 『“正しい”を疑え!』
- 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
- 『自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』
- 『友だち幻想』
- 『ある晴れた夏の朝』
- 『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』
- 『ぼくは勉強ができない』
- 『犬がいた季節』
- 『5年3組リョウタ組 』
- 『宙わたる教室』
- 卒業する小・中・高校生に贈りたいおすすめ本リスト
『金の角持つ子どもたち』

この本「読む!」ポイント
●生き方
恵まれた生き方をしている人にこそ読んで考えてほしい、これからの生き方
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【著者】藤岡陽⼦
【出版社】集英社
●あらすじ
3つの連作短編集
中学受験を目指す小学6年生の男の子が軸になる3つの物語。
受験に挑むがんばりやさんの物語?と思いきや……。
号泣まちがいなしの感動作です。
恵まれない人生、つまづいてしまった生き方をしている人への「愛」がつまっています。

おすすめポイント
「社会的弱者へ「愛」を向けられるようになってほしい」と伝えたい人に贈りたい本です。
2023年度、広尾学園中学校の中学入試で出題された
『くちびるに歌を』

この本「読む!」ポイント
●生き方
辛い時に思い出して!
あなたが生まれてきたのは「自分の人生」を歩むためだと
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【著者】中田永一
【出版社】小学館
●あらすじ
家族の悩み子どもにはどうにもならない家族の悩み、中学生らしい将来への不安と楽しみを抱えた中学生たちが、心をひとつにして合唱に取り組む青春物語。
だれもが必死に「今」を生きています。
号泣まちがいなしの本です。
●その他情報
アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフに生まれた小説

おすすめポイント
「今」悩んでいること、辛いことがきっとあなたを強くしてくれます。
「大人になったときに、辛さを乗り越えたことが励み・勇気になるよ」と伝えたい人に贈りたい本です。
2022年度、千葉日本大学第一中学校の中学入試で出題された
☟映画化されています。
『成瀬は天下を取りにいく』

この本「読む!」ポイント
●生き方
人と違った生き方だって、信念ある生き方ってカッコいい
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【著者】宮島未奈
【出版社】新潮社
●あらすじ
連作短編集
滋賀県大津市の女子高校生、成瀬あかりが、世間の当たり前や人の目は気にしない、自分で決めたことに全力で取り組む!
我が道をまっすぐに突き進む、女子高校生の青春物語。
あまりにも真っすぐすぎて笑えるシーンもあり、読書初心者におすすめです。
●その他情報
続編『成瀬は信じた道をいく』あり
続編でも成瀬パワーは全開です!

おすすめポイント
「自分の信じた道を歩くってカッコいいよ」と伝えたい人に贈りたい本です。
2024年度、栄東中学校、豊島岡女子学園中学校、中央大学付属横浜中学校の入試で出題された
『西の魔女が死んだ』

この本「読む!」ポイント
●生き方
毎日をていねいに、誠実に生きてみよう
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【著者】梨木香歩
【出版社】新潮社
●あらすじ
学校に行けなくなり、外国人の祖母と暮らすことになった少女の成長物語。
祖母との暮らしが、まいの生活や生き方に潤いを与えるようになります。
祖母が孫に伝えたかったことってなんだろう?

おすすめポイント
「善悪だけでなく、自分に対して、他人に対して誠実に生きてほしい」と伝えたい人に贈りたい本です。
2022年度、明治学院大学中学校の中学入試で出題された
『雲を紡ぐ』

この本「読む!」ポイント
●生き方
自分に正直になってみて
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【著者】伊吹有喜
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
いじめが原因で学校に行けなくなった高校生の美緒の家出先は……。
ほとんど会ったことのない!祖父の家(盛岡市)だった!
美緒の家出をきっかけに、三代にわたる親子の確執がじょじょに明らかになっていきます。
美緒はこれからどう生きていくのか?
切れかけている家族はどうなるのか?

おすすめポイント
「どんなときでも「本当の自分」「自分の気持ち」を大切にして生きる楽しさを忘れないで!」
そして「大切な人には、気持ちをきちんと言葉をぶつけて!」と伝えたい人に贈りたい本です。
2021年度、横浜雙葉中学校の入試で出題された
2021年度、東京都の公立高校の高校入試で出題された
『戸村飯店 青春100連発』

この本「読む!」ポイント
●生き方
本当の自分の姿を、今の自分は知らないかも……。
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【著者】瀬尾まいこ
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人息子ヘイスケとコウスケ。
見た目も性格も、笑いのツボも、将来の夢も正反対の兄弟は、どうも気が合わないのだが……。
兄弟の不器用な生き方にやさしさ、笑いが満ちた家族、青春小説です。

おすすめポイント
自分の「良さ」や「強み」には、意外な面があるかもしれない。
「自分はこうだから、ああだからと決めつけないで!」と伝えたい人に贈りたい本です。
2024年度、森村学園中等部の中学入試で出題された
『ななみの海』

この本「読む!」ポイント
●生き方
自分の運命を決してあきらめないで!
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【著者】朝比奈あすか
【出版社】双葉社
●あらすじ
児童養護施設で暮らす、高校生のななみちゃんの成長青春物語。
現実の厳しさのなかでも、自分らしく生きることを決して忘れない!
ななみちゃんは決して下をむかず、後ろを振り向かず、前へ前へと進んでいくのです。

おすすめポイント
「運命は自分で変えていける!」と伝えたい人に贈りたい本です。
2023年度、桐光学園中学校の中学入試で出題された
『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』

この本「読む!」ポイント
●生き方
「毎日同じ繰り返し」と思っていない?
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【著者】森下典子
【出版社】新潮社
●あらすじ
敷居が高いと思われている、「茶道」の世界をのぞいてみませんか?
著者の森下さんが23年間も習い続けた茶道。
人生の楽しい時も辛い時も、晴れの日も雨の日も日常にあった「お茶」から気づいた「生きる幸せ」を教えてくれる本です。
茶道の魅力、そして「今を生きている」感覚を味わえるエッセイ本です。

おすすめポイント
「今を生きる幸せを感じてほしい」と伝えたい人に贈りたい本です。
2016年度、雙葉中学校の中学入試で出題された
映画化されています
『自分をたいせつにする本』

この本「読む!」ポイント
●生き方
「自分なんて」が口癖になっていない?
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【著者】服部みれい
【出版社】筑摩書房(ちくまプリマー)
●あらすじ
自分をいたわれるのは自分しかいない。
当り前のことだけど、でもどうやって?教えてもらったことありますか?
大丈夫!、この本が「自分を大切」にする具体的な方法を伝授してくれます。
からだを温める。深く呼吸する。自分と打ち合わせをする。自分の年表を作る。などなど。
大人になっても使える、自分の気持ちと相談しながら、体や心をケアしていく方法を身につけられます!

おすすめポイント
「”自分をケア”する方法を若いうちから知ってほしい」と伝えたい人に贈りたい本です。
2023年度、芝浦工業大学付属中学校の中学入試で出題された
『なぜ学ぶのか』

この本「読む!」ポイント
●生き方
あなたの未来が無限に広がります!
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【著者】出口治明
【出版社】小学館(小学館Youth Books)
●あらすじ
「どうして勉強しなくちゃなの?」とだれもが思ったことある疑問。
その答えを知りたいなら、読んでみて!

おすすめポイント
「勉強が嫌い」が口ぐせの人に贈りたい本です。
2024年度、長崎県、大分県の公立高校入試で出題された
2024年度、桐朋女子中学校の中学入試で出題された
『逆ソクラテス』

この本「読む!」ポイント
●考え方
常識をぶち破れ!
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【著者】伊坂幸太郎
【出版社】集英社
●あらすじ
5つの短編集
短編タイトルすべてに「逆」「~ではない」「非」「アン~」といった言葉が入っている、常識をぶっ壊す物語集。
小学生が投げかけた「疑問」を、あなたはどう思うだろうか?

おすすめポイント
「これが普通」「当たり前」に縛られている人に贈りたい本です。
2022年度、佐賀県の公立高校の中学入試で出題された
2023年度、吉祥女子中学校の中学入試で出題された
『“正しい”を疑え!』

この本「読む!」ポイント
●考え方
「あなたの考え方」のよりどころは何?
●画像をクリックするとアマゾンへ
【著者】真山仁
【出版社】岩波書店(岩波ジュニア新書)
●あらすじ
「自分はぜったいに正しい」
「自分は間違っているのかも」
SNSをみるたびに不安と不信に陥っていませんか?
何を信じ、何をよりどころにすればよいのか?
自分を信じて、自分らしく生きるためのヒントを教えてほしいと思いませんか?
交渉の考え方や、推理力を高める方法など実際の生活に役立つことが書かれています。
「心のよりどころ」がほしい人におすすめの本です。

おすすめポイント
大人になっても役立つ!「心のよりどころ」になってくれる本を贈りたい人におすすめです。
2024年度、青山学院中等部、鷗友学園女子中学校など多数の中学入試で出題された
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

この本「読む!」ポイント
●考え方
海外で暮らすってどんな感じ?
日本とは違うの?!
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【著者】ブレイディみかこ
【出版社】新潮社
●あらすじ
著者のみかこさんが、息子さん(13歳)を通してイギリスのリアルな姿を書き出したエッセイ本。
多様な人種が暮らすイギリスでも、日本人の母みかこさん、東洋人顔の息子さんが常に感じる「自分がマイノリティ」とは?
そして息子さんの思春期ならではの友達との関係や、勉強のこと、親子関係についても悩みとは?
海外のリアルな中学生の生活がのぞけます!
●その他情報
続編あり
ちょっと成長した息子さんは、自分のことだけでなく、政治のこと環境のことにも目を向けていきます。

おすすめポイント
「「海外で暮らし」は、インスタやユーチューブでみるキラキラと輝く”つくられた生活”だけじゃないよ」と伝えたい人に贈りたい本です。
2021年度、芝浦工業大学付属中学校の中学入試で出題された
『自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ』

この本「読む!」ポイント
●考え方
「正解」を探すな!
自分なりの「考え」を探そう
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【著者】ちきりん
【出版社】ダイヤモンド社
●あらすじ
人気ブロガーちきりんさんの本です。
学校のテストではいつも「正解」を求められてきましたが、社会のなかで、生きていくなかでは「正解」を導くことが難しい問題がたくさんでてきます。
そんなときにどうしたらいいのか?
さあ、この本で出番です!

おすすめポイント
「「正解」を求める生き方以外を知ってほしい」と伝えたい人に贈りたい本です。。
2023年度、高輪中学校の中学入試で出題された
去年の1月に出した新刊『自分の意見で生きていこう』から、早速ことしの東京の中学受験の入試に文章が出題されました。
7ページにも及ぶ設問なので、配点もかなり高そう。 pic.twitter.com/I2Dljpclb3— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) February 21, 2023
『友だち幻想』

この本「読む!」ポイント
●考え方
友達が多いのが「いいこと」という考え方から、そろそろ脱却しませんか?
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【著者】菅野仁
【出版社】筑摩書房(ちくまプリマー新書)
●あらすじ
「友だち」について書いてある本といえば、この本というぐらいのベストセラー本!
「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ贈りたい本です。
「みんな仲良く」のプレッシャーとは、”さようなら”する方法、人間関係を根本から見直す実用的な方法とは?!
人付き合いのルールを学び、複雑な人間関係の中で必要以上に傷つかず生きられるようになるために必読です。
「みんな仲良く」という幻想から逃れられましょう!

おすすめポイント
「いくつになっても悩みのタネになる「友達」「人間関係」を少しでも楽に考えてほしい」と伝えたい人に贈りたい本です。
2022年度、和洋国府台女子中学校の中学入試で出題された
本が発売されてからコンスタントに、多数の学校入試で出題され続けています
『ある晴れた夏の朝』

この本「読む!」ポイント
●戦争
過去を知って未来へ生かして!
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【著者】小手鞠るい
【出版社】偕成社
●あらすじ
あなたは、原爆投下についてどのようなことを知っていますか?
この本は、時代は1980年代、アメリカの高校生8人が、広島・長崎に落とされた原子爆弾の是非を討論(ディベート)する物語です。
討論参加者は、日系アメリカ人のメイ(主人公)をはじめ、アイルランド系、中国系、ユダヤ系、アフリカ系と、人種やバックグラウンドが違う面々です。
だからこそいろんな意見が飛び交うのです。
原爆の話をきっかけに、真珠湾攻撃、南京大虐殺なども取り上げられ、さらには、人種の問題にも発展していくのです。
アメリカの高校生が出した「答え」は何だったのでしょうか?

おすすめポイント
「世界から見た「あの戦争での日本」「今の日本」を知っておいて」と伝えたい人に贈りたい本です。
2020年度、麗澤中学校の中学入試で出題された
『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』

この本「読む!」ポイント
●戦争
世界では「知らなかった」通用しない戦争のこと
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【著者】椰月美智子
【出版社】双葉社
●主人公
小学6年生の少年
●あらすじ
小学6年生の少年3人と、85歳の田中さんとの交流を描いたさわやかな友情物語といいたいのですが……。
仲をふかめていくうちに知る田中さんの秘密が明らかになっていきます。
戦争を体験した田中さんが、11歳の子どもたちに伝えたいこととは?
戦争について考えるキッカケになる本です。

おすすめポイント
「穏やかな田中さんからは想像できない!田中さんが受けた「戦争体験」を知っておいて」と伝えたい人に贈りたい本です。
2024年度、京華中学校の中学入試で出題された
『ぼくは勉強ができない』

この本「読む!」ポイント
●考え方
モテる男子のカッコいい考え方とは?!
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【著者】山田詠美
【出版社】新潮社・文藝春秋社
●あらすじ
連作短編集
秀美君は、悩める高校生。
でもふつうの高校生のように、勉強のこと、友達のことで悩んでいるわけじゃありません。
人や社会にはこびる価値観や偏見、そして「当たり前」という物差しで物事を押し付けられる学校生活を重苦しく感じ悩んでいるのです。
母親、祖父、サッカー部の先生、恋人、数人の友達といった秀美くんの理解者たちと、まったく秀美君を理解できない多くの先生や級友たちと、悩める秀美君との日々が物語になっています。
*時代が変わり今どきではないシーンもありますがそれでもおすすめしたい一冊です。
●その他情報
もともとは新潮社で出版されていたが、2015年に出版された文春文庫版には書き下ろしの続編「四半世紀後の秀美くん」が掲載された

おすすめポイント
「モテたいか!?なら、もっと悩め悩め!」と伝えたい人に贈りたい本です。
2024年度、東京都市大学等々力中学校の中学入試で出題された
2023年度、明治学院大学中学校の中学入試で出題された
➡出題されたのは秀美君の小学校時代の短編「眠れる分度器」
『犬がいた季節』

この本「読む!」ポイント
●思い出
心のモヤモヤは青春の1ページなんだ!
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【著者】伊吹有喜
【出版社】双葉社
●あらすじ
連作短編集
高校生と犬のコーシローが物語をつむぐ!
18歳の青春
昭和から平成、令和へ時代が変わっても、青春を過ごす高校3年生の青春のきらめきや切なさは変わらない。
いつの時代も彼らの心の中は、現状への不満、将来への不安と期待、モヤモヤする気持ち、何かに熱中する気持ちであふれています。

おすすめポイント
青春時代はいつか思い出になります。
今、人には言えない悩みや、モヤモヤした気持ちを抱えていても「大丈夫だよ」と伝えたい人に贈りたい本です。
2022年度、山脇中学校の中学入試で出題された
『5年3組リョウタ組 』

この本「読む!」ポイント
●思い出
自分を愛してくれた人(先生)を忘れないで!
【著者】石田 衣良 (著)
【出版社】KADOKAWA
●あらすじ
希望の丘小学校5年3組は通称リョウタ組。
担任の中道良太は、外見は茶髪にネックレスと”ちゃらい”若者風だけど、まっすぐで、子どもにも大人にも真剣に向き合う先生。
教室や学校、家庭でおこる、いじめ、DV、パワハラ、少年犯罪にも、とことんぶつかっていきます。
良太先生は、純粋に子どもたちを信じ、子どものピュアな心を愛しているのです!

おすすめポイント
「あなたのことを真剣にに考えてくれる人がきちんといるよ」と伝えたい人に贈りたい本です。
2022年度、関東学院中学校の中学入試で出題された
『宙わたる教室』

この本「読む!」ポイント
●思い出
「学校生活、最悪だった」「いいことがなかったな」と思っていても
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【著者】伊与原新
【出版社】文藝春秋社
●あらすじ
連作短編集
都立高校の定時制に通う人生につまづき、悩める生徒たちが、年齢、性別、人種を超えて「科学」を通して仲間となり、互いを認め合い、自分を見つめなおし成長していく青春物語。
生徒たちはみな、順風満帆な生き方をしてきたわけではありません。
でも人生につまづいたからこそ、他人の弱さや苦しみ辛さを理解できる力をもっているのです。
火星のクレーターを作り出すコテコテの論理的な「科学」物語なのに、人情たっぷりのおもしろい物語です。

おすすめポイント
いつも平坦で、問題がなにもない、望む者は手に入り、成果を認めてもらえる、思い通りの人生を歩める、そんな人生はほぼありえない。
理不尽な人生を歩まなければならないこともあると知ってしまった人に贈りたい本です。
卒業する小・中・高校生に贈りたいおすすめ本リスト
社会的弱者へ「愛」を向けられるようになってほしい物語
だれもが必死に「今」を生きている物語
信念ある生き方ってカッコいいよと伝えたい物語
祖母から孫へ伝えたいこととは?物語
切れてしまった絆は元にもどるのか?!物語
自分を「こう」と決めつけないで!物語
運命は自分で変えていける!物語
「毎日同じ繰り返し」と思ったら読みたいエッセイ
「自分をケア」する方法を教えてくれる本
「どうして勉強しなくちゃなの?」を教えてくれる本
常識をぶち破れ!の物語
何をよりどころにすればよいのか?を教えてくれる本
海外のリアルな中学生を書き出したエッセイ
「正解」とは?を教えてくれる本
友達が多いのが「いいこと」なのか?を教えてくれる本
戦争・原爆投下を考える・知る物語
「知らなかった」では通用しない戦争体験を知る物語
モテる男子のカッコいい考え方物語
心のモヤモヤをふっとばせ!青春の1ページ物語
あなたを愛してくれた人(先生)物語
「学校生活、最悪だった」物語
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